Toni Sailer
February 20,2017
トニーザイラー / スキー
56年、コルティナオリンピックで三冠達成のスーパースキーヤー
(回転、大回転、滑降) ちなみに、回転競技では、日本の猪谷千春が銀メダル。
持ち前のダイナミックなプレーと男前フェース(当時の)、そんな彼を映画界が
ほっておくわけはない。
その後、映画に歌に!大活躍する。特に日本では、アイドル並みの人気を得た。
59年、白銀は招くよ (日本では、主題歌も大ヒット!ダークダックスが歌う)
60年、銀嶺の王者 (日本ロケ、鰐淵晴子共演)
たしか、鰐淵晴子がフィギュアスケートを滑って感動したのを覚えている?
61年、白銀は躍るよ (共演/イナバウアー)
美しいポーズのスケーティング名であるイナバウワーが魅せる
66年、アルプスの若大将(加山雄三主演、特別出演)
そしてそのスキー人気は、フランスのキリーやスエーデンのステンマルクなどに
受け継がれる。当時も人気俳優、イングリットバークマンやゲーリークーパーが
キリーと一緒の写真など見ると、当時のスキーブームの一端がうかがえます。
その後80年代に入り、スキーウェアは大変革をする。ガソリンスタンドマンスタイルの
つなぎ服スキーウェアからダウンジャケットにかわり、少しだけアウトドアな感じ。
(といっても、当時はモコモコに入ったダルマサン状態なダウンでしたが)
そして、87年のホイチョイプロダクションが仕掛けるスキー映画でブーム復活!
それが大ブームを呼ぶ! "私をスキーに連れてって" (原田知世主演)
原田知世の着る全身白づくめのウェアが大流行、スキー場は白白白!!!
また、舞台ともなった、志賀高原、万座スキー場のプリンスホテルが恋のアイコンと
なる。僕がよく利用した苗場プリンスも同様に大盛況!
(カップルのアノ声が薄い壁の隣り部屋から筒抜けで、夜は賑やかでした!?)
そして、バブルの崩壊とともに、スキーもプリンスホテルもブームを終える。
(全て引用写真です)
僕は、スキー歴50年、それも現役!ですから、スキーの変遷とともに変身?
夜の遊びも、昔は "囲炉裏" を囲んでの一升瓶、そして "田舎ストリップ小屋" 巡り、
次は"ディスコ"で、その次は"クラブ" 狂い。(なんとスキー場にもあったのです)
そんなのが今は、全部消え去ってしまい、閑散とした温泉スキー街となりました。
僕の二次会も、田舎昭和風 "居酒屋" でマッタリと原点に帰ったかんじです。
(僕の年令というよりは、これが今の時代でしょうか?)
ただ、ニュージーランドやオーストラリアのスキーヤーが増えてきていますので
なんとなく以前よりは国際色を感じる昨今のスキー場ですかね。
今は懐かしい知世の白ウェアは誰が着ていても、とっても魅力的に見えたものです。
困ることに体形もカバーしちゃいますからね。前髪垂らして若作りもできますし。
スキー場で恋に落ち、都会で別れるパターンでしょうか。(すいません)
トニーザイラーを思い出すのも、久々ですが、スキー回顧談となりました。