Written by 慶伊 道彦February 24,2014
今週は、帽子のメンテナンスを中心にお話しします。
季節単位の保管の際、ブラッシングでホコリ等のケアをします。
ブラシは、本来は、帽子用に小さなブラシがありますが、普通の洋服ブラシで代用もOK。
一番汚れているのは、中のテープなのですが、僕はしまう際、ウェットティッシュで軽くふく程度、
むしろ保存の際、乾燥剤をいれ湿気を取り除く事を重要視しています。
ブラッシングは、天井のオヤマと、ブリムの縁を中心にブラシを入れます。
スチーマー。これは、ドイツ製の本格的な帽子専用スチーマーです。
(トラヤ帽子店でご紹介していただきました)
しかし、普通はコレを持たない人がほとんどですよね、(あっったりまえじゃんか!)
そういうときは、やかんを代用、口から湯気が出てきたら、そこにしかるべき場所を当て、
手が熱くなってもジッと我慢(限界はありますよね)、帽子の型が崩れるという心配は無用。
フェルトは、ある程度蒸らせば修正が効きますから。
スチーマーの湯気をうまく利用して、自分だけのきれいな形をキープしてください。
アームと前鍔の形を作るのが意外と難しいが、でも楽しいんですよ、これが。 是非!
終わったら、即、寝かさないで、どこかに掛けてキープしてください。
僕は、よく帽子の半分だけ机から飛び出させて負荷を掛け、ブリムのカーブをキープするようにしています。
机に残す後ろ側にも重りをのせてネ。 お試しください。
季節毎の保管には、帽子は上下逆さまにして保管がキモ。勿論、丸い台紙に乗せ宙に浮くように
してあれば、なおさら完璧です。 除湿剤を忘れずに!
昨今、帽子をかぶっていただいている人が増えています。女性もかぶっていますね。
しかし、マナーを知らない人がほとんどですね。以前も言いましたが、TVの影響だと思いますが、
(芸能人は帽子をかぶったまま、食事、挨拶、室内、、)
やはり、人と話をする際は帽子をとっていただきたいですよね。商談にかぶったままという人がほとんどです。
まあ~TVの"徹子の部屋"とかに出演する時なら、全体のスタイルキープとかもあるでしょうし、
その程度は許されるんではと思いますよ。
意外といつ?かぶってはいけない場面(場所)かは難しいですが、自分のカッコ中心ではなく、
相手を思いやって考えればほぼ正しいのでは?
目安は、スタンディングバーだと、かぶったままでもOK(断られる場合もあり)
イスに座れば、すべからくハットをハットハットハットして脱きましょう。
(室内ハットは、LADYご用達、男性はそれを鑑賞する側)
と言うわけで、2週に渡ってHATのお話をしましたが、かぶる側も預かる側もシッカリ
思いやりを持ってHATを"ロシアから愛を込めて"愛して頂きたいものです。
ところで、最近のいいニュースから。
青山~原宿界隈に、ベレー帽青年が増殖中!
いままで、ニットキャップやおもろい帽子を被っていたスタイルの人が変わったのでしょうか。
ベレー帽と言えば、フレンチ風。これを被るだけでお兄ちゃん達も粋にエレガントに見えてきます。
きれいめファッション、大好きです。流行ってくれるとうれしいね~~
(引用写真です)
Written by 慶伊 道彦February 17,2014
WEBブログ、いっ新の第一回目投稿です。
だからといって此方の成長があるわけでもないですし、どちらかというと縮みの方が強くなる年ですし、これまで通りリラックスを心がけてノータリンぶりをご披露いたします。
今週、来週は、帽子に関するお話から。雑誌の小話に出てくるダンディな内容ではなく、
僕が実際40年間かぶってきた感覚からチョイト。
まずは、かぶり方からですが、かぶる際はブリムの先っちょを軽くつまんでおでこに深く入れて、のちブリムの後ろを軽く入れる。こういう手順を踏むと深く軽くかぶった感覚を得られます。チョイト傾ければ粋な顔になるでしょう!(本人次第ですから責任負いません、)
帽子の上の俗称"ツマミ" ここを持つ(つまむ)のは、ご本人様のみです。他人は、ここを触ってはいけません。(おこりまっせ!)
なぜなら、帽子の一番弱くかつ大切な部分だから大事に大事にです。
よく、素敵な帽子ですね~~なんていって帽子のツマミを持つ方がいますが、腹たつぅ~
ちなみに、腹たつぅな話ですが、よく"良い服きてまんな~それ、どこのでっか?なんて言って、服の生地をつまむだけでなく、モミモミする輩が結構いはります。なに考えてるんでっか!?ホテトチップを食べた指先をワイの服でふくな!クリーニング代金はいりません、ワイは服は絶対にクリーニングにはださへんのや!まったくでんな~~
そういう場合は、ブリムの両端を軽く持っていただいて、"こりゃ~よい帽子でんなぁ~"と、いっていただくと、顔がほころびます。
レストランの受付の方も心得てほしいです。執事のごとく! (まず、無理ですが)
また、上等の帽子はアーチカーブがついています。これがシルエットを美しくするのです。
帽子フックのあるお店は少ないので、やはりひら置きになります。その際は、帽子を上下逆にしておいてもらってください。それは、アーチカーブを大事にしたいからです。
上下にして置きますと、当然アーチが平たくなるということです。ですから、ダメでっせ!
(これが意外とこだわりすぎではない)
帽子を買う際のサイズの選び方ですが、
帽子は、美しく見せるためと欧州人の頭の形から生まれた必然から前後に長いです。
日本人の頭は、およそまん丸です。ですから、ピッタリサイズですと頭の両脇(耳の上)がえてして痛く感じます。そういう場合は、ワンサイズ大きめを選んでください。
そして、帽子の裏を開け前後に詰めものをしましょう。そうすると丸型も楕円になります。
テープが用意出来ない場合は、新聞紙を折って使いましょう。湿気もとってくれます。
また、帽子は生き物ですから、次第に汗を吸い縮みますから、なおのこと大きめがよし。
Written by 慶伊 道彦February 10,2014
ピーターオトゥール
昨年末、81才で永眠。
近年は出演作品も少ないし、アカデミー賞も受賞してないのに、なぜか気になる俳優でした。もちろんあの"アラビアのロレンス"が印象に残る大作ですが、何度見ても勇気をいただける映画でした。
僕にとっての彼の代表作は、"何か良いことないか子猫ちゃん"
ネーミングがいいですよね~第一に。ウディアレンの脚本も絶好調!
女優陣も、ロミーシュナイダー、キャプシーヌ。
良いですよね~どちらもほれぼれ美人です。
もう1作は、"おしゃれ泥棒" 共演は、オードリヘップバーン。
2作品ともファッションに関連するストーリーなのですが、ピータオトゥールにそんなにファッションセンスがあるとは思えませんね、僕には(笑)
どちらもハムレット俳優ということもあり平幹二朗ってかんじの着こなしですかね?
ただ、あの!!!グリーン、緑のソックスしか履かないこだわりに +1点。僕の知ってる限りの写真や映画シーンをみても彼の履いてるのは緑のソックスなんです、毎度毎度これが!グリーン!
確か以前何かで読んだとおもうのですが、パワーグッズ的な響きとかだったかな?ご本人の。
とにかく、こだわるということは年輪を重ねるとそれが次第に良い味となってくるんですかね。グリーンソックスもされど、、って感じ。
特にグリーンはここんところ流行りですし、、、
以上、引用写真です
そういうことで皆さん! 毎度、PITTIの流行だ!はやりだ!と叫んでも、魅力は年輪が決めるのでっせ!意外と自分の一番のカッコが具合悪いなんて。
時々の流行買いというお手軽な買い物のオシャレでは、昨今、頭のよい理系女子に見透かされマッセ!なんてね。
勿論、レオンオヤジからも許さないゾって?声がかかってきそうですがね。
子猫ちゃんで共演のキャプシーヌ、まさに麗しい~
(引用です)
訃報続きの話で恐縮ですが、
Philip Seymour Hoffman
あの怪優?名優、シーモアホフマンさんが、先週初めに亡くなりました。
個性派なので、まだまだモット面白い映画を見せてくれるハズでしたが、誠に残念。
桁外れの3枚目顔でしたが、"カポーティ"の時の顔作りにはビックリしました。
人間、磨けばドンドンいい顔になるもんだな~とその時も感じました。
身体能力の劣る我々によきアドバイスをいただきました! サンキュ!
(引用写真です)
Written by 慶伊 道彦February 04,2014
皆さん! 今年もお付き合いのほどよろしくお願いします。
インフルエンザ大流行とのこと、僕も風邪のためダウン。立ち上げが遅れました。
風邪は万病の元、なめちゃいけませんよ~
ということで、今週スタート
ROOM 237
やはり、今年の冒頭を飾る”お知らせ”は、この映画の先週末、公開ニュースでしょう!
昨年春のNYレポートで、一度お話してはいるのですが、なにせ僕の英検10点の頭では、内容はチンプンカンプン?
それでもイヤ~面白い映画でしたから、日本公開の暁には再度TRYと!狙ってました。
映画の内容については、語るのはヤボというものでしょう。
是非!皆さんも天才監督のオタクぶりに挑戦してみてください。
"タイトルとなったルーム237は、クローズ中のホテルを舞台にした『シャイニング』で、
ヌードの美女、実は……が現れる謎の部屋。
「最初は217 という部屋番号だったのが、実際に舞台となったホテルに217の部屋が
あり、恐がられるとクレームがきて237にした」と生前キューブリック監督は説明したが、
舞台になったホテルに217という部屋などない。
では237という数字は……? と解き明かされていく過程は、キューブリック監督のファンでなくともワクワクさせられること請け合いだ。" =シネマトゥディより引用です=
以上、引用写真です
昨年後半は、この映画の心霊現象か? おかげで、ジャックニコルソン映画を何本も
再度見直ししました。
”チャイナタウン” では、40年代スタイルという思わぬめっけものもありましたし。
ポストIVYというか次世代アメリカンスタイルの具体化も見えましたし。
かのイタリア世界では、やれチェックチェックだ!やれ英国風ツイードだ!と言われているらしいですが、(そんなことは知ったこっちゃナイナイナイ)
僕は、この新しいコンセプトを語るアンサンブルという装いイメージなスーツスタイルに
魅力を感じています。
ここのところ、面白い映画が続けてきたので、映画ファンとしては忙しい週末です。
”旅人は夢を奏でる” ”父の秘密” ”エレニの帰郷” ”オンリーゴッド”、、、
今年もない頭をフルに回転し、STYLEに映画に音楽にTRADに、
そして、、、に(ニヤ〜)