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慶伊 道彦

慶伊 道彦

”FAIRFAX” 代表取締役

1976年、青山にてネクタイブランド"FAIRFAX"を創業。
東京発"ボールドトラディショナル"を切り口にし、現在では、ドレスシャツも手がける。フェアファクスという社名は、当時ワシントンにあった、フェアファクスホテルからインスパイア、小さくても知性、品格、歴史の感じられるブランドを目指す。

Solid Tie

Written by 慶伊 道彦October 12,2010

CNNなどアメリカのニュース番組を見ていると感じるのですが、大きなパーセンテージで無地のネクタイを締めているのがわかります。それも、一時の様に紺ムジ一辺倒ではなくて、ブルー、レッド、ピンク、グリーン・・・なかでもサックスブルーとライトパープルが、人気が高いようです。オバマ大統領もよく締めていますね。背景には、今の不景気を象徴する時代、なんとか姿勢なり生き様が正しく見える様に伝えたいという意図が感じられます。やはり精悍で誠実な顔に写りますね。
一方、日本のTVでは、10月1日まではかたくなに似合いもしないノータイ背広スタイル(チョイジジースタイル?)でお出まし。やっと10月1日になりスーツにネクタイの出番、アメリカのニュース番組のように、パリッと出て欲しいですね。今“あえて無地タイ“の理由。

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Billy Reid - Alabama boy

Written by 慶伊 道彦October 04,2010

Billy Reidは今年の「GQ/CFDA最優秀新人メンズデザイナー賞」を受賞しました。
NYのイーストビレッジの店は、NYレポートでも以前紹介しましたが、実に南部アメリカにこだわった内装の店です。アラバマが好きな彼は、壁のレンガや柱、階段、什器、etc.アラバマなどから持ってきた再生品で作り上げています。店も商品もアンティーク好きな彼の南部テイストを守っています。南部感覚をベースにニューヨークのストリート風をとり入れた "サウスミックスイーストビレッジクラシック" という独特のスタイルを打ち出し続けているところが、受賞の要因なのかもしれません。
(写真、資料などはHugE 10月号より)

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10 Essentials : PsychoBunny's Tiemaker
サイコーバニー デザイン / ロバートゴドレー氏がGQサイトの"著名人の10のエッセンシャル"に登場しました。なかなかB級アクションスターのような男前でしょう!?
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www.gq.com/style/ten-essentials/201008/robert-godley-psycho-bunny-ten-essentials

MGMT

Written by 慶伊 道彦September 27,2010

MGMTはマネージメントの略称だとか。アメリカのインディロック2人組。(現在は5人?)
先日、彼らの新アルバムが発売されたので、買い求めました。僕がこのCDを買ったのは、MGMTを聞いて知ったのではなく、雑誌アメリカ “GQ” で見た彼ら2人の赤いシャツにネクタイ、黒フレームメガネというスタイルがカッコ良く、気になって名前をチェックしていたからです。
その後知ったことですが、ファッションリーダーとしてももてはやされてきているらしいですね。
CDを聞いたところ、やはり紹介されていた ART系の大学出身という学生出身バンドらしいアカデミックな雰囲気を感じました。時代も曲調も違いますが、ちょうどR.E.M.がデビューした当時を思い出しました。これは2作目で、デビュー曲はもっとアートポップな感じらしいのですが、まだ封を開けていません。
新作「コングラチュレイションズ」の根底にあるのは、脱アイドル/コマーシャリズムの意志。- 坂本眞理子 -
僕の大好きなブライアン・イーノにささげる曲があったり、レディ・ガガを揶揄した曲があったりと、ひとクセある構成でまさにアカデミックロックと呼びたいです。(ビーチボーイズの影響もうけている曲もあるんですよ。)
写真からもわかるように、オシャレにも通じているカッコイイ若者グループ、応援したいMGMTです。

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ガールフレンド・エクスペリエンス

Written by 慶伊 道彦September 21,2010

映画「ガールフレンド・エクスペリエンス」の主演女優 SASHA GREY サーシャ・グレイ 22歳。
アダルト女優出身でアダルト界のオスカーと呼ばれるAVN年間最優秀主演賞を受賞。ロックスターのミューズでもある。と、いった 経歴にひかれて、この映画を見ました。実際、アダルトスターといっても、アメリカのハードポルノのノリではなく、なんとなく日本の清純タイプのAVスターと言ったタイプ。
監督はあのスティーブン・ソーダバーグ、「トラフィック」や「チェ・ゲバラ」で今では大作中心の監督と見られていますが、デビュー作は佳作。「セックスと嘘とビデオテープ」、あれはよかったですね。
この映画は、デビュー当時のノリで 8ミリビデオをまわしている感じなので懐かしいノリで見れ、ソーダバーグ自身も楽しんで撮った作品なのではないでしょうか。
ス トーリーは高級エスコートの日常とそのまわり、ボーイフレンド、お客などNYのヤッピー社会を映している。NYの実在のショップやレス トラン、現在アートまでふんだんに出てくるので、今のコンテンポラリーなNYの雰囲気を手軽に 味わえるのではないかな。もちろん、全てではなく現代的リッチ層ではあるのですが、それはそれでNYに 行っても簡単に見聞きできないので、映画でちっとは目の保養ができますよ。
サーシャ・グレイのファッションも知的で、NYらしいスタイルで魅力的でした。もう、上映は終わっているので、T カードで是非!

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Take Ivy

Written by 慶伊 道彦September 13,2010

” Take Ivy ” A Vintage Ivy-League Style Manual
 Mid-60S Japanese P hoto book
#GQ/S t yleの特集に出ていたニュースよりーーー

春頃から話題になってはいたのですが、” Take Ivy ”この本は、確か婦人画報社(メンクラの)?から60年代に出版されたのですが、それが稀少な古本として今では3万だか5万だかのプレミアがついているという話です。
60年代、IVYブームの最中この本は出版されたのですが、僕たちIVY狂はこぞってGET!何度も何度も読み返し宝物にしていたものです。懐かしいですね~~
それから50年たって IVYブームが再度やってきましたが、世界のファッション仕事人から再注目されたというわけです。もちろん、商品企画のためというレベルではなく精神的支柱であったりウインドゥディスプレーであったりと。海外では写真のテイストが素晴らしいと評判です。=写真はNYのSAXデパートのウィンドウです=
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IVYの本場、アメリカにはこのタイプの本が唸っていそうなものですが、ありませんね。これは、マニアっぽく追求してこだわる日本の国民性の仕業でしょうか。いずれにしろ、なに をやっても馬鹿イメージなJAPANでのうれしいニュースです。
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ペルシャ猫を誰も知らない

Written by 慶伊 道彦September 06,2010

まったく暑い暑い残暑!HOTな映画の話から。
音楽なんて嗜好品で、自分の気分に合わせて聞いていて、聞きたくない時はなくても良いもの。そんな感じが最近の僕にはするし、多くの人もそうなのではないでしょうか。
しかし、この映画「ペルシャ猫・・・」に 出てくるミュージシャン達は、人生すべてが音楽で、命をはって生きています。
場所は、あのイラン。西洋文化の規制でがんじがらめの中、当局の目を逃れながら、ミュージシャン達はあらゆる隠れ場所、牧場などで活動を続けています。(牛はロックで 乳の出が悪くなる!)       
主演のネガルとアシュカンは、イランを脱出してロンドン公演をしたいと夢見ています。そして、それが現実味をおびてきます。この映画は、当局に無許可のゲリラ撮影をし、終了4時間後には主演の2人もゴバディ監督もイランを離れたという実話を基にしています。
ネガルとアシュカンを見て、その歌を聞いていると、何故かエブリシング・バッ ド・ザ・ガールのベン・ワッ トとトレーシー・ソーンを思い出しました。(噛み応えある顔!素人くさいが良いメロディ!)
いや~、それにしてもこの映画は、ロックンロールしてますね。
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そう、ロックンロール! と叫んだのは、映画「パイレーツ・ロック」のエンディングシーン。DJ役のシーモア・ホフマンが沈没寸前の船から飛びおり、「ロックンロール!」 人生しています。
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今夏の話題

Written by 慶伊 道彦July 26,2010

Bermuda Shorts、 Straw Hat、 White Suede Bucks(ALDEN)、 Clubmasters RayーBan、、、

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Rammellzeeーーーーー

僕の好きなアーティス ト "ジャンミッシェルバスキア"。彼は、ミュージシャンとしても活動(遊び?)していましたが、当時HIPHOPのパイオニア "ラメルジー" のレコードジャケットのデザインも手がけました。実は僕も持っていますが、非常に非常に貴重な45rpm カバージャケッ トです。その彼の訃報。80年代DCブランドまっさかりの時代もっとも好きな曲でよくこれで踊りました。(ご冥福を)
興味のあるかたは、You-Tubeで聞いてください。 "Beat Bop-Rammellzee+K-rob" 

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では、皆さん!素敵なバケーションを!9月よりブログ再開予定。

All ABOUT WHITE

Written by 慶伊 道彦July 20,2010

今週もGOLFからの話題。どうも今年のキャッチなネタはGOLFからみたいですので。
全米オープン3日目、タイガーが珍しく(初めて見ました)全身WHITE(生成?)でプレーしました。キャップ、ポロ、パンツ、シューズと。全身黒はいままでもみかけましたが。タイガーといえば、最終日の勝負カラー赤!しかし、この日のタイガーはカッコよかったですね。エレガントな白!非常に新鮮でした。それが効をそうしてか結局その3日目のみが猛チャージでした。(タイガー、3日目の写真がないのでイメージだけジュンヤワタナベの写真でつかんでください)
プロゴルファーのスタイルがファッションアイテムとなってきたせいか、選り取りみどりなダサい派手派手ルックが闊歩していますが、このクラシックなエレガントさ 《白》には所詮勝てないですよね。
ちなみに、6/27の全米女子プロの優勝者、クリスティカーも最終日、全身WHITE ラコステでした。超シック!
そのときの写真と一緒に、日米のプレーヤーの写真も一緒に。日本の女の子(といった方がしっくりくる感じ)プレーヤーのカラフル感覚をご賞味あれ。

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60’sカルチャーBOOK

Written by 慶伊 道彦July 12,2010

先週、青山リブロ書店の60’sコーナーに立ち見、ビーチボーイズの話をしました。あれから一週間聞き続けていました。(こだわりというより、チャンジできない性格、苦笑) 60’sは、団塊世代の青春原点だということもありますが、やっぱり!おもろいねん~~
書店の本だけからでもいろいろ連想しちゃいます。ウイリアムバローズ、ジャックケルアック、ギンズバーグ、ボブディランからは、ビートジェネレーションの話。アンディウォフォールのFAC TORY、チャールズブコウスキーの映画 ”聖なる酔いどれ天使の伝説”、マルコムX自伝、ロンドンからも、BIBAのファッション、モッズ映画 ”さらば青春の光”、日本では、唐十郎の紅テント、横尾忠則の東大ポスター、60年代安保を書いた 西部暹、なんと言っても我らが大師匠<石津謙介>からみのTAKE IVY(いまや、世界中でプレミア付き)、、、いやいや語ればきりがないです。たった本屋さんの立ち見から安いレジャーでした。
毎度のことですが、早速ビデオ ”バロウズの妻”、バロウズ役がキーファーサザーランド(その時期は売れていなかった)妻にコートニーラブ(びっくりするくらい素敵な妻役、いいね!)近いうちにもう一本 ”裸のランチ” をみるつもりです。あれからクローネンバーグのファンに なった 映画です。そして今年は、ケルアックの ”ON the ROAD” が映画化らしいです。楽しみ。

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THE BEACH BOYS

Written by 慶伊 道彦July 05,2010

青山リブロ書店で60年代のカルチャーBOOKコーナーが作られ、興味を持って立ち読み。
その中にビーチボーイズのBrian Wilsonのスターとしての苦悩を書いた ”PET SOUNDS” がありました。(村上春樹訳)
ブライアンウィルソンがBEATLESの “LOVER SOUL” を意識して作曲したアルバム ”PET SOUNDS” の魅力は音楽ファンならよく知ってる話ですが、発売当初は酷評でした。本来求められていたサーフィン路線からあまりに 離れていたからです。その後、勿論このアルバムは、傑作として後世に 残るアルバムと評価されるのですが、、、ダメ 烙印をおされたBウイルソンは、当時ストレスからLSDにつかり奇異な行動をとるように なり、また 肥満との戦いなども抱え世間から忘れ去られる人になります。その後、立ち直るまでの苦悩が語られている本です。僕もただのサーフィン音楽グループという感じで聞いていましたから、今一度、聞き直そうと思いました。
SURFIN’USA、CALIFORNIA GIRLS、DANCE DANCE DANCE、CAROLINE NO,,,etc 
ケミカルブラザーズの様なサイケデリック ダンス ミュージックもいいですが、やはり 夏は湘南サウンドって気分ですね。もっとも、湘南といってもサザンや加山雄三ではなく、日活 赤木圭一郎の気分。(ニヤッ!)

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エッセイスト/服飾史家/
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