Written by 慶伊 道彦 June 24,2013
ヴァンパイヤウィークエンド
なんとなく、梅雨も本番。レインシューズが重宝する最近です。ちなみに長靴を持たない某多崎は、LLビーンのゴム靴愛用です。
”多崎つくる”君 の好きなフランツリスト”巡礼の年”は、やや重くてなかなか乗り切れないので、最近はスカッと爽やかな彼らの新曲にはまっています。
イーストコース ミーツ ウエストコース ってとこかな。
コロンビア大学在学中に知り合い、2006年にバンドを結成。
3年ぶりとなるニューアルバムが全米1位に。
"Modern Vampires of the City"
ライターノートによると、テーマは、シンプル、オーガニック、オーケストラル、がキーワードとか。確かに、ややサイケがかったポップスに新鮮さを感じました。
新曲のうち数曲は、マーサス.ヴィニヤード島の滞在中に作ったとのこと。
この島は、マサチュウセッツ州ナンタケット島の近くにあり、芸術家や映画人が多く住む高級リゾート地。歴代大統領もよく利用したとのとこ。ちなみに、90年代のケネディJr.と妻キャロリンは、この沖合で消息不明となった。
アイビーリーガー出身らしいこのバンドがインスピレーションの一部とはいえ、新作をこの地で創造したと言うことは、なんとなく似つかわしく思いました。
プレッピースタイルで決める学生バンドから5年、聞かせるポップグループらしく成長しています。
VIDEO
新アルバムから"DIANE YOUNG"
VIDEO
(以上、引用写真です)
Written by 慶伊 道彦 June 17,2013
全米オープンゴルフ最終日は、もつれにもつれ今現在、優勝は決まってません。おそらくミケルソンは届かなくローズの優勝が限りなく近くなっているように思えますが。
さて、プレーヤーの服装チェックですが、皆さんオシャレ度も上がって差別化が難しくなってきました。多くのプレーヤーは白パンツが定番になっていますし。白が無難な域に入った感じです。こうなると、次はなんだろう?と考えるのが、職業病ですかね。
ドナルドの白パンツとオーソドックスなミケルソンの白ポロ
僕が好きなハンターメイハンが絶妙なコーディ!帽子とベルトをライトサックスに。シューズもソールのイエローがカッコイイ! 同じ色で合わせないで組み合わせる超テクニーク。
映画"暗殺の森" ベルナルドベルトリッチ監督の代表作。
CONFORMISTA とは、同調者という意味のようです。
何度見てもよく分からないし、そのくせまた見たくなる、こまった映画です。"ベニスに死す"もこんな感じですね。美しい~~!とためらわずにいえる名作です。
VIDEO
この映画の話では、二人の超素敵な女優を紹介したいとおもいます。
一人は、Dominique Sanda
言わずと知れたこの方は、日本でも大ブレーク!パルコのPRにも登場。15才で結婚して16才で子供を作った話は有名です。本当に大人をたぶらかせる仕草をもっているから、たまりません。それに性別を超えた美しさ!
この映画は、19才の時。いや~~~ウゥゥンマンダム
ジャン=ルイトランティニャンの妻役を演じた、もう一人の素敵な女優は、
Stefania Sandrelli / ステファニアサンドレッリ
あまりおなじみがない女優とは思いますが、ベルトリッチ映画では重要な役どころ。
この映画もそうですし、1900年でも渋い脇役を演じていました。
イタリア女優特有の妖艶な姿態、ベリッシモ!。
暗殺の森
彼女にはイタリア人特有の色気が充満しています。15才の映画デビューが、マストロヤンニと共演!子供っぽさの中にも可憐さと妖艶さ。こまりものです~~マンダム
マストロヤンニとの共演、"イタリア式離婚狂想曲"
18才では、もうすでに豊満な魅力が板につきつき!まいったね~~マンダム
誘惑されて棄てられて
大作1900年、ドバルジェの妻役。24才
アフレードアフレード、ダスティホフマン共演,26才
谷崎潤一郎の、"鍵" この原作のイタリア版に主演。壇蜜が引く位、ピッタリの役どころ。
そして、晩年の"星降る夜のリストランテ"、ではイタリア人らしい熟女として渋い役どころで、なつかしかったですね。 い~い役者です~~~ウゥゥンマンダム
つい、昔の東映の"高千穂ひづる"を、思い出しました。子供ながらに妖しさを感じたっけ。
パラ~ア~リパラリコ、パラ~ア~リパラリコ~~~
(以上、引用写真です)
Written by 慶伊 道彦 June 10,2013
映画 ” Bill Cunnigham & New York ” そろそろ、公開終了になるので、先週末、慌てて見に行ってきました。無理に時間を作って見に行って良かったです。この映画と主人公の説明は、公式映画サイトのお世話になりますが、強烈な個性をもった写真家の考え方や自転車での行動力、そしてチラチラと見えるニューヨークの風景。満足した映画でした。
(公式サイトの説明があまりにわかりやすいので、そのままいただきました。)
交渉8年、撮影・編集に2年。10年がかりで完成したドキュメンタリー
ニューヨーク・タイムズ紙の人気ファッション・コラム「ON THE STREET」と社交コラム
「EVENING HOURS」を長年担当するニューヨークの名物フォトグラファー、
ビル・カニンガム。ニューヨークの街角で50年以上にもわたりファッショントレンドを
撮影してきたニューヨークを代表するファッション・フォトグラファーであり、
ストリートファッション・スナップの元祖的存在だ。
しかし、彼自身については謎につつまれており、親しい業界人でさえ彼のプライベートを知る者はほとんどいない。
そんなカニンガムにリチャード・プレス監督が8年がかりで撮影交渉し、撮影と編集に2年、通年10年の制作期間を経て完成した本作で、カニンガムの知られざる私生活や仕事ぶりが初めて明かされた。
青い作業着がユニフォーム
雨の日も風の日もニューヨークのストリートに自転車で繰り出してはファッションスナップを撮り続け、夜になればチャリティーパーティーや社交界のイベントに出かけて行き、ときにはパリのファッション・ウィークにも遠征し撮影する。
その鋭いセンスと独自の着眼点が、世界中のファッション・ピープルから注目され、
84歳の現在でも現役ファッション・フォトグラファーとして多大な影響を与え続けている存在だ。
しかしビル自身はいつもお決まりのブルーの作業着姿で、雨の日にかぶる安物のポンチョはやがて破れてしまうからと、新調することもなくテープで修繕して着続けている。
コーヒーは安ければ安いほど美味しいと言い、
ニューヨーク・タイムズ紙の写真家としての客観的な立場を保つために、パーティー会場では水一杯すら口にしない。
50年以上暮らしていたカーネギーホールの上のスタジオアパートの小さな部屋は、
今まで撮影した全ネガフィルムが入ったキャビネットで埋め尽くされていて、
簡易ベッドが置いてあるのみ。キッチンもクローゼットさえもない。仕事以外のことには全く無頓着で、頭の中はいつもファッションのことだけでいっぱいといったような質素な生活ぶりなのである。
==監督、リチャード.プレスの談話より抜粋==
ビル・カニンガム&ニューヨーク』の制作期間を尋ねられると、私は10年と答えます。
それはビルを説得するのに8年! 撮影と編集に2年かかったということです。
ビルを撮影するということはそれだけの時間がかかり、そんなビルだからこそ映画の被写体としてこれほどまでに興味深い人物であるということにほかなりません。
私のビルへの強い関心は、彼の仕事に対してだけではありませんでした。一人の人間としてのビル、彼がどのように自身の生き方を決めてきたのか、そして彼の宗教的なほどに献身的な仕事ぶりにありました。
しかし、何年来もの知人でさえ彼自身の私生活についてまったく知らないような人物の映画を、どのようにして作ればいいのか?
編集室で、私はドキュメンタリー映画ではなく、むしろフィクション映画のようなアプローチでこの映画を組み立てていきました。とても力のある主人公と、彼をとり巻く風変わりな多種多様なキャラクター達を配し,同時にゆっくりと展開する物語性も含ませることによって、
それらが合体したときに、あるポートレートが浮かびあがり、次第に焦点が合うようにしたのです。
それはまるで、コラージュすることによって、さらに大きなものを作りあげていくビルのニューヨーク・タイムズ紙のコラムのようでもあります。
ビルの生活に関する事実の羅列は、彼の生活の輪郭を知るという意味しか私にはありませんでした。それは彼自身を決して表してはいません。私は彼の伝記映画を作りたいわけではないのです。
喜びといった、もっと実体がなく、目には見えないもの(決して力が弱いという意味ではありません)を捕えたかったのです。それはビルの本質でもあります。
ビルはユニークで個性的なものを記録することに人生を費やしています。私はこの映画を、ビルのポートレート、さらにその延長線上にあるビルが愛する街ニューヨークのポートレートにとどまらず、自己表現と自己発案への賛辞にしたかったのです。
ビルカニンガム”語録”がまたいいんですね~~ぶれない頑固さとそぎ落とした考え方や言葉! 写真で紹介しますが、他にも沢山見たい方は公式サイトの”語録”にお招きいたしましょう!
映画”グランドマスター” ウォンカーウァイ監督、トニーレオン主演のカンフー映画。
これを見た後の感想は、日本の映画は、黑澤以降、まったく大人の娯楽に耐えられる映画がなくなったなあ~~と言う気持ち。実際、今年もカンヌで監督賞をいただいた作品もあるしある意味、優秀じゃん!という答えもあるでしょうが。どうも20本に1本くらいあればほどいい佳作狙いばかりという気がします。昨今の日本映画というと、タケシ風とか血みどろ&ホラーもの&傷つく青春もの。見たいと思わないのは僕だけでしょうかね?
トニーレオンは、往年の健さんみたいでカッコイイです。ウォンカーウァイ監督の演出や映像も王道をいっていて、気分がいいです。時代も1920~50年代ですから、男も凜々しくて、子供の頃にみた東映映画を思い出しました。
黑澤は勿論ですが、小津の生誕110年という年でもありますし、今の映画じゃしょうがないから二人をまとめて見直してみませんか!
(以上、引用写真です)
Written by 慶伊 道彦 June 03,2013
ゴールドストリート / ウォール街界隈(ファイナンシャル地区)
まさに最近の株価乱高下の中、きっとこのエリアの方々は忙しいでしょうね。名前もそのもの!GOLD street! スゴイ通りの名前ですね。(東京だと金座通り?)
今回、ディナー後の最初のカクテルに立ち寄ったの が、Thompson Hotel (お洒落、ブティック.スタイル.ホテル)系列が、2008年にオープンしたGild Hall ホテル。
その中の ワイン.ラウンジ、”La Soffitta” 此処は、お洒落なメンズ.ハンティング.ロッ風、内装のGild Hall Hotel の入り口から、壁面の本棚を横目に、吹き抜け階段 を上がると、ボーイズクラブ風な居心地の良いレザー張りのソファーやチェアーが配置されたスペースになってる。各テーブルの長いキャンドルが、ワ インと共に暖かく包み込んでくれる、一寸したリッ チさが良い。
階下には、同経営者のイタリアン/トスカニー料理 レストラン、”Felice” が在る。
今回此処で、食事はしな かったが、程々に混んでてて、コージーな暖かみを感じ、
Welcomeの様で、よさげに見えた。
此の界隈は、ウォールストリートの3ブロック北側 に位置し、まずはビジネス客にしか
メリットはないエリア。しかし、ビジネス滞 在以外で使用したとしても、今のマンハッタンのホ テル料金の比較上、穴場かも知れない。
(なにせ、最近のNYのホテル料金ときたら、とんでもなく高い!)
9/11のワー ルドトレードセンター崩壊後、低迷してたファイ ナンシャル地区の不動産に目をつけたディベロッ パー達が、再開発に乗り出してるエリアでもある。超高級マンションが、今、建築の真っ最中。投資家が群がっているみたいです。(いかがでっか?)
新聞情報によると、中国人などアジア人も沢山物件を物色中らしいですね、ヤレヤレ、、
そう言った株やさんの好みとは、ちょっと外れますが、Wall Streetの古き良き時代のビルの名残りを感じなが ら、迷路の様な小路を散策してると、(実になんとなく昔々に帰るような雰囲気のある街。ウディアレンの回想場面に使うような、、、)
米国の好景気 に湧いた1920~30年代の華麗なるギャツビー時代にタ イムトリップした様な感も有りだった。そういった香りのある小径がGOOD!そんな場所もあるんでっせ。
GILD HALL HOTEL
因に、Gild Hall Hotelのユニフォーム(男女共)のデザ インは、Steven Alan(セレクトショップの仕掛人 & デザ イナー)が手掛けてる。Thompson Hotel系は、ダウンタウ ンのトライベッカ地区にも、翌年2009年、ブティッ クホテルのSMYTH Tribecaを、既にオープンしてる。
FELICE
JAZZ ブームが、再び!
僕は今回行ってませんが、ハーレムに脚光が。ジャズエージが戻ってきているからです。
ギャッツビーの話の中でもしましたが、今、アメリカは好景気が戻りつつあり、当然自信を取り戻しつつあります。そこで古いアメリカ文化の見直し再登場となるわけです。
ニューヨークタイムズの切り抜き記事より~