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慶伊 道彦

慶伊 道彦

”FAIRFAX” 代表取締役

1976年、青山にてネクタイブランド"FAIRFAX"を創業。
東京発"ボールドトラディショナル"を切り口にし、現在では、ドレスシャツも手がける。フェアファクスという社名は、当時ワシントンにあった、フェアファクスホテルからインスパイア、小さくても知性、品格、歴史の感じられるブランドを目指す。

TWIN PEAKS

Written by 慶伊 道彦May 08,2017

TWIN PEAKS

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1990-1991 放映され、大人気となったTVドラマ
監督は、かの "デヴィット・リンチ"
このドラマが、今春再スタート!

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ドラマの舞台は、カナダ国境から南に8キロ、西に20キロのところに位置する
ワシントン州の田舎町。そこで、"ローラ・パーマー" 事件が起きる。
監督デヴィット・リンチは、こよなく愛するアメリカ50年代の田舎町と
そこに住む普通でも、どこか怪しい住民をシュールにドラマに落としこむ。

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主役であるクーパー特別捜査官(カイル・マクラクラン)は、生真面目ながら
斬新な捜査方法の持ち主、常に携帯用のカセットレコーダーを持ち歩き記録に残す。
(その後、よく色んな映画でもこの動作を見るようになりましたが、
その当時は、もの珍しく面白いことをする捜査官だな~というのが感想)

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当時は、まだVHSテープの時代で、貸しビデオやで運よく手に入れ
(大人気でなかなか、かりられない)
お正月のスキー場の宿泊時、2晩で一気見!頭が朦朧として滑った記憶が残ります。

いや~~とにかく、魅力あるキャスティングの勢ぞろい!
特に、次々と登場するアメリカン美人に圧倒されました。
ローラ・パーマーを演じるシェリル・リン、そしてシェリリン・フェン、、、

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なんと!新作"シーズン3"が、今春5月に全米でスタート!(日本では、夏から)
またまた、素敵な美人勢が、、、ナオミ・ワッツ、モニカ・ベルッチ、アシュレイ・
ジャッド、アマンダ・セイフライド、、、
男優も、くせもの俳優ティム・ロスなどが出演し楽しみが増えます。

DAVID LYNCH
1976年、カルトムービー"イレイザーヘッド"で、監督デビュー。カルトブーム
の火付け役。

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エレファントマン(80)、デューン(84)、ブルーベルベット(86)、
ワイルドアットハート(90)、ロストハイウェイ(97)、
マルホランドドライブ(01)インランドエンパイア(06)、、、
いや~よく見てますね。やはり、シュールリアリズムと50年代調アメリカという
ダブルにかぶるセンスが僕にぴったりあうのでしょう。

現代アートや音楽の分野にも同じような嗜好の作品を発表。
最近では、なんと!本人のコーヒー好きが高じて自前のコーヒーブランドも手がける。
そのコマーシャルが、またすごいのです。
らしいというか、娘さんのジェニファーリンチが製作、"DAVID LYNCH SIGNATURE CAP"
是非!U-チューブでチェックしてみてください。
(写真は、全て引用写真です)

GERGIA O'KEEFEE

Written by 慶伊 道彦May 01,2017

Georgia O'Keefee   /   LIVING MODERN
Brooklyn Museum

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3月下旬から、NY、ブルックリンミュージアムで、ジョージア・オキーフ展開催。
ちょうど、スケジュールが合ったので、早速行ってまいりました。

オキーフといえば、花、動物の骨、抽象画で今日では有名なアメリカの画家ですが、
僕が知ったのは、70年代に入ってから。NYで知り合った不良外人がアーティスト
だった関係で、教えられたのですが、、、(当時、ARTにはそれほど縁がなかったです)
その後、NY派のニューペインティングを知って、すっかりアート通ぶるように(汗)
オキーフを教えられたときは、僕はその方を(つまりオキーフ)老人男性と見ていました。
2~3枚の写真からでしたから、オキーフは当時80才代?シンプルな服装ですから
写真だけでは、性別はつかなかったです。(今の時代のように、情報写真が豊富でない)
80年代にはいり、一度、サンタフェに寄ったのですが、さすがその際は驚きました!
オキーフのデザイン感覚がそのままでしたから。つまり、サンタフェスタイルは彼女が
導いたのでしょう。オキーフ・サンタフェ美術館もあるくらいですから。

今回の美術展を見て、まず感じたのは、なんと!なんと!彼女は若かったのだ!
(ず~~っと、老人のわけはないのですが、なにせ素敵な老い方をなされてましたから)


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バージニア大学を卒業後、1918年にアーティストになるためにニューヨークに出ます。
この美術展がユニークなのは、作品とオキーフのWEARが一緒に展示されていた
ことです。20代の彼女の服装は、僕が感じるY'sというか80年代東京の世界、
キナリと黒だけのスッキリした服装。とてもあか抜けた都会的なセンスです。

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1954、エミリオ・プッチ、Dress
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そして、29年にニューメキシコに移ります。作品も、花を大きく描いたり、
牛の頭蓋骨や角を描くようになります。服装も、サンタフェスタイル?
デニム、インディゴ、自然素材、シンプルなデザインにおさめています。
バンダナもオキーフが洗練されたスタイルにおきかえました。

1950年代、Banndana
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60年代、オキーフは、アジアに旅行します。日本、中国、、、
そこでの感覚を彫刻や着物にも反映させます。
1960年代、Tanzen
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1984、BuruceWeber撮影、
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数々の有名カメラマンが、オキーフを撮っています。やはり、魅力ある被写体ですから。
実に100才近くまで長生きされたので、晩年の作品も多く、充実しています。

1946、CecilBeaton撮影本人と
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素敵な笑顔、1975、DanBudnik撮影
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GEORGIA O'KEEFFE / LIVING MODERN BOOK
まだまだ紹介しきれなかった写真もたくさんあります。
この本には、たくさんの素敵な作品、写真、WEARが載っています。是非!

NY New Restraunt

Written by 慶伊 道彦April 24,2017

毎度、NYに行くたびにフラフラとNEWレストラン周り、
仕事の役に立っていると考えてのことだが、単にアルコール好きなだけかも?

CHUMLEY'S  /  86 Bedford St.
1920年代~30年代前半は、アメリカ禁酒法時代。
Leland Chumley が、ウエストヴィレッジの地下に潜り酒場としてオープンした
"CHUMLEY'S" は、ヘミングウェイ、ジョン・スタインベック、アラン・ギンズバーグ、
そしてF・スコットとゼルダ、などなど知識人たちで連夜盛り上がったとのこと。
その際の作家の肖像画や古い絵、写真などなどが今日になり地下の物置から見つかる。
それらを持ち出し、できるだけ当時のままの状態に仕上げて、お店の壁をおおいました。
ですから、お店は、裏口からはいれる通路もあり、BARのスツールに当時の面影が
残されています。ウエストヴィレッジは、ボヘミアン、そしてビートジェネレーション,
その後、フォークの若者へとバトンを渡されニューヨーク派の歴史が刻まれています。

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EMPOLOYEES ONLY  /  510 Hudson St.
近くにあるこの店も、当時は、潜り酒場!禁酒法時代のBARとスツール、
その中で、粋なバーテンダーが腕をふるう。スタンダードカクテルではなく、
オリジナルなカクテル中心のメニュー。この界隈らしいBARレストランです。

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反対側からみるバーカウンター
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The Beekman  THOMPSON HOTEL
ローワーマンハッタン(ニューダウンタウン)ウォールストリートに近いが、
建国当時は、このあたりがニューヨークの入り口でありかつ中心。
1881~83、5 BEEKMAN St. に、iconic Temple Court が建立され
今回、ホテルは当時の建物をリモデルしている。
界隈は、NYへの入口!当時は文化の中心でありシェクスピアハムレットの舞台も。
Edger Allan Poeのコレクションや多くのART COLLECTIONもホテルのウリです。
勿論、宿泊したわけではありませんが、僕にはちょっと荷が重いホテルです。
やはり、ちょいとぶらり、一杯飲みに行くにはなんとかなりそうなホテルですかね。

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最上階のフロア、簡単に入れたのに驚き!セキュリティに問題あり
しかし、凝りに凝った内装です、宿泊客はねれるのかな?心配
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この様に、吹き抜けになり、アパートメントのよう。
真上から下を見下ろす感じ、真下はラウンジスペース
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真下の一階ラウンジは、そのようになっています
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Le Cou Cou  /  11 HOWRDS 
ノリータエリアより下に位置し、最近はこの辺りまで再開発が進んできており、
今後の開発エリアの目玉となるのでは?NOLITAに対してSOLITAと。
ホテルの1階にあるこのレストランは、日本では考えられない高い天井で開放感が
ありました。また、たくさんのスタッフが忙しく働く様を見れるオープンキッチン。
最近、ニューヨークはそのようなスタイルが新しいのでしょうか。
僕のホテルからの近いせいもあり、3回ほど朝、夕と訪れました。

朝のエントランスのたたずまい

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夜は、こんな風にBARとなります
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こちらはレストランスペース、朝の光で
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ディナータイムには、こんな感じになります
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オープンキッチン、おおぜいのスタッフがキビキビと
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(写真は、全て引用写真です)

Truman Capote

Written by 慶伊 道彦April 17,2017

Truman Capote  /  トルーマン・カポーティ

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1940年代のNY。第二次世界大戦中のアメリカ、しかも30年代の大恐慌からの復活、
リッチでセレブなバブルカルチャー、マティニーもJAZZもその頃に今のスタイルと
してうまれ、ロックフェラーセンターもティファニーも40年前後に完成、
なにかとアメリカ文化の強さを僕ら戦後ベービーは感じて大人になりました。

そして、今日、お話しするのはトルーマン・カポーティの "ティファニーで朝食を"
たしか、40年代前半の作品。ちょうど大戦の真っ最中の時代。
トルーマン・カポーティは、自伝映画で知っている程度ですが。("冷血" は読みました)
地方出身でホモセクシュアルを公言する彼は、普通の都会人とは一種違う
特別なセンスを感じさせ、時代が新しく変化する空気を読み取ることができる青年でした。
ですからこの本には、当時のNYの息遣いを感じとれます。
小説ではNYのその時代の空気感を読むことができ、戦争中というくらい時代でも、
NYという都会だけの話かもしれないですが、華やかさを感じました。
アメリカンTRADが好きな人には是非!

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"ティファニーで朝食を"

==以前暮らしていた場所のことを、何かにつけふと思い出す、どんな家にすんでいたか、
近辺にどんなものがあったか、そんなことを。たとえばニューヨークに出てきて
最初に僕が住んだのは、イーストサイド七十二丁目あたりにあるおなじみの
ブラウンストーンの建物だった。==

==映画スターであることと、巨大なエゴをかかえて生きるのは同じことのように
世間では思われているけれど、実際にはエゴなんてひとかけらも持ち合わせていない
ことが、何より大事なことなのよ。リッチな有名人になりたくないってわけじゃないん
だよ。~~~~~~~~~~~~~~
いつの日か目覚めて、ティファニーで朝ごはんを食べるときにも、この自分のままで
いたいの。~~~~== (新潮社村上春樹訳P50より抜粋)

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さて、勿論、あの大ヒット作!ヘップバーンの映画は何度見たことか!
映画は、原作とは方向性が随分と違う作品に出来上がっていますが、
楽しみが二つあるって考えればいいのでしょう。(モンローとヘップバーンと)
ヘップバーンのめちゃめちゃお洒落さんブリも当然当然とウナルことながら、
脇役の(語り役)、ジョージ・ペパードのIVYルックにため息!
ネイビーブレザー、ヘリンボンツィードジャケット、白のボタンダウン、そして
レジメンタルタイ、ステンカラーコート、、、

お見事な永遠IVYブルックススタイル
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作家役ですから、当然ヘリンボンジャケット(インテリの証)
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スリムなニットタイ! 短いのは?当時の経済状態?(当然、コストはさがりますから)
ダブルが姿を消したり、ヴェストが背抜きになったりと、経済がスタイルにも影響します
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このシーン!たまんないです!言葉が出ません
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ステンカラーコート(僕らには、この言い回しのほうがいいです、バルマカンよりはネ)
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ラストシーンも原作とは、随分違いますが、やはり素敵なカップルはこうでなくては
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(写真は、全て引用写真です)

Moderato Cantabile

Written by 慶伊 道彦April 10,2017

雨のしのび逢い / Seven days & Seven night (アメリカタイトル)

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監督:ピーター・ブルック
原作:マクリッド・デュラス
俳優:ジャンヌ・モロー、ジャンポール・ベルモンド
ジャンヌ・モロー、32才の映画ですが、これでカンヌ映画最優秀女優賞をとる。
ちなみにジャンポール・ベルモンドはこの映画の時は、26才の青年でした。

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"きゃあぁぁ~~~!" 映画は、女の絶叫から始まる、実にアンニィで印象的な場面です。
このとき、ジャンヌ・モロー演じる人妻は、子供のピアノレッスンの付き添う。
曲は、アントニオ・ディアベリの "ソラチネ" の反復練習。
"モデラート カンタービレ" このピアノ曲が映画では効果的に使われる。
"普通の速度で、歌うように" という意味合いですが、映画のタイトルにもなります。
しかし、どうでもいいことなのでしょうが、どうして日本では毎度毎度タイトルに??
なぜ "雨のしのび逢い" なのでしょうか? どうにもよくわかりません。
映画では、雨降らなくても逢引していますしね。ヤレヤレ

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物語は、ボルドー北にある海岸沿いの田舎町。夫の束縛が強く満たされぬ思いの
ブルジョア人妻と、労働者で失業中の男との7日間の恋!
"殺されるほど、愛されたい" 束の間の火遊び。
ストーリーは、人妻よろめきドラマですが、そこは原作もしっかりして、
監督もあの!ピーターブルック!モノクロのシンプルで淡々とした展開。
純粋で生きることに真剣な二人の接点。女の絶叫!が、効果的なドラマ。
ビデオで、楽しませていただきました。
一度ならず二度三度と見たくなる映画です。恋愛を体験した方へのお勧め。

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ジャンヌ・モローがまたいいのです、惚れ直しました。揺れ動く人妻の心を動作でも。
ワインの飲み方、BARでの会話の変化、気持ちの動揺を表現します。
また脇を支えるベルモンドも、この時はまだ26才の青年、前年 "勝手にしやがれ" で
スターの仲間入り、そしてこの映画でジャンヌ・モローに鍛えられて一皮むけた
のでしょう、その後、大スターの道を登ります。
写真は、60年、カンヌ映画祭に出席した際のものでしょうか。
二人とも実にチャーミングですよね。

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(写真は全て引用写真です)
因みに、この年は映画の豊作年でした。
カンヌパルムドール賞は、"甘い生活" フェデリコ・フェリーニ監督

Prestige Records

Written by 慶伊 道彦April 03,2017

Prestige Records  /  プレスティッジ レコード

先日、僕のJAZZ音痴ぶりをお話ししましたが、アメリカの黄金期50年代を
いたずらしていた所、プレスティッジレコードなるレーベルに行きつきました。
50年代アメリカは、僕らにワクワク感を与えてくれます。映画、音楽、スタイル、、、
ジェームス・ディーン、オードリ・ヘップバーン、マリリン・モンロー、フランク・シナトラ
ヒッチコック、、、、ビンテージカー、ビンテージファッション、ミッドセンチュリー、、、

さて、プレスティッジレコードは、1949年、Bob Weinstockにより設立されました。
当初は、"ジャズレコードセンター"というレコード店をオープンさせていたのですが、
その後 New Jazz というレコード会社名でスタート、翌年プレスティッジレコードに変更。
全盛期は、55年~60年代前半。
レコードジャケットに書かれる住所がいいですね、446 W 50th ST.NY.

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プレスティッジレコードを代表するミュージシャンは、マイルズディヴィス、ソニーロリンズ
ジョンコルトレーン、モダンジャズカルテット、etc 若くて上り調子にある彼らが
競い合って傑作を残していく。彼らは、ハード・バップと呼ばれる当時最新のスタイル。
その後、フリージャズとして広がりをみせていく。
また、レコードジャケットのデザインも秀逸!実にしゃれていて50年代を感じさせます。

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マイルズディヴィスは、1955年に自らのクインテッドを結成。5枚のアルバムを
残すが、そのうちの4枚はプレスティッジレコードから発売。これには理由があり
マイルズは、コロンビアレコード社と契約を結ぶが、プレスティッジレコードに数枚の
レコーディング契約が残っていたので、まずはそれをこなす必要に迫られていた。
そこで、"マラソン・セッション"という伝説が生まれる。もっているレパートリーを
メンバーが6時間以上も時間をかけて、まるでクラブでセッションをやっているがごとく
立て続けに演奏!そしてそれを2回こなし、そのままレコードに落としこむ。
このレコーディングは、マイルズディヴィス・クインテットの最高の演奏記録となる。
そして、4枚の名盤レコードが生まれた。
メンバーは、マイルズディヴィス、ジョンコルトレーン、レッドガーランド、
ポールチェンバース、フィリージョージョーンズ。
1957年
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1958年
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1959年
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1961年
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(以上、全て引用写真です)
50年代、60年代のアメリカ文化は、理屈抜きに僕らを楽しませてくれます。
今月は、このレーベルCDだけを聴いています。



SUN 68

Written by 慶伊 道彦March 27,2017

FAIRFAXは今春新ブランドの展開をはじめました。

SUN68 
2005年 イタリア ベニスで設立
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△✖のワンポイントをモチーフとしたポロシャツメインのブランドとしてスタート以降、
支持を拡大し、2016年秋現在、生活雑貨も含めたトータルなデイリーウェアブランドとして
イタリア国内に14店舗の直営店を運営しております。

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(以上、引用写真です)

 「SUN」は、希望と成長を
「68」は、イタリアで1968年に起こった文化革命のリマインダーを示しており、
「SUN68」と連なることで、
「イタリアにおける1968年の様な希望と成長をファッションにおいていつも持ち続ける」
という思いを表しています。

 △(デルタ)は、自分の未来への希望の値を、
✖(イクス)は、自分自身で変えていく未来を示しており、「△✖」と連なることで、
「自分が志す未来への自分の決意、行動」を表しています。

 「SUN68」というネーミングと「△✖」のモチーフを組み合わせることで、
私達は志を持って日々を暮らす人々へ、オーセンティックでファインなウェアに
未来への希望を込めたデザインワークをほどこし、今日よりも明日へ、
そして未来へ向けて今よりも半歩だけ進んだデイリーウェアを作り上げていきます。

ここでいうオーセンティックなウェアというのは、
「イタリアから見たアメリカ=イタリアのデザインワークによるアメリカンカジュアル」
68年当時=ミッドセンチュリーの頃の希望に満ちたアメリカの日々の暮らしの中の
スタイルに私達の今の時代のクリエイティビティをプラスして、
現代の日々の暮らしの中で希望を持ち楽しく快適に過ごす為の「衣」を提案していきます。

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 SUN68    △✖

'17春より都内店頭で取り扱っていただきますので、機会がありましたら、
是非チェックして下さいませ。

 

Robert Bresson

Written by 慶伊 道彦March 21,2017

Robert Bresson  /  ロバートブレッソン

50年代~60年代のフランスを代表する映像作家、
ジャン・コクトウらと文化活動集団を一時期作る。
写真で分かるように、かなりの男前である。端正な顔とどうようにか?
演技指導においても、芝居がかった演技を嫌い、素人を優先して採用。
作風には、小津安二郎や遠藤周作の影響を感じると、どこかに書かれていました。
無駄をそぎ落として、朴訥なセリフ回しなどからその辺りのことが覗えます。

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先週、ロバートブレッソン監督の "スリ" を、見ました。
限りなく少ないセリフ(あってもわざと素人臭い棒読み)、少ない登場人物。実際、
ほとんどが素人俳優だったとか。しかし、映像は鮮明!白黒の良さを引き出しています。
物語は、ドストエフスキーが原作、当時のフランス人が好む反体制な香りがプンプンと。
スリの場面になるとその技の動きを追いかけ、スリリングとなる。
実際、頭領役を演じる俳優は本物の魔術師で、スリの演技指導を徹底したようである。

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この映画で、デビューしたMarika Green/マリカ・グリーン
ビックリするくらいみずみずしい登場ぶり!いや~芦川いづみのようです。
その後の映画は、イマイチのようですが、姪っ子が,あのエバ・グリーン。
美人の系譜をついでいます!

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ロバートブレッソンといえば、彼女も忘れてはいけません。
アンヌ・ヴィアゼムスキー
ロバートブレッソンとの映画 "バルタザールどこへ行く" で、16才で俳優デビュー。
その後、十代でゴダールと結婚、"中国女" "東風" を、一緒にとる。

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また、ドミニク・サンダの映画デビューも彼の作品でした。
21才の時、"やさしい女" 
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ドミニク・サンダは、その後、ベルナルド・ベルトリッチ監督の作品
"暗殺の森" "1900年" と、大作に起用される。本当に魅力的な女優さんですよね。
特に、当時の(60~70年代)監督は、清楚な美人女優を掘り起こすのが
巧みでした。ですからそれは、この頃のフランス映画が僕にとっては欠かせない理由の
一つです。


BILL EVANS / SOME OTHER TIME

Written by 慶伊 道彦March 13,2017

ビル・エヴァンス "サム・アザー・タイム"

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モダンジャズを代表するピアニスト、エヴァンスが68年、ドイツで録音した音源が
発掘された。契約の関係でお蔵入り、存在すら知られていなかったものだ。
E・ゴメス(ベース)、J・ディジョネット(ドラム)との3人トリオ。
脂ののりきった絶好調時期のエヴァンス・トリオ!新たな名盤。

実は、JAZZ音痴の僕は、単にCDカバー写真が凄く気に入って、瞬間クリック!
こんな音楽への入り方もあるんですから、僕のようなアマチュアの皆さん!
実際、それまでは、"ビル・エバンス" と、"ギル・エバンス" を、同人物と考え、
マイルズと取り組んだ名盤 "Miles Ahead" と、"Some Other Time" が、ごっちゃごちゃに!
NYで映画 "Miles Ahead" を見た後、このCDを購入したが、どうもピアニストが違う?

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頭が混乱状態、まったくそんな知識でJAZZに臨んでいるのですから通には申し訳なし。
でも、お陰で、BILLの、"PORTRAIT IN JAZZ"  "Waltz for Debby" と、名盤を聴くことが
できるようにまで成長?!

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ギルさんの方は、マイルズディビスの作品には欠かせない存在!
一緒に制作したフル編成オーケストラのアルバムは有名です。

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また最近では、
同様に素敵なジャケット写真から買い!  "EVERYTHING'S BEATIFUL" をクリック!
ROBERT GLASPER & MILES DAVIS
なんとなく、バスキアをほうふつさせるカバー写真です。
このような音楽音痴の僕のCD漁り方法! どないでっしゃろ~~

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(写真は、全て引用写真です)

先日、デヴィットボーイ "IS HERE" 展 に、はるばる寺田倉庫まで足を運ぶ。
さすが、世界を巡回している展示会だけあって資料が満載でした。
ステージ衣装は勿論、ボーイの直筆の制作ノートや譜面、貴重な写真、、、、
それなりに楽しめた会場でした。しかし興味深さの点では、昨年のルイヴィトン展の
方が僕には面白かったですし、なにより会場内の回覧の順路がうまくないのでした。
レイアウトがいまいち複雑なので、イヤホーンからの音楽がバラバラに聞こえてくるし。
どこをどうやって順々に歩けばいいのやら~~はてさて?
(NYのビョーク展の時は、歩く順順にきれいに音楽が流れてきていました)
スペースが少ないといったわけでもないから、これはもったいない気分。
まあ~~でも、ボーイファンには、しったこっちゃないしったこっちゃないんでしょう。
僕も、ボーイファンの端くれですから、(LPレコードやCDはほとんど所有?)
文句たれたれながら、30~40年前を懐かしみ会場内を歩き楽しむことはできました。

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(引用写真です)
ボーイの直筆がみれるノート!(INSIDE BOOK より)
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思っていたような端正できちんとした字!

DAVID HOCKNEY

Written by 慶伊 道彦March 06,2017

David Hockney  60's、70's、80's、

彼はイギリス人なのですが、僕にはどうもアメリカ西海岸人の印象が強いです。
有名なのは、カルフォルニアを拠点にした、"プールのある邸宅"や
何枚ものスナップ写真を貼り合わせて制作する"フォトコラージュ"
60年代のポップアート運動でも知られます。

このインパクトあるグラスは、今、受け受け!
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このようなズトーンとしたワイドパンツもこれからの主流となるか?
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(以上、引用写真です)

彼のカラフルな感覚は、常に5年周期でファッション界に影響を与え続けています。
今年も、いくつかの雑誌で拝見、そろそろ再ブームの兆しかと。

なんと、トレンドメンズ雑誌 "L'UOMO VOGUE" が数ページ割いていましたので
勝手に報告させていただきます。
大体において、この雑誌は、モード色が強く、僕には刺さらないのですが、、、
今回のこの特集には、アッと思わせられました。まさか、雑誌"ポパイ"なのではと?

表紙からして、なんとなくホックニーを思わせる写真
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以下、ポパイ風な味付けのスタイリングをお楽しみください
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ホックニーは他の雑誌でも、ちょくちょく登場!
この色彩感覚がこの春のモードをひっぱるか?
でも、彼!かっこいいですよね  (雑誌THE LAKE )
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Blogger

中野 香織

エッセイスト/服飾史家/
明治大学特任教授

吉田 秀夫

”盆栽自転車” 代表

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”FAIRFAX” TRAD部門ディレクター

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