I SAW THE LIGHT / HANK WILLIAMS
June 06,2016
ハンク・ウィリアムス
1940年代カントリー音楽のシンガーソングライター、アラバマ州ジョージアナ出身。
アメリカ人なら誰でも知ってるはずの三波春夫と作曲家吉田正を合わせたような
カントリー音楽の大スター。
その彼の伝記映画、"I saw the Light" が、NYアンジェリーナで封切!見てきました。
47年、MGMレコードと契約しメジャーデビューするが、映画はMGMに認められるまでの奮闘、
そしてその後、子供時代からの古傷である背中の痛みを和らげる為のモルヒネや深酒が
もとで早死にするのですが,映画はその前後の音楽、恋愛、家族と仲間、体の痛み、などを描く。
1953年1月1日、コンサート前に急死、そして1月4日のモンゴメリー公会堂での葬儀。
その際、ロイエイカフが、"I saw the Light" を歌う場面で映画は終る。29才という若さでした。
映画も勿論!同じスーツでした!
僕も名前は知ってはいましたが、ここまでアメリカ人のハートを掴んでいたとは、驚き!
みなさんもたまに口ずさむ歌もあるのではと思える、まさに昭和初期のアメリカ大演歌師。
トム・ヒドルストン
ハンク・ウィリアムス役、なんとイギリス俳優、そして先祖に"サー"の称号を持つ男爵がいるという
名門の出。最近よく"GQ"誌の表紙やファッション特集にでるので、気にはなっていたので、
今更ながら調べてみましたが、僕もいくつか見ていた映画に出演もしていました。
やや地味メな感じなので、その時は印象不足? GQ誌で、おしゃれさんで紹介されています。
"ミッドナイトインパリ"でスコット・フッツジェラルド役、"戦火の馬"で馬を買うニコラズ大尉役、
元来センスがいいのでしょうね、映画ではシャツを腕まくりしてヴィンテージタイを
しめるスタイルが決まっていました。勿論、ウエスタンスタイルのスーツにHATも!
歌もどうやら本人が自分で歌っているとか?
いや~それならすごく上手い!感心するくらい上手い! イギリス人なのに、カントリーを。
このシーン!いいでね。白シャツの腕まくりにビンテージタイ、パナマハット、
南部の男の心意気が伝わります。男のスタイルとはこういうものでしょうか
たまたま見た朝のニュース番組、映画紹介で軽快にダンスを披露してくれました
地味な作りの伝記映画ですが、50年代のカントリーなスタイル、インテリア、エリア、心情、、、
アメリカエンタの原点に触れることができ、僕には楽しめる映画でした。
同じくカントリー歌手役でホアキン・フェニックス本人が歌うジョニー・キャッシュの
伝記映画 "WALK THE LINE" と比較してみるのも面白いですね。
日本公開はあるのかな?ジョニー・キャッシュもありましたから、大丈夫でしょう。
(すべて引用写真です)