Written by 慶伊 道彦June 20,2016
Written by 慶伊 道彦June 13,2016
Written by 慶伊 道彦June 06,2016
ハンク・ウィリアムス
1940年代カントリー音楽のシンガーソングライター、アラバマ州ジョージアナ出身。
アメリカ人なら誰でも知ってるはずの三波春夫と作曲家吉田正を合わせたような
カントリー音楽の大スター。
その彼の伝記映画、"I saw the Light" が、NYアンジェリーナで封切!見てきました。
47年、MGMレコードと契約しメジャーデビューするが、映画はMGMに認められるまでの奮闘、
そしてその後、子供時代からの古傷である背中の痛みを和らげる為のモルヒネや深酒が
もとで早死にするのですが,映画はその前後の音楽、恋愛、家族と仲間、体の痛み、などを描く。
1953年1月1日、コンサート前に急死、そして1月4日のモンゴメリー公会堂での葬儀。
その際、ロイエイカフが、"I saw the Light" を歌う場面で映画は終る。29才という若さでした。
映画も勿論!同じスーツでした!
僕も名前は知ってはいましたが、ここまでアメリカ人のハートを掴んでいたとは、驚き!
みなさんもたまに口ずさむ歌もあるのではと思える、まさに昭和初期のアメリカ大演歌師。
トム・ヒドルストン
ハンク・ウィリアムス役、なんとイギリス俳優、そして先祖に"サー"の称号を持つ男爵がいるという
名門の出。最近よく"GQ"誌の表紙やファッション特集にでるので、気にはなっていたので、
今更ながら調べてみましたが、僕もいくつか見ていた映画に出演もしていました。
やや地味メな感じなので、その時は印象不足? GQ誌で、おしゃれさんで紹介されています。
"ミッドナイトインパリ"でスコット・フッツジェラルド役、"戦火の馬"で馬を買うニコラズ大尉役、
元来センスがいいのでしょうね、映画ではシャツを腕まくりしてヴィンテージタイを
しめるスタイルが決まっていました。勿論、ウエスタンスタイルのスーツにHATも!
歌もどうやら本人が自分で歌っているとか?
いや~それならすごく上手い!感心するくらい上手い! イギリス人なのに、カントリーを。
このシーン!いいでね。白シャツの腕まくりにビンテージタイ、パナマハット、
南部の男の心意気が伝わります。男のスタイルとはこういうものでしょうか
たまたま見た朝のニュース番組、映画紹介で軽快にダンスを披露してくれました
地味な作りの伝記映画ですが、50年代のカントリーなスタイル、インテリア、エリア、心情、、、
アメリカエンタの原点に触れることができ、僕には楽しめる映画でした。
同じくカントリー歌手役でホアキン・フェニックス本人が歌うジョニー・キャッシュの
伝記映画 "WALK THE LINE" と比較してみるのも面白いですね。
日本公開はあるのかな?ジョニー・キャッシュもありましたから、大丈夫でしょう。
(すべて引用写真です)
Written by 慶伊 道彦May 30,2016
白シャツ
いつの時代にも消えずに存在し続けるアイテムとはいえ、何度も時代に翻弄された歴史が!
(ちょっと、オーバーですが)
白シャツは50~60年代は、トップランナーを走っていました。唯一、IVYファンの大好きな
イエローのボタンダウンシャツのみ、例外でしたが(ダスティホフマンの"卒業"などでおなじみ)
その後、70年代に入り、POLOが NEW TRAD を打ち出し、ボールドでカラフルなシャツが全盛。
様々な柄や色が男の色となり白シャツは、時代のはるか彼方に追いやられました。
いっとき(90年代)白の復活が、ミニマム系デザイナーによりなされましたが、あくまで一時的。
それが、今日、古典的なスタイルの見直しから、クラシックスタイルの主流に躍り出ました。
白シャツ抜きにはエレガントも語れませんし、意味合いは違いますが、
クールビズ野郎の胸元もスッキリしないでしょう。
色を極力排除するミニマムな装いは、今期はグレースーツにグレータイという極め付け!
このキモは、白シャツと白のポケットチーフの織りなすバランス感がキーワードとなります。
勿論、袖口からのぞかせるべきカフスの白も!
"北北西に進路を取れ" ケイリー・グラント
シャツ襟の収まり方が素敵、グレーコーディネイト!
"ゴールドフィンガー" ショーン・コネリー
白のバランス感と黒ニットタイ
"金髪は熱いのがお好き"で共演した、トニーカーティスとジャックレモン
カラーピンも、白シャツには相性がいいです
IVYアイコン パーキンス
シャツの腕まくりが、男らしい匂いを引き出し
"動く標的" ポールニューマン
胸元を緩める仕草が、婦人を虜にします。このラフさ加減が今どきな匂い
"BKT by Brooklyn Tailors" クレリックタイと隠しボタンのボタンダウンの妙味
小剣は、あくまでチラッ見せ程度がより効果的
モード系の今日的な白シャツスタイル トム・ヒドルストン
"グレート・ビューティ" 完璧なイタリアンになりたい方のスタイル
以下、ウィンドウより、胸元クラブ
(俳優写真は引用です)
ドレスシャツをクリーニングする際、プレスをどのようにしたらかっこよく決まるか!?
こだわる方ほど悩みは深いでしょうね。特に、白シャツは出来不出来がわかりやすいので。
プレスは、強いといかにも新品ですと言ってるみたいでかっこ悪いし、実際新品の際の良さは
失われていますからね。(ステッチワークなり生地そのものの風合いは、プレスで失われます)
まるで、修正した美人顔写真ってところでっしゃろ。
僕は、ノンプレス派です。その方が、ステッチや生地のシワ感が得られますし、
シワから出てくる陰翳が、ネクタイのディンプルによる陰翳と相まって、大人な香りを出します。
ただ、シワシワ過ぎるとジェントリースタイルに合わなくなるので、そこは要注意!
クリーニング後の濡れている間に、しっかり形を整えるくらいの努力は惜しんではいけません。
(乾いてしまうとステッチの縮みがのびませんので、濡れているうちに)
クリーニング屋さんに頼む場合は、できれば "手アイロン" で "ソフトプレス" 希望と!
やはり、女から見ると男は面倒な生き物でんな~
Written by 慶伊 道彦May 23,2016
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