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KISSA-TEN CULTURE

Written by 慶伊 道彦July 04,2016

1月に喫茶店の話をしましたが、大反響!(嘘です、そんなわきゃないゾっと)
そこで、もう一度。そんな話をしてみたいかなっと。

自分の拙い喫茶文化論など必要ないでしょうから、ちょうどうれしい具合に、日経新聞の
"明日への話題"で、多摩美学長/建畠晢さんのお話なさったものがありましたので
少し長くなりますが、そのまま引用します。

<<一人で行く喫茶店>>
==、当時も今も、私は無類の喫茶店好きであることには変わりはない。日に三回は喫茶店に
通っているし、昔話をすれば、阪神間の夙川に、地上に存在していることが奇跡ともいうべき
美しい喫茶店があって、そこに行くだけのために東京から新幹線で日帰りしていたくらいなのである。
昨年まで住んでいた京都では、大好きな喫茶店のとなりにマンションを借りてしまい、
今も出張の時に備えて部屋を維持したままにしている。
私にとって喫茶店は、あくまでも一人で行く場所である。待ち合わせに使うとか、
仕事の打ち合わせをするなどということは、まったくもって邪道なのだ。
マスターと顔見知りになってしまうのは致し方ないが、軽く会釈するくらいで
注文以外の会話はしない。
コーヒー通には申し訳ないが、味覚音痴でコーヒーの淹れ方にもさして関心はない。
東京では一人で行くのにふさわしい喫茶店をなかなか見つけられずにいたのだが、
つい先日、淡路町を歩いていて大学時代に通った店が健在であることを知ったのは
感動的であった。記憶の中で理想化されていた空間、つまり高い天井、郵便局のような
カウンター、テーブルの数と位置、あまりデザインされていない、すこし大味なガランと
した雰囲気が、そのままのかたちで目の前にあらわれたのである。==
(へんにカットしないほうが良くわかると思い、前後を端折り、そのまま載せました)

勿論、僕にはここまでやる気合はないですが、いくつもうなずきたい箇所がありました。
いや~、説得力のある方ですね、どんなことにでもこだわることは名人の道といえます。
珈琲話をワインに置き換えて、ソムリエぶってるあの方この方にも知らしめたいかと。

NY 喫茶レッジオ
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ここんところ、世界発のチェーン店がコンビニのごとく至る所で出来て、喫茶店も
消えざるをえなくなってしまいました。勿論、お客様の好みの変化や経費アップの
問題があるでしょうから、時代の流れと言ってしまえばそれまでですが、、、
(LP盤ーCD-携帯音楽、それによる音楽の流行りの変化と同じでしょうか)
問題は、そこからです。地域に密着するべく産業?(お店)なわけですから、
店員さんくらいは店の移動はなくして、地域喫茶文化を貫ぬく骨っぽさがネ。
まあ~店長みたいな方は、出世のための階段を上らなければいけないでしょうから、
どうでもいいとして。毎度変わる見習い相手にマニュアル通りの注文は?と聞かれ、
全くいらないお愛想笑いや空虚な褒め言葉は、珈琲の邪魔以外の何物でもなし。
近所には他に行く店がないから致し方なく行って、勘違い店員と目を合わさないで注文。
したがって行く回数も減り、天気と気分がよければ少しだけ遠出で喫茶店まで足をのばす。
これって面倒なんですが致し方ありません。僕の場合、喫茶店は近所が原則なので。
最近良くいく"上島珈琲"表参道店のスタッフが、1年はこのままならうれしいのですが、

ところで、僕はモーニングセットなるものが大好きで京都出張の際は、
(隣にマンションを借りる教授のようなわけにはまいりませんが、、、)
"コーヒーショップ  ヤマモト" で、モーニングセットをいただきます。
珈琲は、いまどき珍しい角砂糖付き。オリジナルブレンドがいい香りをだします。
パンもおいしく、僕はたまに昼時間近くですと、サンドイッチを頼みます。
==嵯峨嵐山本店==
家族でやっていらっしゃるので、どこかに支店があるのでしょうね。

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(引用写真です)

先日、雑誌で紹介されていたCAFEに、お出まし。(ず~っと気になっていたので)
梅雨の合間の朝のすがすがしい空気に連れられて散歩。およそ、15分~
根津美術館裏にある、"buik"  なんてよむんでしょうね~
朝、8時からやってると書いてありましたので。
"モーニングセット" いい響き!
珈琲、ジュース、バタートースト、ヨーグルト、ゆで卵、完璧!
バターといいトーストの焦がし方といい、ゆで卵といい丁度いい感じでした。
それに、朝はすいているのがうれしいです。
店内のつくりは、ちょっと昔の喫茶店とは違いますが、シンプルなテーブルとイス。
ボサノバのミュージックも静かでいいし、なによりゆっくり新聞も広げて読めました。
近所で5分以内にあれば尚よしって感じの素敵なお店でした。
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エッセイスト/服飾史家/
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