Written by 慶伊 道彦November 14,2011
スマイル Brian Wilson
MUSIC IS GOD’D VOICE / ロック史上最も有名な未発表アルバムとも云ってよいBeachBoys「SMiLE」。ブライアン・ウィルソンのクリエイティビティの最高潮期、66年から67年に制作が行われ、もし完成していたなら、同時期に制作が行われたBeatlesの「SGT.Pepper~」も"「SMiLE」の亜流"とされていたかもしれないと云われるコンセプトアルバムである。
---関心空間より抜粋---
先週、タワーレコードに駆け足?GET!早速、聞きました。耳にやさしい曲や当時としての実験的な曲などごちゃ混ぜといった難解なアルバムでしたが、(当時、ドラックで精神的にやんでいたせいらしい)
やはり、アメリカがベトナム戦争へと突き進む前の混沌とした時期!?縛りからの解放を求めたロックの進化形が窺えることは間違いないところ。商業主義第一のアメリカでは評価されず、イギリスで勲章を得た、ブライアンの面目躍如に喝采!!(春樹先生は、どうきくのかな~~?)
とりあえず、BB初心者でも、”GOOD VIBRATIONS”は、メロ~でウットリ。一度、TRYしてみてくださいね。手軽な60年代トリップ。
「NY.レポート 附録 NY.シューズ
毎度、おなじみの丸靴コレクション。ようやく最近、イタリアかぶれの方々様もようやくマルマルまると、、、変化の兆し。オリーブオイルのかけ過ぎ?に気がつくのが遅いのです。
前回の報告からは、ほとんど形は変わりませんが今シーズンはソールに特徴が見られますゾ。
ソールで遊ぶ!といった感じ。
以前もお話ししましたが、日本にはこの手のソールがないのですよね~~あれば、即リペアしていただくのですが。それだけで、まったく新しい靴の感覚になるでしょうからね。
流行りとしては、やはりウイングチップでしょうか?ドレスにもカジュアルにもディスプレーによく使われていました。(レディスでも)
あと、オリーブオイルかけ過ぎさんは、モンクストラップが好きみたいですよ。艶艶艶を感じますからね。
Written by 慶伊 道彦November 07,2011
NY.レポート#2 NOLITA ーNOHO EREAー
9月末、恒例のNY出張。ちょうどウオールストリートでのデモ騒動が日本で報じられていましたが、少なくとも僕の行動テリトリーでの中では何もなかったかのような空気でした。
今回の宿泊ホテルは、NOLITAN HOTEL。NOHO地区ノリータに新しくできた小さめホテル。近くに近年人気のエリザベスストリートとスプリングストリート交差点があるというグッドロケーション。部屋の天井は、コンクリート打ちっ放しのsimpleで使い勝手のよい造り。基調色は赤、ドア表示からベッド、サニタリーect全て赤を使用。一応、オシャレブティックホテルの範疇にはいるかな?艶感がないのでうれしいです。
毎度、ホテルの周辺をグルグル回って新しい風を感じるタイプなので、今回も同様にグルグルグル。前のモンドリアンホテルよりも少しだけ上に位置するので、足の負担も軽い。
ノリータエリアに宿泊するのは、2年ぶりくらいなので、どのように変わったか見るのがとても楽しみ! MOTTストリート×PRINCEストリート交差点には、前からダブルRLショップがありますが、今回はその隣に新しく”GANT rugger” ショップができていました。GANT社もマイケルバスティアンをデザイナーで招いてから大きく変わりました。ここんところの業界の動きの一例ですが===埋もれた老舗ブランドをデザイナーで活性化戦略(PRINGLEなどもそうですよね)===
近くには、アムステルダム発ワーク感覚のSCOTCH&SODA、そして新しく人気のセレクトショップ ”ODIN” の新店。こちらは今までの3~4倍はある大型店(とはいっても今までが、20坪位ですが)品揃えは今時ラギットトラッドがしっかり。日本で人気のホワイトマウンテアニングのフェアアアイル柄のニット雑貨が素敵でした。GOOD SHOP!
前回紹介したSATURDAYSのあるクロスビー通りも近いですし、僕の好きな本が一杯あるBOOKSHOP ”McNALLY JACKSON” も。CAFEも併設しているので、雑誌を買って一休み~~ジャキー表紙の雑誌もここでGET、
と言うわけで、ノーホー地区とラファイエット通りやクロスビーを加えたこのエリアは、騒々しいお隣のSOHOに行かないでも、たっぷり一日ブラ遊び出来るエリアに成長してきました。NY.にきたら、まずこのエリアから歩いたら新発見!
Written by 慶伊 道彦October 31,2011
NY.レポート#1 Jacqueline Kennedy
ニューヨーク滞在中のニュースでいくつか僕の目についたものをご紹介します。
もちろんJOBSの訃報が断トツのBIGニュースでしたが。
しかし僕は、以下この手のニュースには弱いのです。どんな些細なニュースでもすぐに反応しちゃいます。やはり、同じアイルランド移民の上流階級の血が騒ぐのでしょうか?(当然ウソ) 話はまたまたたまたま、ケネディ家のことです。
Jacqueline ジャックリーン
今回は、娘のCarolineが、母、ジャッキーの素顔を語るインタビュー本の発売(ビデオCDもセット)に合わせて、各紙、たくさんの雑誌の表紙を飾っています。もちろん、語る娘の方ではなく、ジャックリーンの写真というのが納得納得ウウ~ン。本の内容は、いまだ読んでないのでわからないのですがだいたいの想像らしきはできますし、机の上において眺めているだけで、なにかグッグッ~とくるんですよね。(やはり血かな~?)
次のニュース、ジョージハリソンの音楽ドキュメンタリー映画も話題。
"LIVING IN THE MATERIAL WORLD" 監督、マーティンスコセッシ。マーティンスコセッシは、前にボブディランやストーンズの映画を撮り大好評、この手の映画を作らせるとピカイチという評判を取りましたね。僕もボブディランの"no direction home" にははまっちゃいました。何度みたかな~? 残念ながら、ジョージの映画は時間が合わず敗退、見れませんでしたが日本にヤ~ヤ~ヤ~やって来たら是非見てみたいと思います。
そして、いよいよアメリカTV、連ドラの始まり月間です。話題は、60年代のPanAmスッチー物語。60年代レディースファッションがふんだん。60’s LADY大好きさんとしては、またもや見逃せないTVドラマ!?アテンションプリーズ!
次に、EMPIRE。これまたマーティンスコセッシ監督が初めてTVドラマを演出したことで話題。20年代禁酒法時代の男のドラマ。スコセッシが得意とする時代背景、悪い訳がないですよ。エミー賞7部門。僕が好きなスティーブヴィシェミが、なんと!意外な主演。
日本では、WOWWOWがほぼ同時期放映。もう、始まっていますね。この映画の話題とヴィシェミに関しては、いつかもう一度、ふれたいと思いますが、しかしなにせ僕んちは、ワウワウウワウワ入ってないんですよね~~~
Written by 慶伊 道彦October 24,2011
今秋のトレンドセッター、キャメル!
キャメルといえばまずポロコートが浮かびます。60年代以降、ポロコートはリッチなジェントリースタイルといったとらえ方ですが、そもそも発生はポロ競技の際、選手がプレーの合間に体を冷やさないように羽織ったのが始まりとか。
その後、観客が着るようになり、そしてアメリカで確か50年代にブルックスBが、都会着としてスタイル提案、大当たりしたとか、なんて講釈。
映画のシーンでも、リッチなオシャレな男と分からせる為によく使われました。印象的なシーンでは、あのジーンズ的かっこよさのスティーブマックイーンが”華麗なる賭け”での金持ちスタイル。ポロ競技のシーンが格好良かったですが、確かポロコートも着ていたように思います。確かではなくても、そのシーンだとピッタリ!なんて、ポロコートはそんな風に勝手に思わせてくれますから。
それから、ボーイハント”で紹介したジョージハミルトン。彼のポロコートスタイルはとにかく完璧でしょうね。WASPの極めつけって感じ。まさにポロコートの男!あまりにも決まりすぎるということもあり?
この人の前では、ポロコートを脱いで手に掛けた方が正解です。
キャメルカラーは意外と男性は着こなしが難しいです。同系色だけで合わせる女性と違い色あわせが大変だからです。それにキャメルのブレザーって、なぜかかっこよくないのです。着ていて格好良い!と思ったことがありませんから。(バブリーさがつよいからかな?)
でも最近、一つだけキャメルでカッコイイ良いと思うジャケットを見つけました。それは、コール天(コーディロイ)のキャメルカラージャケットです。ちょっと、クシャっとした雰囲気で、襟をたてて着ると、トニパキ(アンソニーパーキンス)の気分!是非!
Written by 慶伊 道彦October 16,2011
先週に引き続き、ツィードの話から。
アメリカ雑誌GQの今月号の特集の一つに、ツィードジェントリーマンがあります。
ツィードスーツにタータンチェックのシャーツ、タイドアップをしてレジメンタルやウールタイ。
写真でおわかりのようにツィードという古い?素材を使っているのに、とてもフレッシュな装いに見えますね。ツィードでもハリスツィードのように厚手ではなく、ウインドウペインやドニガルの薄くて柔らかい生地のスーツですと、ビジネスシーンでもそんなにカジュアル感はありません。それに合わせたタータンチェックのシャーツが雰囲気を醸してします。勿論、もう少しビジネスっぽく決める場合は、ロンドンストライプも悪くないです。
今年の夏のスーパークールビズでノータイ、ポロシャツスタイルの楽さかげんに(だらしなさ)、味をしめた今時リーマンは、冬でも、そのスタイルつまりノータイ、オープンネックでいく感があります。男にしか出来ない女にはないスタイルを棄てるとは、、、
まあ~しょせん、スーツにネクタイというスタイルをコスプレ的に考えているリーマンにオシャレの未来はないでしょうが。
フライデーカジュアルなんていう昔あった業界キャンペーンも、その人達のレベルに迎合していたのでしょうか?今では、誰も言いませんよね。
だいたいドレスとかカジュアルとかという括り方は、すごく古い(というか、昔の方が作法に則っていました)と、思いますがいかがでしょうか?むしろ、昔言い古された、TPOが新鮮に聞こえます。時、場所、場合とかね。このLADYとは明日の5時、このBARで、このスタイルで一杯!
Written by 慶伊 道彦October 10,2011
2011年はハリスツィードが誕生してちょうど100周年を迎えた記念すべき年だということは、皆さん雑誌等でご存じですよね。
英国にハリスツィード協会というのがあり、そこの登録商標です。シャンパーニュ地方のシャンパンみたいなもの?
僕ら若い頃は高級感のあるいわゆる本物の英国製ツィードジャケットということで、多くの羅紗やさんと当時いわれた貿易商があつかっていました。やはり神戸や横浜に多かったです。それを各地の高級仕立屋テイラーとか英國屋のような一流と言われる店で仕立てていました。70年代初めには、VANなどがいわゆるブリティッシュSTYLEというものを打ち出し、ようやく若者にも広まるようになりました。(ダンロップマスターズ=いわゆるダンマス=などなつかしいブランドです)
それがおよそここ20~30年はファッションの表舞台から姿を消してしまった素材でした。
おじさん臭いと言うことが都会風になじまなかったのでしょう。ところが、上記の生誕100年も重なったのでしょうか、ラギットTRADや英国カントリースタイルの復活というキーワードにうまく乗りカンバックしてきました。
昔は、生地が非常にしっかりしていることや重かったことで主にジャケットとしての需要のみという感じでしたが、今年は、生地に洗いをかけてクタッとした感じをだしジャケットやベストにしたり、皮との張り付けができるようになったので、カバン、スニーカー、ハット、ダウンベスト、などといった当時では考えられなかったアイテムで取り上げられだしました。
ハリスツィードは、もちろんドニガルやツイルなどの無地もありますが、やはりハンドツゥースなどチェック柄が人気があります。同じチェックでもタータンチェックもこの秋カンバック。ツィードとちがいチョットきれいめ色が対照的でいいですね。やはり、ジャケットだけでなくシャーツやネクタイで遊びたいです。
夏はギンガムチェック、冬はタータンチェックやウインドウペィンなどチェック柄は気分を若くさせます。それに知的にも見えます。ロリコンを自認している?ウディアレンが愛用するわけです。お笑い界に興味のない無口な男は、だまってチェックをきるべし!
NY、緊急レポート:Steven jobs氏が5日、死去しました事は勿論ご承知でしょう。
当然、NYの各紙はTOPニュース第一面。
その夜は、関連するビルでロウソクがともされ、多くのメッセイジが貼られていました。
写真は、その夜、アップル社ビルの前の様子を写したものです。
Written by 慶伊 道彦October 02,2011
サントロペ、20年代には上流社会でいち早く有名な保養地としてもてはやされました。勿論、現在もそこそこ高級リゾートというイメージは残りますが、70年代頃からは隣のニースやカンヌに高級というイメージは奪われています。
ただ、ヨットハーバーがあるので、ヨットの修理や造船に携わる技術者、そしてfisherman系の人々が多く住まうマリーンタウンといえます。
ケネディのロングアイランド(EAST)、ハリウッドスターのパームスプリング(WEST)、アメリカのURRER CLASSなリゾートタウンにフランスのやや庶民じみてはいますがENGINEERの情熱的なサントロペ(FRANCE)、ややこしい話ではありますが、この3つを混ぜ合わせると、微妙に素敵な香りの新しいTRADSTYLEが見えてきます。
ブリジットバルドーの出世作”素直な悪女”(1956)、この映画はロジェヴァディムの監督デビュー作でもあります。なんと自分の女房を主役にしました。ブリジットバルドー、当時22才。彼女はこの映画を足がかりにセックスシンボルとして大ブレークします。(当然、映画公開後、離婚) その美しい肢体だけでなくファッションセンスもすばらしく、今年の50~60年代調のファッションアイコンにもなっています。
この映画の舞台は、サントロペ。
冒頭、老紳士役のクルトユンゲルスは赤のオープンカーでサントロペの小高い丘を登ってきます。いいシーンですね。
全裸で庭に寝転ぶバルドー、その肢体が眩しく、大人はそのニンフ的な魅力にはまっていきます。(当然当然)
バルドーの為の映画ではありますが、2人の素敵な男優がいます。
一人は、金持ちの老紳士役のクルトユンゲルス。これが渋くていいんです。スタートシーンの紺ブレに大きな3段のレジメンタルタイ。バルドーの全裸との微妙なバランス感。監督は、いい味出していますね。
他のシーンでのスーツスタイルも大人の決め技として完璧です。
もう一人は、ジャンルイトランティニャン、あの当時はあんなにも若かったのですね。60年代に”男と女””暗殺の森”etc渋い大人の演技を見ているので、なおさら初々しさに驚きます。
彼の着る一張羅のジャケットがまたいいんですよ。アイビースタイル(もちろんフランスには当時ありません)を彷彿する3ボタン段返りにサイドベント。ごく普通のかっこうがすごく素敵に見えるという典型的なスタイルです。
金持ちおじさんの大人スタイルとの逆ブリが楽しいです。
映画では、造船現場や海岸のカフェなど庶民的なマリーン味がみえ興味深かったです。
(以前みたCANNELの映画の地引き網を引くワンシーンを思い出します)
もう少し前のヒッチコック映画”泥棒成金”もサントロペの海岸線がよく出てきます。こちらは、上流社会に愛された頃のニースやサントロペが舞台です。
ケリーグラントとグレースケリーの黄金コンビですから当然、ウットリ!なのですが、今の気分は、やはり”素直な悪女”の時代かな?(冒頭の全裸のせい?)
フランスプロヴァンスエリアのニース、カンヌ、サントロペ、辺りを舞台にした映画はたくさんありました。ヘップバーンの”いつも二人で”、アランドロンとジャンギャバンの”地下室のメロディ”、マルセイユを舞台にしたベルモンドの”ボルサリーノ”、”きちがいピエロ”、海辺ファッションがおしゃれな”海辺のレストラン”etc.
高級リゾート地ではなくFISHERMANやヨットマンENGINEERが働く港町が、これからのマリーンルックのイメージかな?
Written by 慶伊 道彦September 26,2011
色の時代!といっても、色気の色ではなくカラーがあふれるという話。
カラフルなコンテンポラリースタイル。あふれる色と柄をマスターせよ!
来春にむけて、メンズスタイルにも色が氾濫するという流れがくるからです。
勿論、メンズカラーの王道であるブルーからサックスまでの色は当然ですが、
ベージュ、イエロー、グリーン、オレンジ、ホワイト、、、。
先日のPITTI会場においても、ブルー系のジャケットやブルネロ風ベージュ、オレンジやグリーンのアクセサリー、イエローのパンツetc、男も色気を欲している様がムンムンとしていました。
ここ2~3年、グレー、紺、と抑圧的な色が主流だった反動かともおもえます。
ゴルフスタイルでも、アメリカPGAをみても、ゴルフはクラシック重視のスポーツなのですが、非常にカラフルになってきています。(前にも、リッキーなどを紹介しました)
遙か昔、ピーコック革命といわせて、男が色を着るという取り組みがありましたが(不発?)
今回は、間違いなさそうですなあ~
ウエストサイドストーリー
この映画は高校時代に4~5回、その後も10年おきくらいに見ていますから10回くらいは見た事になります。まあ~僕ら世代の青春バイブル?
今回は借りたDVDで見ましたが、スピィーディな映像の中に色を感じました。
だいたいにおいて、50~60年代の映画は色がきれいです。勿論、技術やマシーンははるかに今の方がぶっ飛んでいますよ。ただ、昔の映画は色に飢えていたんでしょうね。
多分、モノクロからカラー(総天然色映画!)に変わった時代ですから、色に対して貪欲だったのでしょう。
今のTVでいうところのダイナミック効果みたいな強調された色でした。
例の冒頭のバスケットボールコートの小競り合いから、ダンスパーティまでの流れのシーンは一気にたたみかけてきて息を呑むばかり。いつみてもここがいいんですよね~
ダンス会場でも不良達のめかしたスーツスタイルが、これがまたいいんです。
カラーのシャーツに同色のタイというジゴロスタイルがいるかと思えば、
キャメルのコーディロイスーツにホワイトバックスという今風しゃれもの。
主役のリチャードベイマーは、ベージュのジャケットが浅いサイドベントのコンポラスタイル。
不良が決めると、僕のようなまじめ人間?が一生懸命不良っぽく崩すという無理な手間がなくてカッコイイ!
と言うわけで、この秋は、キャメルを中心にブラウン、グレー、オレンジ、ホワイト、などを取り入れ、来春にむけての色への挑戦をしていきませんか。
Written by 慶伊 道彦September 20,2011
フレンチポップスの話をすれば、当然本家アメリカンポップスの話へと流れます。
60s歌姫、コニーフランシス。Connie Francis
決して女性っぽい魅力とは縁がないFACEとSTLYEなのですが、どっこい天童!、
大ヒットを飛ばし続けました。ヴァケーション、可愛いベイビー、ロリポップリップス、、、
日本でも、中尾ミエ、森山加代子、弘田三枝子、青山ミチ、、、が歌い大ヒット。米POPS旋風!
"Where the Boys are" 邦題 "ボーイハント"
MGM青春音楽映画路線での映画デビュ。冒頭からコニーの歌で始まるコニーの為の映画です。
映画は、4人の女子大生がフロリダナンパバカンスに行く<お馬鹿>なストーリーなのですが、
当時は、<美しい十代>だった僕には、その豊かなアメリカにため息しながら見たものです。
特に、4人のうちの2人はすごく可憐でお姫様のような目の輝きをしていたので、アメリカ娘にノックアウト!
=イベットミミュとドロレスハート=
イベットミミュは当時の日本では、ミメオと呼ばれていましたが、いや~ぞっこんでした。
ジョージハミルトンは大金持ちのぼんぼん役なのですが、これがピッタリのはまり役。
その後の彼の映画でも、これを超える役はなかったような気がします。
あまりにアメリカ的美貌を持ったが故のプレーボーイイメージ。
実生活でもジョンソン大統領の娘、あの!イメルダ夫人、そしてリズテイラー、、、有名ところを
落としまくり。いや~あの男ぶりとスキが無いオシャレぶりをみれば、男でさえウットリでしょう。
それゆえ、映画の方は、いまひとつパッとしない役柄ばかりでしたね。
その辺が、"のっぽ物語 "の後も賞レースに参加したアンソニーパーキンスとの違いかも。
しかし、僕にはたった1ッ本のこの映画で十分です。
そして、70才近くになった晩年、ようやくいい味を出してきています。
ウディアレンの "さよならさよならハリウッド"にも出ていましたし、ちょい役ですが、雰囲気はさすが!ってところです。
最後の映画は、大金持ちのトラッドスタイルでウォール街のマイケルダグラス大風呂敷男を叩きのめす役をしてほしいですが、、、?
ところでこの映画 "ボーイハント"は、日本でも(たぶんアメリカでも)まず手に入りません。(マフイアルート?)
わかってはいたのですが、80年代にリメイクされた同名のVHS映画を見ました。
ストリーは、もっとお馬鹿にもっとエロっぽくしたB級物ですが、ラジー賞という不名誉な賞を取りました。
ただ、意外と勉強にもなりました。60年代と80年代のアメリカの立場の違いというか、時代の変わりが見て取れます。
女性のスタイルは、ポニーテイルに対してソバージュというかファラフォセットメジャーズ風。
男性は、ワスプなTRADスタイルは皆無。音楽も、POPSからロックへ。
いや~~60年代っていいですね! (淀川風オチ)
Written by 慶伊 道彦September 11,2011
さて長~~い夏も終わり聞く音楽もCHANGEって感じですが、最近オトのハヤリにはイマイチ疎いので。そこで、今回の気分はフレンチポップス60s!
これから流行るキーワード、<60s、色きれい、都会的> にもピッタリのはまり役。それに、いささかロリコン調でもあり、、、
順々に当時の活躍した代表格を羅列していきましょう。
France Gall フランスギャル
”夢見るシャンソン人形 ”で日本でも大ヒット。ゲンスブールは、Gallをフランスのロリータというイメージで仕上げました。名前もいかしますよね!
Jane Birkin ジェーンバーキン
おなじみバーキンバッグの生みの親。映画でも活躍。”ナック ” ”欲望 ” ”スローガン”
ゲンスブールと結婚を繰り返す。フレンチスタイルの生き証人。
Sylvie Vartan シルビーバルタン
ハスキーヴォイスで歌う甘い囁き、ファッショナブルでYE-YEの元祖。
”アイドルを捜せ ” ”あなたのとりこ ” ちなみに僕大すき!
Brigitte Bardot ブリジットバルドー
勿論、有名女優ですが歌も歌います。ゲンスブールとの”ジュテームモア ノンプリュ ”は、不倫ソングで物議。 今見ても、旬な味。
映画 ”素直な悪女 ” ”裸でごめんなさい ” ”軽蔑 ” ちなみの僕大LOVE!
Mirille Darc ミレーヌダルク
ロジェヴァデム監督の映画でスターに。アランドロンとは永年一緒に暮らす。
”恋するガリア ” ”ウイークエンド ” 素敵な女教師風好みの方。
Marianne Faithfull マリアンヌフェイスフル
イギリス人ですが、アランドロンと恋に落ちたのでフレンチ?。最近でも映画やBEST盤で活躍していますね。
映画 ”あの胸にもう一度 ” バイカースタイルに恋いしたい方、あの柔らかい指をすきな方。
Ye-ye イェイ イェイ
アメリカンロックのカバー曲を歌うシルビーバルタン達ティーン世代のライフスタイル全般を当時の大人は揶揄してこう呼びました。
マリークレールのミニスカートなんかも、このあたりからでてきたのかな?
余談ですが、自転車、ツールドフランスが人気が出てきたのもこの時代。カルチェラタン闘争の本家である、解放区学生運動もこの時期。(あんまり、関係ないですね)
60sの映画も、素敵な映画が一杯一杯。今日は、紹介のみで、いつか詳しくお話したいですが。
突然炎のごとく、エヴァの匂い、20才の恋、アイドルを捜せ、軽蔑、男と女、アンナ、ロシュフォールの恋人達、冒険者たち、昼顔、あの胸にもう一度、スローガン、男性女性、、、、、、、、、、love french 60s!