MILES AHEAD
April 25,2016
MILES AHEAD
伝説的なジャズトランペッター "マイルズ・デイヴィス" の
伝記映画が、NYで封切されました。運よく、僕は初日に見ることが出来ました。
NYでJAZZ映画を見ると、また違う気分が生まれるし、ましてや巨星マイルズですから!
主役マイルズ役でもある監督 "ドン・チードル" は、見事にこれまでの型には嵌らない
伝記映画のスタイルを作り上げました。
マイルズは1979年から5年間休業しましたが、(ケガ、薬物、スランプ、、、)
それ以前の彼の若い時代と休業時を前後にフラッシュバックさせ混ぜながら物語を構成、
マイルズの愛、音楽業界との闘い、作曲や健康、それらの勝利と失敗、
そして音楽活動を再開できるまでの過程に焦点をあてる。
それを、"ユアン・マクレガー" が演じるローリングストーン誌の記者の目と言葉で
物語を進めます。
(それは、先日見た "ディーン" の作りこみと同じ手法か)
一貫して描いているのは、マイルズ音楽の驚異的な衝撃!
"ドン・チードル" は、見事復活した時のマイルズのエネルギッシュな瞬間を上手く演じていました。
80年代のカーリーヘヤー時のマイルズには、よく似ていました。ただ、激動する若い時代には、
やや似ていなかったが、年令考えるとやむ得ないかな?
マイルズは、若い時代は、ハーバードにあるメンズショップ"ANDOVER SHOP" で誂えたとか。
JAZZ IVY なスタイルが、超かっこよかったですが、フィルムでは、そんな香りはでてませんでした。
まあ~、スタイルの映画ではないですからね。
長年すれそった奥さん役の "Frances Taylor" を演じる "Emayatzy Corinealdi" が、チャーミングでした。
いいシーンですね!
バルマンカラーコートのマイルズ!
Emayatzy Corinealdi
"DON CHEADLE" ドン・チードル
僕が見てよかった彼の出演映画は:
"ホテル ルワンダ" ルワンダ虐殺事件があった時のホテルマンの実話を基に映画化。
"再会の街で" ザ・フーの名曲 "Reign over Me" が映画のタイトルになる。
どの映画も主役なのに、前に出しゃばらない落としどころを心得ている。
(全て引用写真です)
MILES AHEAD
JAZZ1000の帯の解説によると:
マイルズとギル・エバンズ、盟友二人が、初めて本格的に繰り広げたコラボレーションアルバムだ!
マイルズは、フリューゲルホーン(トランペットよりも、まろやかな音が出る大型の楽器)に専念。
ギルは、ホルンやクラリネット等も導入した特別編成のオーケストラを率いて幻想的なバックグラウンドを
提供。ジャズにおける叙情とは何か、、、感じ入る