Written by 慶伊 道彦April 09,2018
"フェリーニに恋して"
ストーリーは、どうってことのないウブな少女の冒険物語なのですが、
フェリーニにとっぷりとはまり込んでいく様は、楽しいです。
実際、ほぼ実話と書いてありましたから。フェリーニ世代でないのに
フェリーニに恋するのは、IVY世代でないのにIVYにかぶれる少年って感もあり?
劇中、フェリーニのカットがふんだんに入ります。
特に、"道" の、主人公に恋したので、何度もでるので、やはりこれは、もう一度
見なくては!って気分にさせられますね。アンソニー・クイーンが超悪な役で登場。
"甘い生活"の、アニタ・エクバーグやそれ風な気分で着飾る女性が色気ムンムン。
大好きなマルチェロ・マストロヤンニなどは、この映画では端役扱い。
という具合に、フェリーニ好きしか、見てはいけない映画でした。
でも、先程も言いましたが、フェリーニ関連をまたみなくっちゃ!
何度見たことやら!!!(内容がややこしいから、すぐに忘れちゃいます)
Written by 慶伊 道彦April 02,2018
ブルーカラー
イエローやキャメルなどを、トレンドカラーとして紹介しましたが、ドッコイ!
王道カラー!ブルーを、忘れてはいやせんかってことで、今回は、ブルータイ!
実際、ネクタイを結ぶ方の多くは、トレンドよりはビジネス好感度を優先(当然)
ですから、ブルータイが、圧倒的にビジネスマンの支持をいただいくのは当然。
まずは、ちょっとカントリータッチな組み合わせから
強いブルーカラーも、ニットタイの持つ陰影が柔らかい印象を
そして、王道、グレンチェックもブルーで
ダンガリーシャツには、このようにメランジ風なタイが合うかと
トレンドのキャメル色も、タイとシャツで、ビジネス味に落とし込み
まだ、少し早いですが、コットンスーツも、タイとシャツをビジネススタイルに
することで、戦闘モードに
こちらは、ややウィークエンド寄りの組み合わせ
グレースーツに、ブルー系のタイ、チーフ、シャツ、
ブルー系で押さえているので、それほど派手にはみえません
ということで、ブルーのVゾーン(タイ、シャツ、チーフ)を、
グレー、ブルー、ブラウン、のスーツに合わせると、イージーで魅力的なスタイルが。
Written by 慶伊 道彦March 26,2018
デッドラインUSA
ハンフリーブガード 主演 / 52年
"マルタの鷹" や "カサブランカ" での男くさい役で知られるハードボイルドスター。
この映画は、最近リリースされたので、早速借りてみました。
役どころは、タフで正義感溢れる新聞編集長。ピッタリ!
おまけに、ギャングとの丁々発止!新聞社の身売り事件!そして離婚の危機!
男にとって大変な3つの事件に直面、どう乗り切っていくのか?
映画って、こう単純だからいいんだと!
ボウタイスタイル、白シャツ、ムジタイ、ハット、、、50's満載
ボウタイの、結びをほどいても、ハードボイルド!
テーマを素直に扱い(監督は、社会派で当時有名なリチャード・ブルックス)
ストーリーをシンプルに余計な脇道に寄らずに、サッと仕上げている所に好感がもてます。
この方が、観客はストーリーの本筋にのめり込めますね。昔は、こんな映画が多かったです。
最近の映画は、わざとじゃないかと思えるくらい、複雑にして映画の楽しみをなくしています。
そう言えば、ハンフリー・ボガードは、誰かに似ていませんか?
そうなんです、東映の "七つの顔を持つ男" シリーズの、片岡千恵蔵!(多羅尾伴内)
いや~顔の大きいところがまさに、瓜二つ!!というか、昔の役者は、顔が大きいです。
大きい顔は、なにか安心させてくれますよね。
(写真は、全て引用写真です)
最近、古い映画が、沢山リリースされています。子供ころの映画、しかも
その頃は、子供は見ない映画を、今!見れるのはうれしい限りです。
Written by 慶伊 道彦March 19,2018
Written by 慶伊 道彦March 12,2018
メンズスタイルに、色が戻ってきました。
特筆すべきは、先々週お話しました "キャメル" "イエロー"
(以上、イタリア、ウィンドウ写真より)
色の復活といえば、真っ先に考えられるのは、"PREPPY"
イエロー、サックス、ピンク、ライトグリーン、オレンジ、、、
80年代に、皆さんも随分と着たことがあるでしょうね。
この辺のテーストをチョイ差し色として取り入れるのも面白いかと考えます。
パンツとまでいかなくても、タイ、チーフ、ベスト、ソックス、ウオッチベルト、、、
これらのどれかにパステルカラーを取り入れる!メンズの楽しみが増えますね。
POLOの真骨頂とも言うべきスタイルでしょうか、下の写真
サックスをベースとして、白とライトグレーンを差し色として取り入れる。
1月号のポパイのスタイルにつながっていますね。
もっともレディースの自由奔放さには、勝てません、、、色という囲気だけでも、
(以上、すべて引用写真です)
Written by 慶伊 道彦March 05,2018
グレートギャツビー / 華麗なるギャツビー
1974年、コッポラ脚本の元、ロバート・レッドフォード、ミア・ファロー、共演で。
メンズの衣装は、ラルフ・ローレン担当。当時、TRADスタイルに革命をもたらした
彼のニュートラディショナルが唸らせてくれます。
また、ニックキャラウェイ役のサム・ウォーターストンがいいんですよね。かッちょいい!!
20代半ばの僕ちゃんは、どうやって取り入れるか、毎日そればかり考えていました。
今と違い、情報は2年ほど遅れていますから、当然メーカーさんも作ってないので。
意欲のあるメーカーもあるにはあったのですが、サイズ感とかなかなか難しくて。
まあ~~それだけ、僕らの組み合わせへの意欲は増したわけです。
パーティ初参加の際の、ネイビー2ボタンブレザー、白のパンツでパーティ感。
白レギュラーカラーにネイビー白のレジメンタルタイが、肝
ギャッツビーの葬儀の際のスタイル、
ネイビー3ピースに、ブラックタイ、カラーピン、
ややロングポイントなオルタネイトストシャツ、IVYが終わり、ニュートラが
このような襟型を運んできました。スーツのラペル幅も広めとなる。
当時のラルフローレンは、カラーピンスタイルが好きでした。30年代に影響を受けたのか
おなじみ、"ターンブル・アッサー"のシャツが、ドレッサーから乱舞するシーン!圧巻!!
パステル3人衆!!!
ピンクの3ピース、ベストは、なんと!今期大ブームのダブルのベストも。
(写真は、全て引用写真です)
この映画!何度見ても飽きません。見るたびに新しい発見がありますので。
Written by 慶伊 道彦February 26,2018
Written by 慶伊 道彦February 19,2018
ジャクリーヌ・ササール
"三月生まれ" 原題 "Nata Di Marzo" '58
TUTAYA発掘品コーナーで、1/10からレンタル開始されたので、早速借りました。
映画からも伺えますが、"三月生まれ"は、イタリアでは気まぐれな性格を指します。
ササールが、この若くて(当時、19才?)奔放な気まぐれ女を熱演!素敵でした。
こんな女性に出会うと、きっと男は(僕も?)いいように振り回されるでしょうか。
映画で、彼女が着用した腰をベルトで結ぶコートは、"ササールコート"と呼ばれ、
大ヒット! ヘプバーンの"サブリナパンツ"を、彷彿。
ササールは、18才でデビュー、"芽生え" '57
フランス人なのですが、イタリア映画に多く出演したため、イタリア人と勘違い
する人が、多かったです。僕も、その一人でした。
あの持って生まれた幼くも怪しい超美貌顔、おまけに当時の女優としては、
スタイルもよく肉感的な魅力もあり、男性の観客を虜に!しかし、30才くらいで、
結婚して引退、その後バッタリ銀幕界から消え去りました。ですから、数本の
映画だけが、彼女を伝えます。
最後の映画は、"女鹿" '68 彼女の29才の映画!
僕も、ササールは、時々気になっていたのですが、上記の理由でDVDを
見ることもなかったのです、今回、TSUTAYAさんのお陰で、彼女を再発見!
他にも3本!借りてみました。
なんとまあ~~、いい女なのでしょうか!あらためてuuuu~~nn
"激しい季節" '59
僕が、ササールに恋したのは、およそ60年前!小6の時。
アランドロン主演の "お嬢さまお手をやわらかに" でした。'59
三人娘、ミレーヌ・ドモンジョ、パスカル・プチ、そしてジャクリーヌ・ササール
いや~小学生のあたいにも、可愛くて可愛くて、ドロンがかっこよくカッコよくて。
その晩は、寝れませんでした、なんて~~
"ACCIDENT" "できごと" '67
ごく簡単に言うと中年の教授二人が、若い生徒に振り回されるストーリーなのですが
これがまた、ハマるのです。(僕も振り回される?)
教授、二人のスタイルがいいんですよ。かっこいいです、昔の男。
ダーク・ボガード、スタンリー・ベイカー、
(以上、全て引用写真です)
監督は、ジョセフ・ロージー
アメリカ人なのですが、なぜかフランス映画を!
"唇からナイフ" "暗殺者のメロディ" など、素敵なフランス映画を監督しました。
Written by 慶伊 道彦February 13,2018
Written by 慶伊 道彦February 05,2018