Martini #3
June 02,2014
今週もマティーニからみで、引っ張ります。
曰く、ローカル編 / 僕が贔屓にしているBAR
1: 大阪道頓堀の外れにある、2軒のBAR
道頓堀も、スタコラ上まであがり御堂筋を越えると、ヤヤ寂れた感じのストリートになります。
実際、この辺りはラブホテルが林立していましたし今でも2~3軒は残っています。
僕は、大阪では、こういったちょっと危ない雰囲気のエリアが好きです。(昭和ですかね)
ここに目指すBARが2軒あるんです。それも、同じビルの2FとB1にです。
ですから、通常は、まず階段を登って行き、ジントニックなどロングドリンクを飲み、
それから下に降って、マティーニなどのショートカクテルを飲みます。(完璧にいい気分!)
だって下から上に登るのは、飲んでからは面倒でしょう? やはり上から下が正解かと。
このビルに1時間もいれば、天国気分にGO!
(看板は、下から上になっています、どうでもいいことでしょうが)
BAR 村岡
村岡さんは、大阪の老舗BAR、"吉田BAR" 出身です。
大阪は東京と違い、ホテルBARからのスタートではなく、街のBAR(つまりスタンディング的)が
主流で広まってきました。 "吉田BAR"は、その元祖みたいなものです。
気楽にザワザワ~~ワイワイ~~、肩肘張らず大阪らしい飲み方です。
BAR 村岡も、当然その路線をついでいますから、すぐに隣の人とも打ち解け、ぶっちゃけ話。
そんな素敵なBARです。 村岡さんの人柄に惚れてきている永年のお客さんもいい感じにくたびれています。
BAR WHISKEY
小野寺氏は、大阪バーテンダー協会の重鎮!マイスターバーテンダーです。
店内は、重厚でまさに昭和からそのまま固まったままと言えるでしょうか。
小野寺氏もまさに!そのまま昭和で固まっていらっしゃる感、ありますが、、、
常に糊がしっかりかかった白のワイシャツ、衿もWカフスもバキッと!ボータイもバシッと!
写真は、先日、僕が撮ったものですが、昔は口ひげをビシッとはやし、ちょっと強面な表情で。
(僕が、某演歌歌手に似てるというと、怖い顔で無視無視されました。でも、似ていたなあ~)
また、マティーニを作るときの仕草が憎いのです。歌舞伎の見栄をきるように手元が動く。
レモンピールの絞り方も、ほんま!よろしおまっせ!(こればかりは、一度見ていただかないとネ)
2: スリー マティーニ
このBARは横浜市山下町にあります。山下公園やホテルニューグランドの裏になりますので、
港のにおいが横浜を感じさせます。(古いニューグランドHのBARも日活マイトガイ風でよかったが)
ここは、それほど古い創業でもないとのことですが、店内に入ると50年くらいの古さを感じます。
マスターがデザイン関係の仕事を以前なさっていて、それで内装はこりにこったようです。
ですから、まさに横浜の昭和にトリップしたかのように酔えます。
もっとも、スリーマティーニだからといって、3杯飲む必要はないとの事ですので一安心。
(引用写真)
3: 博多大名 "BAR オスカー"
オーナーバーテンダーの長友修一さんは、#1で紹介しました"TENDER"上田氏の弟子の一人。
(上田氏の弟子は、多くが成功しています。神楽坂"サンルーカス.バー" 新橋清さんもその一人)
"オスカー"は、九州を代表するメンズショップ"ジェントリーコンプレックス"の隣のビルにあります。
(BARとは関係ない話ですが、メンズショップという素敵な響きを伝えたくて、、、ネ!児玉さん)
また大名というたいそうな名前の街ですが、博多のセレクト系が全て集まるオシャレエリア。
勿論、長友さんの作るカクテルは、すべからく上田流!それを越えるべく、自分の道を切り開いています。
しかししかし、歌舞伎役者のごとき面に似合わず本当にマジメな方です。
(歌舞伎役者が真面目でないとは、ちいっともいってませんから~~)
今では、博多を代表するBARになりました。
というわけで、珍しく3回にわけて書きましたマティーニ話!(分けるほどの内容ではナイゾ!ハイ)
都内には勿論、全国に多くの素敵な個性的な危なげなBARがあります。
男を磨くにはもってこいの!シチュエーションとは思いませんか?月山!八甲田山!剱岳!