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'16 SUMMER STLYE

Written by 慶伊 道彦July 25,2016

今週は、夏のジェントリースタイルを写真で見ていきましょう!

まずは、トップバッターに相応しい "ブルーコーディネイト"
オルタネートストのスーツに合わせやすい、大き目なペイズリータイ。
ドビー地シャツもおしゃれさんですが、ポケットチーフがお揃いのようで?残念!
ちょっと、オシャレを相手に感じさせすぎ?のパターン。

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同じくブルー系の合わせですが、こちらは、ダンガリーシャツで!
やはり大柄なペイズリータイが決め手!派手な柄ですが、意外と便利なタイです。
シックなスポーツマン風スタイルがクールで、Jリーガー監督に着せてみたい。
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こちらは、同じ合わせでも、よりシティ派。
トレンドなグレンチェックシャツがキーワード
ポケットチーフは、白無地もしくは、ネイビー無地でいいかと?

柄がうるさすぎなので?
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ブルーと人気を二分するグレーコーディネイト。
ウィンドウペイン、ロンドンストライプ、小紋タイ、
柄の配置とバランス感が秀逸!あと、ポケットチーフにブルーを差すあたりも。
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こちらは、前者の逆バージョン、シャツにチェックをもってきています。
こうみると、何だかストライプとチェックの組み合わせが旬なのでしょうか。
両者のバランス感を考えれば、素敵な相方!
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(以上、写真はBOGGIのカタログより)

同じグレーでも、赤をポイントに持ってきています。
素敵なネクタイの合わせ方ですが、僕だとポケットチーフは、白無地で。
赤を合わせたのでしょうが、そこを意識していることがバレバレなので
あまり好きな合わせ方ではありません。勿論、色を合わせることが悪いわけでは
ないですよ、ただこの場合は柄が賑やかですからネ。あくまでも僕のセンスです。
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白のコーディネイトですが、嫌味のないのがいいですね。そして上品です。
理由は、ジャガードのメダリオン柄のタイ、そして、ブルーヘムの白チーフ
スッキリとブルーのみとし、わずかにブルーを差しているからでしょうか。
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いくら流行でも白ジャケットは、着こなしがむつかしいです。
この写真のコーディネイトは、そういった意味では良いお手本です。
柄を出さず、スッキリとブルー系で押さえています。
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白ベースのタイも、意外と合わせが難しいのです。
上記同様に、他のアイテムをおさえてプレーンを楽しむ気概で臨むとよい。
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最後は、トレンドといわれるサファリジャケットをタイドアップで。
こういう場合は、シャツは白ではなく、デニムカラーがピッタリです。
タイも色を合わせてベージュのニットタイで、大人な演出をしています。
こんなスタイルで都会を闊歩すれば、両手に花でしょうか。
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いや~このスタイルには参りました。素敵です。
サファリをネイビータイで締めるあたりタダものではありません。
もっとも、意外とこのスタイル難しいのです。上背が175以上あればネ~~
それと、着る場所と時間はどうなるのでしょう?いや~難しい
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(PITTI会場内のディスプレィより)

60'S GOLF STYLE

Written by 慶伊 道彦July 19,2016

145回 THE OPEN GOLF
ステンソンとミケルソンの異次元のデットヒートがゴルフの醍醐味を
これでもかと!見せつけてくれた全英オープンも終わりました。
僕的には、彼らの熱戦と同時にスタイルにも注目!
"グレー" 
暫くは、アスリート達にもグレーが主役では?と感じさせられた大会でした。
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(引用写真です)

さて、これからのサイズ感!ミディアムフィットなスタイルを学ぶなら、
この方とケイリー・グラント。二人の映画を何度もじっくりと見たいですね。
ところで、ショーン・コネリーのゴルフ好きは有名なところです。
なにせ、ゴルフの本場スコットランド出身ですからね。
そこで、今週は、ゴルフウェアにおける、これからのサイズ感について話します。
ある意味、スポーツウェア全般にも共通するとは思いますが、
ゴルフは、GENTRYスポーツです。従って、最もスーツスタイルに準じるかと。
(写真はゴールドフィンガーより~)
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老年になっても、この通りのカッコよさ!
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ショーン・コネリーに衝撃を受けたのは、やはり60年代後半。
丁度、日本では、アメトラ全盛時代ですが、徐々にサイズ感もゆったり目に。
そして、その後ブリティッシュTRADスタイルへと向かいます。

ゴルフの世界では、アーノルドパーマーの人気絶頂期!あとあと、ニクラウスが
彗星のごとく登場するまでは、この方を中心にしてゴルフ界はまわっていました。
この頃のスタイルが、まさに"ミディアムフィット"
現在と比較するとワンサイズ大き目なポロシャツ、そしてタック入りパンツ。
上品優雅なリラックス感が伝わります。

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左の紳士、おデブさんなのは、見ての通りなのですが、パンツのシルエットが
素敵です。今、求められているのは、このようなシルエットです。
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現代ゴルフでは、ウェアには、スポンサー名がいっぱいついています。
それが、一般人のウェアの流行りにまでなっています。いくつかエンブレム付き。
化学繊維の発展で、ピチピチパッチンで派手派手カラフルなポロ、パンツ。
しかししかし、考えてもみてください。一応、自然に手を加えてるとは言え、
他の多くのスポーツとの違いは、広々としたグリーン環境でのプレイ。
街着やストリート系ウェアをここで着てどうするんでっかって感じしません?
皆さん、日頃しないような過度なオシャレを意識しすぎなのではないでしょうか。
丁度、クールビズでカジュアルオシャレをトライするビジネスマンのようにネ。
慣れないことをしても、やけどするだけ、頑張るほどダサい感じを受けるのは、
僕だけではないでしょうね。

そういうプロゴルファーにも数少ないのですが、徐々に "ミディアムフィット" 派が。

ジョーダン・スピース
FEDEXランク1~2位のスターですが、極めてシンプルスタイルが持ち味。
ブルー系を主体にして、白~グレーパンツを履くシーンが多いです。
デザインもプレーンで、60年代のプレーヤーを感じます。
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ブライソン・デシャンボー
まだ新人なのですが、いつも気になるプレイヤーです。
プレイ理論のところは、ここでは置いておきまして、彼のスタイルを!
いつもトレードマークにしているのは、ハンチング帽。
ポロ、パンツも他の選手よりは、ややサイズ感を感じさせてくれます。
リラックスしたシャレ者ゴルファーを目指すなら、この若者でしょうか。
タック入りのパンツを履いてくれると、もっとかっこよくなるでしょう。
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デシャンボーの好んでかぶるハンチング帽、実はこの帽子は、
90年代の全米オープン優勝者 "ペイン・スチュアート" のトレードマークでした。
またペイン・スチュアートは、毎度ニッカーボッカーを履きましたが、難しいスタイル
を嫌味のない上品な着こなしで、多くのファンを魅了していました。
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先日の全米オープンでは、リッキー・ファウラーが魅せてくれました。
ペインスタイルで!タック入りのニッカーボッカーで新しいサイズ感も感じます。
こういったスタイルのプレイヤーが徐々に増えていく時代になってくると思いますよ。mnmt16-0700034.png
(全て引用写真です)
ゆっくりではありますが、サイズ感の変化が始まっています。
まずは、無理なピッタリ物は、タンスにしまい(20年後にまた、やってきますから)
ここは、plainでリラックスな60年代風で、プレーしませんか。

SAME DAY in NEW YORK

Written by 慶伊 道彦July 11,2016

すっかり人気が出てきたこの界隈、ノリータエリア
常宿 "NOLITAN" ホテル周りのウォールペィンティング
沢山の人が、この前でカメラを取り出したり、パフォーマンスを繰り広げる。
インスタグラム投稿が人気あるわけですね。

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とっておきのNYのディナーの日
レストラン "ATERA"
ブルーエントランスの入り口が目印だが、トライベッカ横のオフィスビルなので
それがなければ分りづらい構え。
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ウェイティングバーは地下にあり、レストランフロアとはまるで違うイメージ。
照明をおとし(英国、クラブのBAR風)
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予約時間に、1階のレストランに案内されるが、一転、明るくモダーンな空気感が。
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基本的には、カウンターテーブルでいただくモダンコンチネンタル料理
しかし、僕たちは5名でしたので、小脇のスペースに案内されましたが、
むしろ落ち着いて会話ができ、この日に限っては正解でした。
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国際色豊かなコックさんの集まりなので(チーフシェフはデンマーク人)
モダンな懐石料理スタイルの西洋料理といった分野でしょうか?
最後は、とどめのマジ!抹茶、煎茶が!(本当に、作法しています)
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(以上、引用写真です)

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お店のポリシーか家族的運営が随所に感じられる。パンフには下働きの人もみんな
1ページずつ紹介されていました。(いわく、自分が得意なママさん料理紹介)
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ディナーでいただいた、シャンペンとピノノワール
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何となく日本のおもてなしというかゲストへのサービス精神が溢れていました。
それはそれで結構なのですが、コチトラのようにひねくれやさんには、ちょっと
出すぎかな?と。やはり、向こうでは西洋精神?に溢れた生意気さがほしかったです。
微妙なさじ加減なのでしょうが、あまりゲストのレベルに下がるのも。とはいっても、
勿論、生意気なのとはちょっと違いますが。なんて~客商売は難しいですよね。

KISSA-TEN CULTURE

Written by 慶伊 道彦July 04,2016

1月に喫茶店の話をしましたが、大反響!(嘘です、そんなわきゃないゾっと)
そこで、もう一度。そんな話をしてみたいかなっと。

自分の拙い喫茶文化論など必要ないでしょうから、ちょうどうれしい具合に、日経新聞の
"明日への話題"で、多摩美学長/建畠晢さんのお話なさったものがありましたので
少し長くなりますが、そのまま引用します。

<<一人で行く喫茶店>>
==、当時も今も、私は無類の喫茶店好きであることには変わりはない。日に三回は喫茶店に
通っているし、昔話をすれば、阪神間の夙川に、地上に存在していることが奇跡ともいうべき
美しい喫茶店があって、そこに行くだけのために東京から新幹線で日帰りしていたくらいなのである。
昨年まで住んでいた京都では、大好きな喫茶店のとなりにマンションを借りてしまい、
今も出張の時に備えて部屋を維持したままにしている。
私にとって喫茶店は、あくまでも一人で行く場所である。待ち合わせに使うとか、
仕事の打ち合わせをするなどということは、まったくもって邪道なのだ。
マスターと顔見知りになってしまうのは致し方ないが、軽く会釈するくらいで
注文以外の会話はしない。
コーヒー通には申し訳ないが、味覚音痴でコーヒーの淹れ方にもさして関心はない。
東京では一人で行くのにふさわしい喫茶店をなかなか見つけられずにいたのだが、
つい先日、淡路町を歩いていて大学時代に通った店が健在であることを知ったのは
感動的であった。記憶の中で理想化されていた空間、つまり高い天井、郵便局のような
カウンター、テーブルの数と位置、あまりデザインされていない、すこし大味なガランと
した雰囲気が、そのままのかたちで目の前にあらわれたのである。==
(へんにカットしないほうが良くわかると思い、前後を端折り、そのまま載せました)

勿論、僕にはここまでやる気合はないですが、いくつもうなずきたい箇所がありました。
いや~、説得力のある方ですね、どんなことにでもこだわることは名人の道といえます。
珈琲話をワインに置き換えて、ソムリエぶってるあの方この方にも知らしめたいかと。

NY 喫茶レッジオ
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ここんところ、世界発のチェーン店がコンビニのごとく至る所で出来て、喫茶店も
消えざるをえなくなってしまいました。勿論、お客様の好みの変化や経費アップの
問題があるでしょうから、時代の流れと言ってしまえばそれまでですが、、、
(LP盤ーCD-携帯音楽、それによる音楽の流行りの変化と同じでしょうか)
問題は、そこからです。地域に密着するべく産業?(お店)なわけですから、
店員さんくらいは店の移動はなくして、地域喫茶文化を貫ぬく骨っぽさがネ。
まあ~店長みたいな方は、出世のための階段を上らなければいけないでしょうから、
どうでもいいとして。毎度変わる見習い相手にマニュアル通りの注文は?と聞かれ、
全くいらないお愛想笑いや空虚な褒め言葉は、珈琲の邪魔以外の何物でもなし。
近所には他に行く店がないから致し方なく行って、勘違い店員と目を合わさないで注文。
したがって行く回数も減り、天気と気分がよければ少しだけ遠出で喫茶店まで足をのばす。
これって面倒なんですが致し方ありません。僕の場合、喫茶店は近所が原則なので。
最近良くいく"上島珈琲"表参道店のスタッフが、1年はこのままならうれしいのですが、

ところで、僕はモーニングセットなるものが大好きで京都出張の際は、
(隣にマンションを借りる教授のようなわけにはまいりませんが、、、)
"コーヒーショップ  ヤマモト" で、モーニングセットをいただきます。
珈琲は、いまどき珍しい角砂糖付き。オリジナルブレンドがいい香りをだします。
パンもおいしく、僕はたまに昼時間近くですと、サンドイッチを頼みます。
==嵯峨嵐山本店==
家族でやっていらっしゃるので、どこかに支店があるのでしょうね。

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(引用写真です)

先日、雑誌で紹介されていたCAFEに、お出まし。(ず~っと気になっていたので)
梅雨の合間の朝のすがすがしい空気に連れられて散歩。およそ、15分~
根津美術館裏にある、"buik"  なんてよむんでしょうね~
朝、8時からやってると書いてありましたので。
"モーニングセット" いい響き!
珈琲、ジュース、バタートースト、ヨーグルト、ゆで卵、完璧!
バターといいトーストの焦がし方といい、ゆで卵といい丁度いい感じでした。
それに、朝はすいているのがうれしいです。
店内のつくりは、ちょっと昔の喫茶店とは違いますが、シンプルなテーブルとイス。
ボサノバのミュージックも静かでいいし、なによりゆっくり新聞も広げて読めました。
近所で5分以内にあれば尚よしって感じの素敵なお店でした。
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Blogger

中野 香織

エッセイスト/服飾史家/
明治大学特任教授

吉田 秀夫

”盆栽自転車” 代表

長谷川 裕也

"BOOT BLACK JAPAN" 代表

山本 祐平

”テーラーCAID” 代表

伊知地 伸夫

”FAIRFAX” TRAD部門ディレクター

慶伊 道彦

”FAIRFAX” 代表取締役

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