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慶伊 道彦

慶伊 道彦

”FAIRFAX” 代表取締役

1976年、青山にてネクタイブランド"FAIRFAX"を創業。
東京発"ボールドトラディショナル"を切り口にし、現在では、ドレスシャツも手がける。フェアファクスという社名は、当時ワシントンにあった、フェアファクスホテルからインスパイア、小さくても知性、品格、歴史の感じられるブランドを目指す。

NYの靴

Written by 慶伊 道彦July 13,2009

新インフルエンザ騒動で暫く映画館にも足を運んでいなかったのですが、そろそろムズムズしてきたので見てきました。三本!"レスラー" "サガン" "愛を語る人" レスラーのミッキーロークに 関しては、昨年末のブログで 語りましたが、マリサトメイ(ポールダンスのス トリッパー役!!!)ブルーススプリングスティーン(主題歌)など彼を支えるわき役の熱い気持ちが伝わってきた熱い映画。
サガン役のシルヴィテステュ、しかしまぁ~よくもまぁ似せていますね。さすが役者です。(勿論、実際の本人は知りませんがあんなプッツン感じだったのでは、と思わせます)18歳で大金をつかみ、それを遣いきるってのも才能の一部なんでしょうかね。僕たち世代の「おフランス様」はこの小説に影響を受けていますから。
これからみた い映画:"ココシャネル" "キャデラックレコード"

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ミラノのウインドウ

Written by 慶伊 道彦July 06,2009

今年は、パープルが流行色!?まあ、いつの時代でも一応トレンドってありますが、今年のメンズアダルトのカラーはパープル。(僕は、紺、グレー、のみ着用なので関係ないですね) ミラノのウインドゥもパープル満載。POLOカラーのようにムッチャカラーだとちょっと腰がひけるが、なにか一点色が欲しいって感じの時には今っぽい色となります。そろそろイエローでもくるのかと思いましたが、景気が影響しているのか昨年のピンクの延長上パープルに落ち着きました。おとなしいリクルート的なグレーのスーツに色気をだすということでは正解です。上品なスタイルかな?ただ、若者カラーではないので、20代の彼女がいる男性は避けた方がいいですよ。(どうでも良いことですが)
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ミラノのホテル

Written by 慶伊 道彦June 29,2009

僕が泊まったホテル"MANIN"の近くの角に、デザイナーショップ"DIRK BIKENBERGS"がオープンしていました。しかしあまり繁盛しているようには思えない割には長持ちしています。僕が訳ありで知ったのは、およそ20年以上前?位だったかな。ベルギーファッションがまだ成熟していなくて、むしろ"アンテナ"などのベルギー、ミニマムミュージックに興味があり、1泊2日でパリから今はなきサベナ航空でいきました。アントワープという都市に。案内していただいたカメラマンがこのデザイナーの友人(彼?)ということで、アトリエに連れて行っていただいたのですが、当時クラブ文化にかぶれていた僕にとっては素敵な事務所(アトリエ?)でした。鹿の剥製がカッコよかった印象があります。(最近、それっぽい感じのインテリアがNYのレストランなどで流行っています。)ドレスバンノッテンとも友人みたいでしたが、ちょうど本人不在のため会えなく残念だった記憶があります。当時はまだ、ベルギーデザイナーさん達もまだまだ小さいアトリエだけでのビジネスでしたが、よい雰囲気を漂わせていました。アントワープの街も小さく可愛く、なんか京都の外れのどこか滋賀県の一都市って印象がありました。20年前の僕の髪がまだ立っていたときの話です。

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Governor’s park

Written by 慶伊 道彦June 22,2009

Go ver nor’s Island は、確かNY州の管轄の島で、マンハッタンの下(Battery Park)から船でちょいといった所に あります。毎週末だけ、公園がイベントに 解放されています。今週みた雑誌”GQ”のサイト”sartorialist”からの写真です。多分、古い時代の音楽&ダンスフェスティバルなんでしょうか?素敵なオールドスタイルの男女が楽しそうですね。日本のコスプレボーイ&ガールと違って、おしゃれな大人を感じます。おしゃれ日本ダ!とよく言いますが、こう言ったところはサスガ負けますね。20年位の差を感じます。そう言えば、80年代ナイトクラビングの時代にも同じことをつぶやいていたような気がします。クラブを楽しむ心意気というかスケールというか。アメリカはいつまでも20年先に行ってる国かな?
先週から村上春樹の“1Q84”を読み出しましたので、つい思い出しました。KATU-Nさん。坊主頭がまさに坊主なバーテンダーと世界的に有名な有名小説家のイヤラシク心温まる?交友録!今は無き(もうそう言う感じ?)アルクール物語。
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the RULE of KHAKI

Written by 慶伊 道彦June 15,2009

やはり 、夏のパンツの主役は”KHAKI”です。今年もいろいろなチノーズ達がでています。今春は、チノパンのはき方などを雑誌”DETAILS”から紹介します。
1: LENGTH
程良いロールアップでカジュアルシーン、タイドアップの際もアンクル下でワンクッションがよい。
2: POC KETS
フロントポケッ トをスラントにする事で、今っぽさが生まれる。
3: C U T
スリムカッ トにしてlow riseにする事で、若々しさがでてモダーンを感じます。
4: MATERIAL
khakisは、100%コットンでなければいけません。そして、アメリカンオリジナル
はウオッシュ ドtwill&poplin。
5: C UFFS
ロールアップする際の注意点としては、こぎれいに 見えること。inchサイズ位の幅で2~3回巻き込んでだらしなく見えないこと。

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パリの丸っこい靴

Written by 慶伊 道彦June 08,2009

おなじみ僕の好みの丸っこい顔の靴の写真 パリ、ミラノ、編

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”PINK”

Written by 慶伊 道彦June 01,2009

雑誌HOMMES VOGUEから。
昔は、b lue for bo ys、p ink for gir ls と言われていましたが、この夏は、男の為のピンク!が受けるみた いです。ビーチシーンだけでなく、今までは場面上厳しいと言われるビジネスシーンでも抵抗がなくなってきました。カーキーやグレーのパンツもしくはスーツにピンク系のシャツやタイを合わせると、アメリカっぽさが強いブルーよりは、ニートなフレンチ感がします。お 試しください。しかし、写真のように、ブリーフまでピンクの必要はあるのかな~?まあ、その辺は好きずきとしかいえませんね。そういえば、最近ファッションマンの好きなカラオケは、“桃色吐息”これも流行のなせるワザですかね~?

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Wヴィレッジ

Written by 慶伊 道彦May 25,2009

ホテルがヴィレッジにあるので、今回はWESTヴィレッジエリアをリサーチしてみました。
まずは、12丁目にある、RUGBYを見て(海賊やハワイアンがテーマ)、前回紹介したb leeker st.に。オープンが遅れに遅れたBLACK FLEEC Eがオープンしていました。もちろんブラックフリースのオンリーショップですからそれだけの展開なのですが、店内も狭く商品点数も少ないので、これならブルックス本店のコーナーで十分かなと思いました。でも、レディスのリネンチェックシリーズは秀逸です。近くのカフェでランチタイム。それから、HUDSON st.に あるKESNERに行き(モダンな西海岸風アメカジ)、それからミートパッキングエリアのEARNEST SEWNに(カントリーアメリカンのジーンズ主体の店ですが、K-WAYやトゥシューズ、repettoなどgoodなセレクトでした)。Wヴィレッジは住んでいる人達の臭いが感じられる今風下町の良さがあり、もし住むんならココかな?と思いながらの散策。
そのあと、イース トヴィッレジまで下り、BOND st.に あるBILLY REIDに。雑誌からの情報によるとデザイナーウイリアムリードの店だとか。南部カントリーの漂うお店。スーツとシャーツが意外と主役で、西部劇時代後期のおしゃれな映画シーンを思い出しました。
ここで、突然滝のような大雨に 出会う!リサーチを中止してホテルまで小走り。しかし8ブロック位あるからびしょ濡れ。大切な平和堂の靴がビッショリ。朝には黴がはえていました。帰ったら速攻でクリーニング!インフルエンザ騒ぎで映画にも行けず、めずらしくTV。
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NYのホテル

Written by 慶伊 道彦May 18,2009

ゴールデンウイーク直前のちょうど新インフルエンザ患者がNYに見つかった 週に ニューヨークに 出張しました。そのため緊張感のある出張でしたが、往復のフライトがすいていて隣座席が空席なのはラッキーでした。やはりリスクはすすんで買え?!
街は心なし人通り も少なく、不景気の影響もあるでしょうからその週だけでは判断できませんが、とにかく5thアベニューらしからぬまばらな賑わいでした。という次第で、今回の出張は、あまり寄り道もしないし好きな映画館にもいかない地味な旅になりました。しかし、インフルエンザ騒動!NYでは、マスクもみないですし(当然)その時点では日常風景は変わりませんでした。もっとも、手をこまめに洗浄する事は、TVでも言ってるらしく携帯の消毒ジェルをもってる友人もいました。NYでは、予防はマスクよりまずは手からみたいですね。
今回泊まったホテルは、The C ooper Square HOTEL。同名の住所にできた新しいホテルです。ちょうど、前回紹介したバワリーホテルからワンブロック北に上がったエリアです。星レベルとしては、3星~4星の間くらいの中級ホテルかな?まだ、半年も経過してないのでフロントスタッフの応対などはぎこちないのですが、僕にとってはその位の方が気分的に も楽です。問題は、少し部屋が狭いことと、今はやりというかエレベーターから部屋までの導線廊下が暗いこと。日本的に言うとラブホテルののり?僕は、もう老眼なのでやはり暗いのはちょっとつらいです。室内は狭い割にはしっかり揃っていますしアメニティもちゃんとしています。ロケーションは、イース トビレッジに接しているのでレベルの高い和食やさんも多く、地下鉄もそぐそこにありますので便利です。当然、バワリーホテルの近所ですから、ローワーイーストサイドの最近のトレンドスポットにも歩いていけますし、映画館もイース トビレッジシアターやアンジェリーカシアターがあり便利です。それにしても最近このエリアに良いホテルがいくつか出来たので、ダウンタウンを攻略するときには便利になりました。80年代は、ジャンキーというか麻薬常習犯のたまり場だったことが信じられない!
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ミラノのレストラン

Written by 慶伊 道彦May 11,2009

Trattoria Toscana
M ilanのレス トランの話です。ここは地元の友人に 紹介していただ いた店ですが、なにせ変わった 設定というかコンセプトというか。僕のクラブ好きな性格を知ってのでしょうが、当の本人はクラブはとっくに 卒業しているんだが?その店はporta Ticinese通りにあるのですが、この界隈は少し危ない若者の通りということみたいですが。CLUBやBARも多くス トリート系の若いのがあちこちのお店の前でたむろしていました。レス トランの外観は(写真)何にもないただの入口でしたが、扉を開けるとあまりの違いにびっくり!クラブじゃないかと勘違いの空間(写真)
そこから調理場を横目にみて(やはり危なそうなシェフが包丁をバシバシ叩いていました)、調理場を抜けるとそこは雪国!ではなくて、巨大なレストランになります。アジア風でもあり北アフリカ風でもありの妙なセンスの。全テーブルのろうそくの火が照明代わりになってそれはさすがろうそく文化を感じました。料理は、そんなイメージとちがい以外と?まじめでしっかりしていました。いかすみパスタ!!!赤ワインは、15%プルーフとアルコール度が強くしっかりしたオーガニックワイン。
レス トランの奥にはクラブスペースがあり、踊りこそありませんでしたがレス トランスペース以上に人が入って盛り上がっていました。ちょっと東京風でもないし、NY風でもない奇妙な雰囲気の(ミラノ風?)空間でした。
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中野 香織

エッセイスト/服飾史家/
明治大学特任教授

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