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慶伊 道彦

慶伊 道彦

”FAIRFAX” 代表取締役

1976年、青山にてネクタイブランド"FAIRFAX"を創業。
東京発"ボールドトラディショナル"を切り口にし、現在では、ドレスシャツも手がける。フェアファクスという社名は、当時ワシントンにあった、フェアファクスホテルからインスパイア、小さくても知性、品格、歴史の感じられるブランドを目指す。

British Traditional

Written by 慶伊 道彦February 27,2012

今秋のメンズコレクション発表が終わり、その写真がいろいろなブログに紹介されています。
一つのトレンドとしては、タイドアップ!早い話がネクタイをしようゼ。
こち亀、ネクタイがメインの会社ですから、それはそれはおいしい話です。笑
ただ実際カジュアルスタイルの際にタイでVゾーンを飾ると、意外や意外、
実に手軽に品良く尚且つトレンド感も得ることが出来ます。
(ようやく気付いたのでしょうか、いわくファッションやさん達)
パーカーやカーディガンスタイルにタイ、いいね~~是非!


GQより~

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TRAD:
山下達郎がいいことをいっていましたが(何にだったかわすれましたが)

” 人々の心がよじれてしまっているときには、よじれた表現は無用。アバンギャルドというのは、安定の中でこそアンチテーゼとして機能する。リアリティがないと響かない。”

まさに混沌とした雰囲気ただよう現状、やはり彼の言うところをメンズスタイルに置き換えれば、男が今もとめるスタイルは、正調 ” TRAD ”。 そしてこの枠のなかでいかにして、遊ぶか、崩すか、その辺りに面白さを感じます。
ということで、トムちゃんルックも3年!そろそろ鼻につく時期です。今秋にはブリティッシュトラディショナルとかカントリーブリットに注目したいです。 


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Steve Buscemi

Written by 慶伊 道彦February 20,2012

Steve Buscemi

スティーブ・ブシェミ: しばらく映画で見てないな~と思っていたら、昨年後半やたらめったら雑誌の巻頭にキメキメスタイルで登場、???と思っていたら、なんと!TVドラマ ”ボードウォークエンパイヤ” の主役。エミー賞8部門受賞ですし、マーティンスコセッシ監督なので是非見たいと思うのですがWOWWOWなので、1年待ち。
写真とストーリーからしか想像できないのですが、40年代暗黒時代のクールに決めたギャングスタイル。ホムブルグHATやクレリックラウンドシャツが時代離れしていてカッコいいです。ハデハデクレリックにこれまたハデなプリントタイ!プリントの復活なるか?

僕がブシェミを映画でオヤッ~~と思ったのは、コーエン兄弟監督物 ”バートンフィンク” 変な顔しているがいい味出してるな~と。その後、あの ”レザボアドックス” のMr.ピンク役で大ブレーク。実際、あの役は怖かった!
印象に残る映画では、”ゴーストワールド” 人気コミックの映画化ですが、ブルースレコードの収集をするオタッキー役。ソーラーバーチとスカーレットヨハンソンのティーンエージャーとのからみは、いや~わらかせていただきました。ショボイ中年オタッキーですから、部屋の中とかは古き懐かしきアメリカ味、シャツなんかもやはり!ネルシャツなのだ!(なぜかネルはオタク)  おもろい役者だな~。
余談: スカーレットちゃんは、この映画でピカピカに輝いていました。本来、太り症なのでしょう、20代半ばにはダイエットで苦しんでる感じですが、このころはCUTE絶品!多分、ロリコンウディ様は、この頃から彼女に目をつけていたのでしょうか? 監督冥利

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Ben Shahn

Written by 慶伊 道彦February 13,2012

ベン・シャーン展==Benn Shahn:Cross Media Artist==
神奈川県立近代美術館/葉山

20世紀アメリカを代表する画家、意外にもメジャではないですが、1930~1960年代に活躍。
ニューヨークやアメリカ中西部の労働者階級の人々を直視、暮らしを写真にとり、
勿論、写真そのものも作品なのですが、それを題材に絵画に活用。

1月の雲一つ無い快晴の午前、ようやく葉山に思い立った。
(なにせ遠いですから、腰が重くなりますよね)
東横線で横浜、京急に乗り換え金沢八景、さらに乗り換え新逗子駅まで、、、
そこからバスに揺られておよそ15分、三ヶ丘バス停、そこが葉山美術館。
遠いです、それでもだんだん近づくにつれ海が見えてきて気分もリラックス。
海岸線をとことこ走って遙かな景色を見るのは久々なので、ワクワク感。

それ程の人気でもないですし遠いせいもあり入場客はまばら。これがいいですよね!
僕は、名作でも名勝地でも人混みが苦手。少し前にいった、ヒルズの歌川国芳展はずら~~っと絵の前にビッシリ人人。順々に見ると一日終わらないのでは?
(国芳浮世絵は超素敵なのですよ~)

今回わざわざ見に行ったのは、別に葉山に行きたかったのではなくて
(葉山良二くらいしかうかばない~僕の芦川いずみを奪った男)
ベンシャーンの絵というよりも写真を見たかったからです。アメリカの30~60年代の民衆の。NYのロウアイーストサイド、ジャンキーの街バワリー、ペンシルバニア、、、やはり、見て良かったですね。良い写真でした。勿論、絵画も


美術館の外庭からは太平洋を望め、運が良ければ富士山も拝めるらしい、その日は快晴ながら生憎と意地悪されましたが。
このようなこじんまりとした手作り風な美術館は気分を静めてくれますね。バス停前の雰囲気もほのぼのとして。

時は大恐慌の直後、フランクリン・ローズヴェルト大統領は農村復興を企図し、議会と世論を説得する材料として窮乏する農民の写真を収集させたのです。アメリカ南部・中西部を旅行しながら6000枚にもおよぶ農民たちの写真を撮影していくうちに、彼はこう考えるようになります。"当時私はアメリカの国内のいたるところを歩きまわり、あらゆる種類の宗教や気質をもった多くの民衆を知るようになった。こういう信仰や気質を彼らはその生活の運命に超越し、無関係にもち続けているのだった。社会的な『理論』はかかる経験の前に崩れ去った"(カタログp.57) 以後、彼は政治や具体的な事件ではなく、"人間"を描くようになります。農民、移民、貧民といった社会的にくくられた人間ではなく、どこにでもいる、あなたでもあり私でもありえるような"人間"を。寝ころぶ子どもたち、写真屋、抱擁する二人、固く握りしめた拳と腕に顔を埋め絶望する男。~~散歩の変人より~~


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皆さんはこのブログを見た頃には、もう美術展は終了していますが、名古屋、岡山と巡回して最後は、6月3日から福島県立美術館にて。”第五福竜丸”を題材にした絵画も数多く描いており、福島原発事故被災地との不思議な縁を感じます。是非!是非!

Gary Cooper

Written by 慶伊 道彦February 05,2012

Gary Cooper

2012年!今年も徒然書き続けます、よろしく!

ゲイリークーパー: 実は昨年末にアップを考えていたのですが越年。理由は、肝心の洋書 ”Enduring Style” を、アマゾンから入荷できませんでした。多分、当初の予定以上にオーダーが入りパンクしたのでしょうか?
そういったわけで、年初にようやくGET。
写真集なのですが、まさにゲイリークーパーの個人アルバムを僕らがながめていますよ!ってかんじ。よくあるスターの決め決め素敵なポーズ写真本からすると、いささか拍子抜けですが、クーパー様の個人アルバムを所有していると思えば、素敵なBOOKです。装丁も渋いしラルフローレン様の推薦文もつけられていますしね。

ゲリークーパーについてよく言われていることですが、彼は ”アメリカの父親像”。善きアメリカ人の典型 ”グットサム” 若き日は誠実でシャイな好青年、年をかさねて渋さをまし力強いヒーローに。アメリカ人は(他の国でもあるでしょうが)こんなイメージが大好きなのです。だから、アメリカ大統領には、そんな父親像が求められているのでしょう。2ボタンスーツが絶対値!3ボタンスーツのケネデイ写真はまず見ませんね。

ゲーリークーパーの銀幕の活躍時代は、1940~60年。僕の少年時代の彼の映画は少し大人っぽすぎ、よく連れられて見たのですがその時はいまいち面白さを感じなかった事を覚えています。同時代では、後述のジョンウェインの勧善懲悪ウエスタン物の方がカッコよかった。ルーゲーリックの ”打撃王” などは、まだ野球聖ということで興味を持ちましたが、ウエスタンの名作といわれている ”真昼の決闘” は、その時の僕にはちょっと難しかったですね。オードリーとの ”昼下がりの情事” も、今の僕の年齢になるとなんとなくクーパーの役どころもわかりますが、当時は、オードリーの相手役としてはちょっと老人っぽいな~というのが感想でした。ジョージハミルトンで見てみたかったが、、、
ただ、”武器よさらば” ”誰が為に鐘は鳴る” は、親友ヘミングウェイの推薦で出演したようですが、こういった男くさい役どころでは、本当!様になります。大スター!
今回、新らためてどの映画をみようかな?と考え、NY都会物を見ました。”群衆” ”摩天楼” という50年前後の映画です。まさに誠実で寡黙なアメリカンヒーローだと言うことが、よくわかりました。広い肩幅の2ボタンスーツが大人のNYスタイル、チャラ男感覚ゼロ。
ゲイリークーパーは、やはり大人受けする俳優です。ごくごく普通のスーツがむしろ男らしさを醸し出しています。

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ピカソ夫妻と
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クラークゲーブルと
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ヘミングウェイと
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断崖
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摩天楼
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昼下がりの情事
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クーパー本のおかげで、ジョンウェインも思い出しました。ミスターウエスタン、まさに共和党タカ派の象徴。クーパーとは正反対ですが、それはそれで一本筋が通っています。西部劇と戦争映画に執念を持ち続けた男。
”駅馬車””アパッチ砦””黄色いリボン””リオブラボー””アラモ””リバティバランスを射った男” いや~~一杯楽しましたいただきました。
クーパーとウェイン、日本でいうと”市川雷蔵”と中村錦之介”といった時代ですかな~~(阪妻と傳次郎?)

ジョンウェイン
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old england

Written by 慶伊 道彦December 26,2011

OLD ENGLAND in PARIS

パリの老舗ショップ ” オールドイングランド ” が、来春をもってクローズとなります。
この話は、秋口にDRAKESから聞いていたのですが、日本にもこのライセンスショップがある関係上、皆さんにお知らせを控えていましたが12月5日付けの新聞で発表されましたので、ちょっと一言、、、。

パリの本店は、クローズの後、他の場所で再オープンという記事が出ていましたが、当然今までのあの素敵な古めかしさは望めないでしょうし方針もかわるでしょうから、実質閉鎖ということでよいのでしょうか。

僕は欧州リサーチにいくと、勿論ミラノやロンドンは勉強になりますが、それでもやはりパリのオールドイングランドが一番刺激を与えてくれ大好きな店でした。古さの中にある男のチャーミングさ!そう、パリジャンそのもののスタイルを見せてくれるからです。
いつも店の中にいるとフランス映画の主人公を思い出し、つい長居して困るのでした。
アンソニーパーキンス、ジャンルイトランティニャン、イブモンタン、ジャンギャバン、etc.
フレンチTRAD、フレンチIVY、フレンチコンチ、フレンチカンカン??、

でも、無くなるからといってパリを悪く言うことはできませんね。NY、ロンドン、ミラノ、東京、どの都市も今では、いわゆるセレクト系が主流ですし、オールドクラシックな造りやスタイルは、時代ではなくなり生き残れなくなるのでしょう。(家族でやってる店はありますが)
いまでは唯一、NYのポールスチュアートが古い時代のイメージを少なからずのこしている大型SHOPといえるかな。ここも創業社長が亡くなったので、これからの後継者しだいというところですが、、、。
洋服屋さんだけでなく、東京では僕の好きなカウンターBARやコーヒー喫茶店もタクシーに乗らなくては行けないくらい少なくなりましたしね。
せめて、映画の中でトップリと浸るだけですかなぁ~~。淡い恋も!

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映画 ” サルトルとボーヴォワール ”

早速見てきましたが、なんとも話しようがないというか。多分、映画の二人が僕の思うタイプでないせいでもあるのでしょうね。
~~~映画評いわく、これは偉人伝めいた通常の伝記映画の攪乱を意図するものだろう。むしろ二人の時代にそぐわない(先取り)あきれるくらいの野生であり、愚かさを表現するためのしかけ?~~~
まあ~とにかく主役俳優にどこか魅力をかんじないと映画って、おもろくねぇんだよなぁ~
それに40年代のパリのアッチャコッチャが美しく出てくるのですから、服装ももうちょっと粋にきめてほしかったしね、コチトラ服好きとしては。
折角、世紀のカップルの話なのだが、監督のミスキャストで?私まで攪乱されました。
これはまさに狙い通り??

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忘年会シーズンもほぼ終わり、皆さん!いかがでしたか?今シーズン。
弊社仲間の恒例のパーテイ写真を愛でてくださいナ!
富士急フジヤマのごとき急降下の日本の今年も、そろそろ終わりを告げます。
月並みですが、皆様にとって来年がよい年でありますようにお祈りいたします。
では来年2月に、お会いできれば、、、!


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foreign books

Written by 慶伊 道彦December 19,2011

最近、購入した洋書紹介。

TRUE PREP
NY出張の際、ブルックスブラザーズで購入。ブルックス発行のプレッピーマニュアルハンドブック。
80年代に初めてプレッピーが紹介された同様のマニュアル本を思い出しました。
アメリカにも、結構おタッキーが存在しているのです。


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PREPPY
ジェフリーバンクスが編集責任。70年代、ラルフローレンに影響を受けBLACKながらTRADデザイナーとして活躍しました。モダンTRADといった位置付けか?同世代のセザラニよりは上?
写真集ですが、特別ヤッター!という写真が少なく、表紙装丁の良さで買いましたが失敗。初心者用ですかね。


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R.F.K.
Robert Francis ”Bobby” Kennedy
ボビーもミドルネームが”F”とは、驚きました。大統領があまりにも魅力的なので、実力のわりには人気がないので、、、。
写真は、主にケネディが暗殺されボビーが出馬宣言するところから、兄同様にまた暗殺されるまでの期間の写真です。
写真から考えるに、やはりボビーは、ドラマで伝えられたような真面目な人だったのでしょう。それだけに、いまいち写真はインパクトに欠けます。ファッション面でも同様な感があります。
ほんまにこの方はモンローとベットを一緒しましたんでっか!?
しかし、当時の普通の人々から(特にBLACKの人々)、圧倒的な支持を受けていたことも窺えます。黒人俳優シドニーポワチエの喪服スタイルの写真も載っていました。


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Beat Memories
おなじみビートジェネレーションの肖像写真、それにギンズバーグのペンによるコメントが加えられています。
やはり、どなたさんもくせ者ぞろえのビート派ですから、上記のボビーと違い写真の迫力はスゴイ!


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LETTER TO JACKIE
ジャッキーに宛てられた手紙の紹介本。いろんな人からの手紙が送られてきていて、非常に興味深いです。
NY情報でも言いましたように、ジャッキー関連本は、NYの沢山の雑誌で取り上げられていました。やはり、アメリカの人々はケネディ家を愛しているのです。


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ゲイリークーパーの本が話題ですが、あまりに反響がありすぎ入荷が遅れているみたい?
新春にはGET!今から、楽しみです。

Bleeker street

Written by 慶伊 道彦December 12,2011

NY.レポート #5  ブリーカーPOLOストリート

僕のおなじみ、ブリーカーの話。(あきないね~~ネタ不足?)
僕にとっては20代から愛しているストリートなので、やはりいつも来ちゃいます。

来るたびに少し少し少しづつ賑わいが増してきています。やはり、Book Markが昨年オープンしてからの事ですね。こちらのマークンは、女性に人気がありますから。でも、ブリーカーがこれ以上賑わってSOHO状態にならないことを、コチトラとしては願っています。

今回驚いたのは、POLO関連ブランドのショップが一気に広がっていたことです。
まさに、ブリーカー=POLOストリート、ラルフローレンに占拠された感。
ラルフもこの通りがすきなのでしょうか?多分
元々、10年程前からある店は、今回、ブラックレーベルを基調にしたドレッシートレンドに一ひねり。素敵なテーラードスタイルの店として再出発。GOOD SHOP!
その隣には、今までのカジュアルラインのみをピックアップして構成したショップに。
向かい側には、RUGBY tailor として、新たなメンズ、レディス、の2店。他にダブルRLの店も。どの店も、スタイリングは本店を上回っていると思います。やはり、この地、ヴィレッジの雰囲気、住民の嗜好、etc. 好きなようにやりなさい!という、ラルフからのメッセイジを感じとることが出来ます。
いや~これだけやられちゃうと、他のデザイナーブランドは、彼の地では無理なのでは?


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Night's PINO

Written by 慶伊 道彦December 05,2011

NY.レポート #4

NY.は、いつもショートスティなので、せいぜい夜遊びは、1~2回です。いつも、地元のニュースに強い人のアテンドのお陰で、ツーリストでも意外と旬な場所に出かけられます。
今回、待ち合わせに使ったのが昨年にできた新しい HOTEL JAMES の屋上にあるBAR。ロケーションはSOHOの西、トライベッカの上といった辺り。
ワンランク上のラグジュアリーホテル。
オープンテラスからみるNY.の夕方の風景を楽しめます。エンパイヤが近くに見え、西にはハドソン川も見られます。お飾りですがプールもあり、屋外のラウンジは賑わっていました。


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その後、食事はミートパッキングエリアにある、ABE&ARTHUR’S、フレンチベースのウエスタン料理。1Fは、きちんとしたレストランスタイルですが、2Fはカジュアルタイプでわいわいガヤガヤ。サイコバニーデザイナーのロバートゴドレイ氏との食事でしたので、
途中で女優の(現地ではかなり有名!)奥さんが陣中見舞い。
一瞬周りのテーブルがガタガタガタ!

食後、SOHO地区のWATT streetにある、ガレージ風のクラブに。入口は、ドアが一枚なので危なそうでしたが、中は普通のラウンジ仕立て。当日は、誰か?主催のクラブイベントとかで盛り上がっていました。(写真はドア入口)
最近、東京ではクラブ通いをしないので疎いですが、危なすぎずヒルズすぎずっていう、程良いバランスがNY.にはありますね。

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翌日、THE WAVERLY INN へ。僕の好きなエリアであるグリニッチビレッジのWaverly Place 角にあるレストラン。NEW レストランですが、古くからある建造物をそのまま
リノベートして生かしているので、ほどよい古さが落ち着いた空気を醸し出すイカシタお店。すぐにロンドンのレストラン”IVY”の雰囲気を思いだしました。
入口のBARが特に良い感じで小さいですがチョット昔の英国を感じさせてくれます。
歴史にコンプレックスのニューヨーカーをくすぐるには、この位の脅しが有効なのでしょうか。料理は別として(感想がないというだけでまずいわけではない)、お酒がおいしかったです。勿論、PINO

PINO : 赤ワイン ”ARIES PINO NOIR” は、ナパバレー産、オーガニックグレープを作って有名なRobertKlnskey Vineyard の1本です。
”VILLAGE”ラベル、定番ラベルではなく、限定モノ、ラベルの羊さんイラストが可愛くイカシてるでしょ。
白ワイン : ”Sancerre” は、フランスのLoire Valley産、ブルゴーニュよりもっとスイス寄り。
これからの季節、生カキとの相性としては、シャンパンと同格。意外と知られていない産地ですが、値段も手頃でお薦めの1本!


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Duncan Jones

Written by 慶伊 道彦November 28,2011

ダンカンジョーンズ、映画監督。
あの!デビットボーイの息子です。この男の頭の中をかち割って?覗いてみたい欲望にかられます(ちょっとオーバー)。でも、その位、彼の発想はチョイト面白いです。
第2作目の映画、”ミッション、8ミニッツ”すごくユニークなストーリーで尚且つおもろかったでっせ。前作の”月に囚われた男”が良かったので今回また見たのですが、やはり楽しませていただきやんした~。並の監督が考える切り口ではないですね。まだ公開していますので、是非!!!
ところで、主役は、ジェイクギレンホークなのですが(結構、良い佳作の主演をはっています)、内容上もちろんズーット同じ服装なのですが、これがまた渋いのです。シェパードチェックらしきツイードジャケット(しかもエルボーパッチ付き)、ダンガリーシャツもボタンダウン!それにナント!同色の無地タイの重ね合わせ。まさにカジュアルアップなUuuu~N今年ピッタリの服装を合わせてくるとは、やるね~!
オヤジの遺伝子、恐るべし。(伝統芸能界と違う?)


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B級映画の範疇でしょうが、1本。おなじみ乗り物パニックストリーの映画ですが。
主演をはる、ウォルターマッソーの服装が今シーズンのピッタリカンカンって感じなので。
ヘリンボーンツィードジャケットにタータンチェックのシャーツ。そこにイエローのハデ目ウールタイ。いや~いかしてますね。僕的には、ネクタイは、ブルーとブラウンの2段レジメンかロイヤルクレスト辺りくれば超GOOD!でも、しったこっちゃないでしょうね。
この映画は1974年製作、ですから時代はプレッピー前夜のTRADスタイル。ちょっと、ブリティッシュの影を感じさせ。なことで、このスタイルなのでしょう。
他の脇役もオシャレなのです。なぜか、全員HATもしくはハンチングなどかぶっていますし電車内なのに意外と乗客はドレッシーな服装だし。犯人役のロバートショー(いい顔してますね~)が着ているコートもHATに合わせたナイスルッキング。着丈など時代性はありますが、マネしたいスタイルです。メガネもいかしてますよ。
ネットでかりて~~が出来たおかげのおいしい産物でした。

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Japanese restaurant

Written by 慶伊 道彦November 21,2011

NY.レポート#3  JAPANESE RESTAURANT

NY.の日本食ブームは、ブログでも再々お話していますし、日本酒カクテルBARなどTVでも話題になっていますね。実際、一握りでしょうが日本食文化のパイオニア達のお陰で、
NY.での日本食のレベルは格段にUPしています。
毎回、ついた日に訪れる”嘉日”-KAJITSUーは、今年もNY.ミッシュラン2星を獲得しました。完全懐石料理なので、なおのことこの店の凄さが目立ちます。
今回は、柄でもないのですが秋スペシャルコースをオーダーしました。松茸はカナダ産。料理のウンチクは苦手なので省き。
ただ、前菜だけは、説明しておきたいなあ~~と思い書きました。
”紅葉前線野菜のテリーヌ”  南北に伸びた日本の地形に沿い、初秋の頃の紅葉を思い浮かべて、それぞれの地域でこの時期に収穫される旬な野菜の味を壊さないように表現、クリエイトされた一品!今回、使われた野菜は、ビーツ、カボチャ、ロマネスクカリフラワー、レンコン、小人参、トウモロコシ、芽キャベツ、オクラ、春菊、枝豆、ブロッコリー、パプリカ香辛料、、、、
これは今年の大ヒットか!
隣の写真は、デザート。炙り薩摩きんとん。デザートは、4月号で紹介したスペイン風大福が凄すぎた。

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翌日は、まったく違うタイプの日本食店。ミッドタウンに新しくできた”ronin”ー浪人ー villagevoiceで見つけて、現地でTEL予約。
いや~そこのシェフ(もちろん日本人)は老人の域に入っていますが、実におもろいユニークな男。”お客さんお客さん、今日のムツダイはいいよいいよ~~
一匹造りでどう?値段は、大丈夫大丈夫” (何がどう大丈夫なのだろう?)
まあ、今日の入荷だから新鮮なのでしょう、おいしくいただきましたが、日本の魚と違い大味だからチョット分かりづらい。それに、超BIGで食べきれない。
(特に味が悪いわけではない)
お酒は、東京の沢乃井”純米大辛口” (お客さんお客さん、渋いねぇ~)
この店は、今までの老舗NY.日本料理店タイプから一歩抜け出した雰囲気だし、リラックスして楽しめました。


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土曜日、大雨の中、行ってきましたよ~
NYで見損なった映画、”リビングインザマティリアルワールド”、ジョージハリソンの
ドキュメンタリー映画。いや~さすが!マ-ティンスコセッシ監督。いい仕事しています。
3時間半の2部構成というロングドキュメンタリーなのですが、中だるみせずムシロ後半にかけてテーマがはっきりしてくるあたり、さすがってところ。先日もお話ししたとおり、前に
ボブディランやローリングストーンズで鍛えた技が随所に光ります。
今回は限定2週間公開ですが、12月中旬頃から、確かDVDが発売されます。
ファンもそうでない方も楽しめる良い映画です。

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