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慶伊 道彦

慶伊 道彦

”FAIRFAX” 代表取締役

1976年、青山にてネクタイブランド"FAIRFAX"を創業。
東京発"ボールドトラディショナル"を切り口にし、現在では、ドレスシャツも手がける。フェアファクスという社名は、当時ワシントンにあった、フェアファクスホテルからインスパイア、小さくても知性、品格、歴史の感じられるブランドを目指す。

N.Y.レポート

Written by 慶伊 道彦October 19,2009

GANT社60周年。バーニーズN.Y.のウインドウディスプレイはGANTの古い広告の写真をウインドウの床にたくさん敷きつめた特集。ちょうど雑誌Detailで見たGANTの広告でも同様な感じで古い雑誌広告のモデルが使われていました。60年前というと1940年代。
シネマモード全盛時代に 突入し、まだまだ上流階級だけですが、ハリウッ ドがおしゃれに 影響力を持つようになってきた 時です、そんな時期にGANTはノーマルな中流階級にしゃれたシャツを提案したわけです。それを、60年間も続けてきているというのは大したモノですね。
ブルッ クスBといいGANTといい、古いアメリカブランドがよみがえるというのはアメリカ好きな僕らにとってはうれしい事です。

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今秋のトピックス その2

Written by 慶伊 道彦October 13,2009

雑誌から予測される今秋のメンズスタイル。
1.グレースーツ 
ミニマムな色の組み合せが今秋っぽいです。モードな方はブラックトラッド。モダーンな方はグレーフランネルで。
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2.W スーツ 
アメリ カTVドラマのマッ ドメンの影響か?クラシックスタイルが復活。スーツもダブルでビシッと決めます。
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3.チェックシャーツ in スーツ 
カジュアル要素の強いチェックのシャーツをあえてドレスコードの中に 組み込んじゃって楽しみます。
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4.アメリカンカジュアル アイコーン 
Woo lrich のタウン&カントリーウェア 
Red Wing のレッ ドウィングシューズ
Pendlet on のビーチボーイズシャツ
Filso n のキャンバスブリーフケース
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この秋は、グレー。

Written by 慶伊 道彦October 05,2009

内外の雑誌から読み説きます。いろいろな流行り を取り上げていますが、僕がcheckした 範囲ではグレーコーディネーションが独走するのではと思います。理由は、僕がしているスタイルだから(笑、失礼)
モード系の流行りーモノ トーンブラックとも相通じるものがあり今年一押しのフランネルは勿論グレーカラーです。タイにグレー(ウールが一押し)を持ってくればシャーツのパターンの色は特に意識しなくてもいいですが、ドレスタッチなら白場の強いシャーツに シルクタイ、ラフさをだすならダンガリーなどラゲッ ト素材のシャーツに ニッ トタイ。昨年までは、グレースーツには、多分ネイビーかブラウンのタイやシャーツ(ストライプ部分)を合わせていたと思いますが、今シーズンは、プロパーなタッチではパープル系。しかしモダンタッチでは、やはりグレー対グレー。写真のように、グレーのコーディネーションは、気品度(そんな言葉はあるのかな?)がぐっとアップしますよ。男性ならKグラント、女性ならGケリー、グレーファミリー!

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ハードボイルド特集月間?の最終章。タイバー。

Written by 慶伊 道彦September 28,2009

タイバーもしくはタイクリップを付けている男性をポツポツと見受けるようになりました。(20年変わらずの太いタイに18金かシルバーのおっさんスタイルではなくて、細目のタイに)50~60年代の男性は、スリムタイやボールドタイにびっしりとタイバーをはめ込んでいたものですが、その後、ダサいアクセサリーとして消えていました。復活のキッカケは、やはりスタイルに関係しています。細身のスーツに細目のタイ、ボタン位置も下がり、Vゾーンも広めになり胸元がスッキリしてきました。なにか、そこにポイントとなる物が欲しくなります。ワンポイントのマークの入ったネクタイなどもその範疇ですが、タイバーは色々と付け変えられるのでなにかとべんがいいです。僕も普段は身につけないのですが(タイが風に揺られる感じがいいので)週に一度位はスリムのニットタイに挟んでいます。60年代の香りがして気分がいいです。今風な挟み方としては、シャーツの第三ボタンの上下あたりの高い位置にきちんと平行にバーを挟むのが正解。色々工夫してみましたが、やはり他の方法ではちょっとバランスが悪いです。大流行りした後は、昔の旦那衆みたいにパールのピンを刺すなんてことになってきたらどうしましょう? 

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ソフトボー

Written by 慶伊 道彦September 14,2009

2週、ハードボイルドが続いたので、ついでですからもう一週、極めつけ。ソフトボー(つまり シャッポ)40年代から60年代にかけて男性の頭には必ずと言っていいくらいに 帽子がのっかっていました。ビジネスマンにはソフトボー、労働者や子供にはハンチング。探偵や刑事はビジネスマンではないですがソフトボー。(どういう決まり 事でそうなっているのでしょうかね?)
僕は、30年以上ソフトボーをかぶり 続けています。始まりは、当時の上司がかのトラヤさんの上客だったので連れていかされて強制的に 買わされたのが始まりでしたが、自分でもはまってしまい何十年もかぶりつづけている訳です。やはりその間に 知識も豊富に なり 被り方もさまにはなってきたと思います。そこで少しだけ知識をひけらかしたいと思います。皆さん、帽子を渡されるときにどこを持ちますか?すごくおしゃれに敏感な男性でも他人の帽子を持つときには上のツマ ミをムンズっとつかみます。僕は、ムカッ ト!します。なぜなら、そこの部分は帽子では一番痛みやすい場所だからなるべくなら触りたくないわけです。ましてや、勝手に ”見せて” なんて言って触るときは、、、では、どこを持つのがいいかと言いますとブリム(鍔)の左右両脇です。ここならしょうしょうでは大丈夫ですから。3星クラスのすましたレス トランの受付でもこんなことは知らずムンズっとつかみます。僕の気分はおまえの星なしのKet uをムンズって!
次に 帽子を置くときにはどうするか。探偵時代のように帽子掛けがあるシーンでは掛ければいいだけですが、最近は置くしかないみたいですし。僕は、ソフトボーを逆さにおきます。つまり、天井を下にして置くわけです。理由は、ブリムに湾曲を持たせているのでそれを崩さないため。まぁ、そんなに影響はないのですが違う置き方を依頼するとそれなりに大切にしてくれそうだから。
他に も色々ありますが、くどい奴と思われるので今週はこれで 終わり。(ムンズって!)

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ウイスキー

Written by 慶伊 道彦September 07,2009

新聞で読んだのですが、最近またウイスキーが飲まれるように なったみた いですね。実は僕もなんだか昨年からウイスキーを飲みた いなぁとまた思うようになり飲んでいます。50~60年代の探偵気分で!なんて。スモークな香りがわかる年になったんでしょうか。それまでは、マティニやジントニックなどカクテルが多かったのですが。理由は、年齢のせいか冷たい飲み物よりは室温のものが体にやさしいことと、あとモルトの臭み(スモークフレーバーな)がわかってきたんでしょうか。20代後半から30代にかけて、バーボンがすごく好きだった時期がありましたがそれ以来のウイスキーへの傾斜です。バーボンといえば、先の大統領レーガン。彼はバーボン大好きで、特に"Old fitzgerald 101"が好きだったようです。中曽根首相が参加したサミッ トでは、Old garand dad 114(57度)が出されたことを知り、僕もしばらくは、114バーボンを"サミッ ト"と名付け訳知り顔にやっていましたが、、、、、古い80年代ス トーリーです。
そう言えば、ウルグァイという日本人にはあまりなじみのない国から"whisky"という素敵な映画が一昨年?きましたね。好きな映画でした。かの国では、日本人が"チーズ"とカメラに向かう際に発する表情を、"whisky"といって笑顔を作ります。洒落ていますね。――WHISKY!

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ハードボイルド50s

Written by 慶伊 道彦August 31,2009

夏休み明けのブログ、スタートしました。クリスマスまでのルート66!?ぶっ飛ばします。
スタートはレイモンドチャンドラーのフリップマロー探偵。今年の夏休みはこれを読むことにしました。理由は、簡単。村上春樹さんの ”1Q84” 今年のベストセラーになっていますが僕も読み、そしてその延長じょう ”ノルゥエーの森” も再読。しかし、なんとなくもの寂しい気分。そこで、彼の翻訳ものハードボイルド小説。 ”ロンググッドバイ” ”さらば愛しき人”の2冊も再読する事になったという次第です。実際、彼はとてもとてもレイモンドチャンドラーとフィッツジェラルドを愛していることが本に書かれています。しかし、何度読んでもやっぱりかっこいいですね。50年代の探偵さんは。一つ一つの台詞や仕草にしびれます。もちろん、時代の違いはありますが、今時の役者にははけない台詞です。気になる方は、是非、2冊とも読んで丸暗記して、BARに 繰り出してマローを気取ってみましょう。読み終えた後もなにかスッキリしないので、そこでビデオを借りてみました。”ロンググッ ドバイ” ”三つ数えろ”どちらもチャンドラー物です。やはり、小説には勝てないです。台詞かな?
40~60年代のアメリカ物、特に探偵物は大好きです。一番は、ポールニューマンの”動く標的”でしょう!ネッ、ポール先輩? この時代は、いわばアメリカの青春時代。ワカサとワスプさに溢れています。だから学ぶところはおおいです。最近、はやりの細身の無地タイにタイバー。あれなどは、ぴったりの50年代ですし、近頃再ブームのウイスキーも。そう言えば、映画をもう一本だけ見ました。”LA.コンフィデンシャル”ラッセルクロウの出世作です。これは、ジェームス エルロイの名作の警察物です。何度か見ていますが、今回の流れで見直したのですが最高にカッコイイ映画でした。やっぱり、強い男にはしびれます。若者よ!電気ブラン?違った、ハイボールを飲んで男に なろう。チャンチャン

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FAIRFAX流/省エネ(クールビズ)スタイル?

Written by 慶伊 道彦August 03,2009

やっぱり夏は、半ズボンでしょう。最近はショーツというらしいですが。みんなは上をクールにしてはいますが、お尻部分に汗をかいています。半ズボンでしたら風の通りもよく(風水的?)上は逆にシャーツ&タイでクールな気分で締めればオシャレ度も上がり両得。なんで流行んないのかな?政府が悪い!(そんな訳はない)
次のスタイルは、香港シャツ(ただ単に半袖シャツ)にニットタイ。これもなかなかいけますね。シャーツは白無地でタイは黒ニットタイでなければおもしろくないです、はい!この際のパンツは、ブリーフではなくてグレーのトロウール。びしっとライン入りの。颯爽さが夏の男の高得点。当然、一緒に歩く女性は、60年代ルックのパンナムのスッちゃん。手持ちBAGはフライトBAG。決まり!
来週から夏休みに入ります。間平の応援に行ってきますので(笑)一ヶ月ブログを休みます。

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NYのレストラン

Written by 慶伊 道彦July 27,2009

NY、今回の出張ではあの伝説?のBOULEYを予約していただき行ってきました。ロバートデニィーロの愛する街、トライベッ カにそこはあり ます。確か90年代に大ブレークしてその後、ベーカリーショップやオース トリア料理店など手を広げいずれも大繁盛していますが、本体のこの店は暫く休業していました。改装の為とかの短い期間ではなく意外と長い期間、店は閉められていました。理由はわかりませんが。それが昨年末にオープンしたと聞いたので、観光客まるだしで予約した次第です。いわく、10年以上経過しているのでどう変わったのか?
しかしながら、やはり15年位の年月の流れを感じました。すごく素敵な店ではあるのですが、大御所になった分なにか三ツ星っぽいくささを感じました。お金に余裕のあるお年寄りがいく店といったスタンスを感じました。特にセンスのよいレストランといった店ではなかったです。15年の年月は大きいですね。そういう意味では、トライベッカもそのような変化があるのでしょうか。
翌日、友人であり仕事仲間でもある、ロバートゴドレー氏とそのアシスタント、ダニエルと一緒にディナー。こちらは、Wビレッジの小さなイタリアンレス トラン。家庭的なスペースともてなしで落ち着きました。もっとも、ロバートが勘定の際ワインの値段が思ったより高いのでうるさく言っていましたが、ワインは値段を確かめなくてはいけないですよね、笑。15プルーフのワインとしてはアルコール度の強いワインで(ミラノでも飲みました。イタリアワインの良いところかな?)シンプルですがおいしかったです。その後、デザートワインも強い酒でした。昨日のスノップ感あるシーンより 数段いい感じでした。ある意味、ビレッ ジって感じ!
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NYのウインドウ

Written by 慶伊 道彦July 21,2009

この夏も、半パンというかバ ミューダーショーツが大流行りみたいです。NYのウインドゥも写真のように。勿論カジュアルシーンがほとんどですが、ブルックスB(トムブラウン)はスーツに も半パンをコーディネイトしています。僕も、今夏は、グレーのトロピカルスーツを半パンではいています。勿論、黒のハイソックスに 黒のチャッカーブーツ!ミユキ族スタイルが懐かしいでしょうね。ジャケッ ト丈とかボタン位置とかフィッ ト感など進化しているつもり?次回写真をのせます。

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Blogger

中野 香織

エッセイスト/服飾史家/
明治大学特任教授

吉田 秀夫

”盆栽自転車” 代表

長谷川 裕也

"BOOT BLACK JAPAN" 代表

山本 祐平

”テーラーCAID” 代表

伊知地 伸夫

”FAIRFAX” TRAD部門ディレクター

慶伊 道彦

”FAIRFAX” 代表取締役

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