Written by 慶伊 道彦December 10,2007
今秋の繊研新聞のコラムの中でルイスの紹介があり、そこでオーナーが語っていた素敵な言葉がありましたので紹介しておきます。
「革新的で、どこか変わっていてビンテージルックの要素がありながら、モダンにこなした商品」
ルイスが長年キープしてきた方針です。
松坂がメジャーデビューしたボストンに、ルイスという大型ストアがあります。
もちろんアメリカを代表するファッションストアなのですが、ここを僕が度々訪れたのは80年代ですから、あれから20~30年は経っています。当時の印象もまったく上記の方針通りでセレクトバイイングされていました。日本のメンズショップと比較にならない程のグレートセンスにため息し、店内のあらゆることに興奮した思い出があります。
この新聞の記事を読んで、ルイスがいまだ健在でなおかつ旬を失わないでいることに驚きました。ファッションビジネスは30年でひと区切りといいますから。老舗ブランドを育てキープしていく際の確かなモデルケースといえます。
又、オーナーはこういう事も言ってらっしゃいます。
「メンズのトレンド!?どのお客のことを言っているのかわからないです。」
クラッシックスタイルにまで男性のトレンドを毎度毎度騒ぎたてる日本のファッション業界にも当てはまります。
ON THE ROAD店のディスプレイが変わりました。冬のパーティシーンを意識したスタイルにしました。
60年代スタイルにピッタリくるビルトモア社製のナローブリムソフト帽も入荷。
Written by 慶伊 道彦December 05,2007
Written by 慶伊 道彦November 26,2007
今秋、NYのイエローキャブが今年2度目のストライキをしました。クレジットカード読み取り機とGPSの設定業務化に反対してのストライキです。
利用者には便利でも、移民の多い運転手にはあまりにも高コストだからと言うことです。
NY滞在中、何度もイエローキャブに乗りましたが、多くのキャブにGPS(今、何処を走っているかがわかる)がついていました。僕は最初、カーナビかな?と思っていたのですが、実はGPSだったんだという事が、帰国して新聞を読んで知りました。
ちなみに T Vをつけているタクシーも多く見かけました。この半年の間に汚い感じだったNYのタクシーもすっかり変わりました。もっとも、未だ 30%位のキャブに限りますが。
タクシーと言えば、NYの夕方はぜんぜんタクシーがつかまえられません(ラッシュ!)。ですから、予定時間が迫っていると、ついリムジン(白タク)に頼ることになるのですが、今年はこれが異常に値上り?していました。ちょっと前までは、60st.から、ワシントンスクエアまで(つまり 60ブロック) 20ドル位だったのですが、今回は 40ドルとふっかけてきました。なんだかんだで 30ドル!で折り合うのですが、これが行き先をトライベッカとかノーホーとかになるとプラス 5ドルとか言ってきます。(地下鉄に変えれば済む事なのですが・・・)
80年代は、10ドル出せば大型リムジンでちょいとナイトクラビングを楽しむ事が出来たのですが、25年間で 3~4倍のUPは、ちょっと計算が合わない感じがしました。
でも夕方のリムジンほど、ショートステイの僕にとって便利な足はないというのも事実です。
On the Road
うちの会社の1Fをショップにし、On the Roadとしたのですが、何故か最近、ジャック・ケルアックが内外の雑誌etcで話題になっています。(良い偶然ですかね。)
日本でもエスクァィア ジャパン誌で数ページさいていますし、又、青山 南さんの新訳本も出版されました。ジャックの語るような文体から、みずみずしいリズム感や疾走するアメリカのゴールドエイジをさらに良く感じる事が出来ますよ。是非!
Written by 慶伊 道彦November 19,2007
Written by 慶伊 道彦November 12,2007
Written by 慶伊 道彦November 07,2007
10月末~11月初め、New York出張の際のニュースをちょっぴりお話ししたいと思います。
まずは今回、僕が泊まったホテル周辺の話題から。
The Bowery Hotel:
今春からニューオープンしたバワリーホテルは、その名の通りバワリーストリートにあります。いわゆるイーストビレッジ地区にあたります。その昔、80年代のN.Y.ニューカルチャー全盛時には、この地区はジャンキー、ドランカーが、たむろする相当怖い街でした。CBGBというライブBARがあり(ちなみにトーキングヘッズはこの店でブレーク)落書だらけで扉のなくなったトイレに困った思い出があります。
そんな街も今ではすっかり代官山チック?(下北沢?)になりオシャレ好きで賑わう街になりました。ですから、今回宿泊したバワリーホテルはまさに旬と云った場所に出来ました。写真で軽く雰囲気を味わってください。
RIVINGTON street:
そのバワリーホテルから、南に下って10分位したところに、リビングトン ストリートがあります。この通りが今あらゆる意味で素敵な街となっています。
ちょうど20年前のBleeker Streetを感じさせますが。
この通りの奥まった場所に素敵なレストラン&バーがあります。
〝FREEMANS″ 古くて懐かしい空気を共有できるのですが、場所柄、非常に考えた空間ディスプレイに唸ります。
魅力を言葉では伝えられないので残念ですが、週末に限ってランチタイムもオープンしていますよ。ちなみに僕は夜、昼、両方行ったのですが、金曜のお昼は込んでなくてゆっくりと楽しむ事ができました。
すぐ近くにメンズショップ〝FSC″が出来ました。奥には元々あったトコヤさんも併設していますので、ちょっとロンドンっぽい?シンプルな新しいアメリカンルックの店です。この街の匂いを感じとれます。
Written by 慶伊 道彦October 19,2007
Written by 慶伊 道彦October 10,2007
フィツジェラルドネームは、偶然にも今日再び光をあてる二人のネームです。
一人は、小説〝GATSBY〝ギャツビーの著者 Scott Fitzgerald (村上春樹新訳で再ブーム) 憶えていらっしゃいますか。映画〝グレートギャツビー〝での主人公ニックのスタイルのクールさを。2つボタンネイビーブレザーに白フランネルのパンツ、レジメンタルタイという典型的良家アメリカンルックの渋さ!!
他にもその後の60年代アイビールックを予感させるスタイルがふんだんに見られました。もちろん小説の中からも、その匂いを感じとることは出来ますが。
40年代は良きアメリカの華麗と退廃の時代でした。
そして50年代60年代へとアメリカの黄金時代が始まるわけです。
その時代にもう一人のフィツジェラルド、John F. Kennedy大統領が登場します。氏に関しては、多くを語る必要がないと思います。ただ、ケネディ大統領の時代を前後して育ったアイビールックは、その後メンズファッションの核となり、各方面の文化に大きく影響を与えています。
フェアファクスでは、単に〝アイビールック″のみをとらえるのではなく、そのルーツである40年代50年代のアメリカンスタイルまで焦点をあて、ある意味広い解釈での American Memory アメリカンメモリーとしてとらえてみようと思います。
Written by 慶伊 道彦October 10,2007
先日のブログでお話ししましたフェアファクスのニューショップ〝オン ザ ロード″を改めて写真で紹介致します。
近所までお越しの折は、ベルを押してくださいませ。
コーヒーくらいならお出し出来ますので。
Written by 慶伊 道彦September 21,2007
ロバート ゴドレー氏 36歳。イギリス人で、NY在住。
〝Psycho Bunny〝 サイコバニーのマークをデザイン、世界にブランド登録、バーニーズ NY.ニマンマーカスなどアメリカの有名ストアで展開中。
現在は、ネクタイ、マフラー、帽子、バッグの品目ですが、今後 ポロシャツ、シャーツ、パンツ、エンブレムなど広げいく予定。
日本では、フェアファクスが立ち上げから協力し販売していきます。ウサギにガイコツがオーバーラップした60年代っぽいデザインがユーモアのわかる大人に愛されるのではないかと思います。
今後の展開に御期待下さい。