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WOODY ALLEN

Written by 慶伊 道彦July 02,2018

"Wonder Wheel"   女と男の観覧車

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82才になる"ウディ・アレン"が、50年代のブルックリンを舞台にした恋物語を制作。
本当に、この作家は多作です!年に一本ペース!恋物語だからつきないのかな?

今回は、ブルックリン南端の半島に位置する、コニーアイランドが舞台。
ここは、1920年代までは、中産階級の娯楽の場所として栄えていましたが、
50年代には、すっかり落ちぶれて斜陽化する。
(現在は、スラム化からの立て直しが入り、少しは賑やかになっているとか)

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原題は、ワンダー・ホイールという名の観覧車(今でも、使われているとか)
その真ん前のパーク内に住む家族の、相変わらずのハチャメチャ恋愛関係を描く。

映画の内容や評価とかは別に置いといて、ここは夢のある50年代アメリカ文化!を
中産階級以下とパステルカラー、この映画の魅力をこう一口にいってもいいのかな?
ややくたびれたアメリカンなパステルカラーが妙に懐かしくメローな気分に。
(映画は、ケイトの絶妙な絶叫セリフで、それどころではないですが、、、)

背景にある木製のジェットコースターは、今でも現役?NY市の歴史的建造物として
登録保存。回転木馬も古いもので懐かしいですね。

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ジャスティン・ティンバーランドがもうけもの的いい役、当時のリラックススタイルが
かっこいいです。

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また、ジョン・ベルーシーの弟"ジム・ベルーシー"が、ケイトの旦那役を好演。
あの兄の面影が、これまた妙になつかしいでした。

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映画館入り口では、撮影に使われた衣装と同じものが、展示。イメージが湧きます。

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当時はやったのは、ブラウスを腰で結ぶスタイル。
裕次郎の映画でも、あったような気がします。

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(写真は、全て引用写真です)

そういえば、ウディは、ユダヤ人の恋愛を描くことが多いので、無理かと思いますが
"グレート・ギャッビー"を、是非!監督してもらいたいです。
因縁の元恋、ミア・ファーロの神経衰弱ぶりを、誰でどう描くのか興味がありますね。
勿論、男性陣のおシャレぶりも、ウディならきっとかっこよく決めてくれるでしょうから。

昭和文化を愛するウディ様からは、いつでも目が離せませんね。

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