Written by 慶伊 道彦 June 03,2013
ゴールドストリート / ウォール街界隈(ファイナンシャル地区)
まさに最近の株価乱高下の中、きっとこのエリアの方々は忙しいでしょうね。名前もそのもの!GOLD street! スゴイ通りの名前ですね。(東京だと金座通り?)
今回、ディナー後の最初のカクテルに立ち寄ったの が、Thompson Hotel (お洒落、ブティック.スタイル.ホテル)系列が、2008年にオープンしたGild Hall ホテル。
その中の ワイン.ラウンジ、”La Soffitta” 此処は、お洒落なメンズ.ハンティング.ロッ風、内装のGild Hall Hotel の入り口から、壁面の本棚を横目に、吹き抜け階段 を上がると、ボーイズクラブ風な居心地の良いレザー張りのソファーやチェアーが配置されたスペースになってる。各テーブルの長いキャンドルが、ワ インと共に暖かく包み込んでくれる、一寸したリッ チさが良い。
階下には、同経営者のイタリアン/トスカニー料理 レストラン、”Felice” が在る。
今回此処で、食事はしな かったが、程々に混んでてて、コージーな暖かみを感じ、
Welcomeの様で、よさげに見えた。
此の界隈は、ウォールストリートの3ブロック北側 に位置し、まずはビジネス客にしか
メリットはないエリア。しかし、ビジネス滞 在以外で使用したとしても、今のマンハッタンのホ テル料金の比較上、穴場かも知れない。
(なにせ、最近のNYのホテル料金ときたら、とんでもなく高い!)
9/11のワー ルドトレードセンター崩壊後、低迷してたファイ ナンシャル地区の不動産に目をつけたディベロッ パー達が、再開発に乗り出してるエリアでもある。超高級マンションが、今、建築の真っ最中。投資家が群がっているみたいです。(いかがでっか?)
新聞情報によると、中国人などアジア人も沢山物件を物色中らしいですね、ヤレヤレ、、
そう言った株やさんの好みとは、ちょっと外れますが、Wall Streetの古き良き時代のビルの名残りを感じなが ら、迷路の様な小路を散策してると、(実になんとなく昔々に帰るような雰囲気のある街。ウディアレンの回想場面に使うような、、、)
米国の好景気 に湧いた1920~30年代の華麗なるギャツビー時代にタ イムトリップした様な感も有りだった。そういった香りのある小径がGOOD!そんな場所もあるんでっせ。
GILD HALL HOTEL
因に、Gild Hall Hotelのユニフォーム(男女共)のデザ インは、Steven Alan(セレクトショップの仕掛人 & デザ イナー)が手掛けてる。Thompson Hotel系は、ダウンタウ ンのトライベッカ地区にも、翌年2009年、ブティッ クホテルのSMYTH Tribecaを、既にオープンしてる。
FELICE
JAZZ ブームが、再び!
僕は今回行ってませんが、ハーレムに脚光が。ジャズエージが戻ってきているからです。
ギャッツビーの話の中でもしましたが、今、アメリカは好景気が戻りつつあり、当然自信を取り戻しつつあります。そこで古いアメリカ文化の見直し再登場となるわけです。
ニューヨークタイムズの切り抜き記事より~
Written by 慶伊 道彦 May 27,2013
BROOKLY,NY / ブルックリン
昨年の秋、紹介した”WYTHE HOTEL”
WYTHE Av.の先駆者的仕掛け人でありアイコンでもあるAndrewTarlowが昨年春に仕掛けたホテルですが、いよいよ、人気沸騰か!1Fのロビー横のレストラン&BARは真っ昼間から満員、待ち待ち状態。
ヤレヤレってことで、中の雰囲気だけでもとチョイト入店。
店員さんもバーテンダーさんもとてもオシャレにキメキメ。(ブルックリン風にですよ~)
ホームメイド調の店内インテリアもふくめて素敵なお店でした。
次回、行くとしたら朝1、10時~。夕1,4時~。とかでしょうね。
下段の写真、青空の下の古ぼけたビル、これがWYTHE HOTEL です。意外というか、ブルックリンらしいと言うべきか。
同じ通りに、サーフショップ”Pilgrim”があり、その先にレストラン”ISA”があります。
ここも、WYTHEホテル同様、この通りの双璧、看板ともいえる店。
ウイリアムズバーグらしいナチュラル感覚な建物や内装。
オーガニックトマトのパスタとハーブティをいただきやんした。
一応、ココのウリはピッザ。竈に薪のスタイル。おいしそ~~う
この通りは、リバー沿いに走っているので、コーナーコーナーの隙間から
リバーが覗き、その青さと空の青さに白い雲(当日は風の無い素敵な天気)、
歴史ある古い煙突や給水塔がニョッキと立ち、それらが一体となって
ウイリアムズバーグの開放感を満喫させてくれます。
”DINER”
同じウイリアムズバーグとはいえイーストリバーサイド(つまり場末?)まで行くと、
それまでのオシャレな雰囲気はなくなりややダークなイメージとなります。
(中目黒川サイドから井の頭線ガード下に?)
もっとも、歴史的にはこちらが先輩ということで。ブルックリン橋の麓ですし。
ある意味、”DINER”もウイリアムズバーグ地区の知名度アップには貢献しています。
その名の通り、大通りの角に鎮座する代表的ダイナーのスタイルです。
多分、以前はトラックの運転手などの食事の面倒をみていたのでしょうか。
今では、すっかり客層もかわり、観光客や僕のような一見さんも目立ちます。
それでも、渋い面影は残っていますよ。お隣には、同じ経営者によるレストランもあり、
元祖WYTHE村ってとこかな?
”Marlow & Sons” オーガニックな考え方による、野菜や牛肉をうりの店。
やはり、わざとでしょうが店内は場末なムードを醸しだしていました。
こういったブルックリンの原点を見ることで、今のウイリアムズバーグの発展が
読めてくるんです。ヤッピーちゃんは、それをスッ飛ばして簡略して流行りエリアだけいくから、底が軽い感じがしますし、また、すぐにブームは終わってその後にはなにも残らないのです。(ぺんぺん草)
ヤッパ!よい食事の後のジ~ンとした余韻、そんな感覚かな? チャンチャン
Written by 慶伊 道彦 May 20,2013
ムナモトクラブ ’13 f&w 商談会のスタイルから~
1: ネイビーブレザー、黒×白のギンガムチェックのシャーツ、ネイビー地のBIGクレスト
(まだクレスト?とお思いでしょうが、これで締めると、ムシロ新鮮なVゾーン!)
2: ベージュのリネンスーツ、白のボタンダウン、ネイビーのニットタイ、白リネンのチーフ
(白をうまく使ってる、良い例です)
3: ウィンドゥーペインのリネンジャケット、ブルーのイングリッシュカラーシャーツ、
焦げ茶のシャンタン地ストライプタイ、白リネンベスト、ブルーリネンのチーフ
(リネン素材を組み合わせ、白がわずかでも入ることで、涼しい気分が!)
4: 流行りのブルージャケットセミピークラベル、ダンガリーシャーツ、
シルクの迷彩柄タイ、白リネンチーフ
(ダンガリーでイタリアンになりすぎを押さえています)
5: カーキーチノのスーツ、マルチなギンガムチェックシャーツ、
ブルーのシャンタン地ストライプタイ、ブルーのシルクペーズリーチーフ
(きれいなブルーを生かした色合わせ、コットンスーツにシルクのチーフ)
6: ライトグレーサマーウールスーツ、花柄シャーツ、コットンバティックプリントタイ、
白のコットンベスト、赤のコットンチェックチーフ
(全体にライトカラーを使い、初夏を先取り感)
7: 明紺のシャツジャケットメタルボタン、イエローギンガムのタブカラーシャーツ、
シルクコットンのタータンチェックタイ、ブルーのバンダナチーフ
(ラギット感満載をシルク入りタイとタブカラーが締める)
8: ブルーのサマーブレザー、ロンドンストタブカラーシャーツ、シルクペーズリータイ、
コットンタータンのベスト、水玉のコットンチーフ
(ロンストとシルクペーズリー!英国調の王道をうまく差し込んでいる)
9: グレーウーステッドスーツ、フラワープリントシャーツ、赤のニットタイ、
ライトグレーニットベスト、グレーのコットンチーフ
(定番のスーツにあえてカジュアルシャーツ、赤タイと共にリラックス感)
4月のNY.出張のウィンドウで一番気に入ったLADYSのディスプレィが、以下の写真です。ミニマム&ロマンチックなんだけど、少女時代の初々しさも持ち合わせている、そんな所ですかね。そぎ落とした感じが多崎くん好み?!
Made in USA
古いアメリカの織機やハンドメイドを使った、USA仕様が今、旬を迎えています。
人生って、忘れ去られる瞬間に目覚めがはじまるのです。
ハイテクなアメリカの逆側からのアプローチが新鮮です。
Written by 慶伊 道彦 May 13,2013
NY. 今回は話題のニューショップのみの紹介をいたします。TRADの復活やギャッツビー映画公開等、アメリカンスタイルが復活している今、メンズのお店は沢山できています。
なんと言っても話題は、と言っても僕には新しさは感じなかったですが、とにかく話題!
”YORK STREET”
BLEEKER ST.に、J.PRESSのニュースタイルショップが出来ました。どちらかというと、IVYというよりプレッピー寄りの構成です。今風一般ピープル用TRADの店?
ブリーカーストリートでも、地図ではかなり下の方に位置していますので、つまり一般客対応の店?勿論、小物などフェチで面白いものも多数あり見所もあります。
JPRESSの創業当時の古い写真なども拝めますし。
そういったストーリーに興味のある方にはよいのでは。
同じストリートに僕の好きなRRLラルフローレン店があります。この店のスタイルは本店にもなく、唯一30年代以降のスタイリングを強く意識していますので、いつも非常に勉強になります。僕がもっともお気に入りの店です。
”CARSON STREET CLOTHIERS”
CROSBY ST.に、新しいメンズショップ。この通りは、サタデーズもあり、表通りから一本なかに入っている分だけちょっと文化の香りがします。
店の造りは非常に洗練されていますが、品揃いはまだまだオタク的な素人くささで、僕にはイマイチに思えましたが、当日も雑誌の取材中でしたから一応には話題にはなっているのでしょう。アメリカ人が憧れるイングリッシュスタイルをオブラートさせています。
ちょっと大人風コンテンポラリーなアメリカンイングリッシュスタイルの店。
同じSOHOの隣のストリートにある、ODINは、前回も紹介しましたが非常に品揃いもよく洗練された店です。好きな店ですね。トムブラウンでもエンジニアガーメントでもなんでももって来い!こなしてみせまっせ!って感じ。NYラギッドトラッドの旬な店。
東京でもウケそうなレベルの高い店です。
CADET EASTVILLAGE店
ミリタリールックをベースにして手作り風ワークウェアの店。でもカジュアルな店ではなく、よりドレッシーな感覚を大切にしている感じ。帰ってからホームページをみると、名前の由来か士官学校からのインスピレーションを感じる。
BY ROBERT JAMES
イーストヴィレッジでも外れの外れ、オーチャードストリートの遙か下の方に位置する。
ジョージハリソンやロックにインスパイヤされたややデザインされた服。ちょっとロンドンをニューヨークで感じさせるメンズショップ。
Written by 慶伊 道彦 May 07,2013
Brooklyn,NY.
4月初め、当日はこの時期には珍しく穏やかな良い天気で、半日のウイリアムズバーグ徘徊が強行出張の合間の良い一服となりました。
ブルックリンはマンハッタンと違い、高い建物も少なく空き地も所々あるので、街を歩いていても圧迫感がなくリラックスな気分になれます。
ここのところ、投資用としてかコンドミニアムなどが建ってきていて、それらはやや高い建物ですが、マンハッタンと比べれば、、、ね。
今回は、メンズショップの紹介をします。
H.W.Carter and Sons
1859年創業ですから、150年以上も歴史あるワークウェアブランドのアンテナショップ。
今、ウイリアムズバーグでは一番アメリカンスタイルがこなれた店でしょう。
なんとなく80年代のプレッピーショップを彷彿、ハマトラの香りもしますし。
実際、店員さんもポロシャツにバンダナ、赤い湘ちゃんボーをかぶり、似合っています。
自社ブランドのワークウェアは勿論そろっていますが、オルチ、トムブラウン、オールデン、、、などアメリカデザイナーブランドをミックスさせ、しっかりラギットTRADしています。なかなかよい店でしたよ。
Pilgrim Surf & Supply
この店は、サーフボードやその関連商品で50%以上占めているせいもあり、
上記の店よりはもっと湘南っぽい香りがします。
トートバックが充実、小から大まで、Tシャーツや半パンツもチョイスがサーファーっぽくてGOOD!
マンハッタンのサタディーズよりは、品揃いが充実していましたよ。ナイスショップ!
bird
ブルックリンに3店舗もっているセレクトショップ。
メンズ:レディスが、3:7といったところかな?
当然ですが、ブルックリンらしい都市の周辺でゆっくりライフスタイルを持つ女性のリラックスなオケージョンにピッタリ。メンズは、意外とNEW TRADな品揃い。
Hollande & Lexer
すべてオリジナルで、ブルージーな音楽と連動したセンス?独特なミニマムさやナチュラル感。店内もオリジナルの香りで満たされていました。せまい客層を狙った店。
Hickoree's
当初、日本の綿生地を使ったバンダナやネクタイでヒットを飛ばしたメーカーのショップ。
藍染めやデニムといったナチュラル、オーガニックな雰囲気をうる店でした。
今年も都会は、サーファー&マリーン。 (海でやったらおしまいですよ~)
街に溢れる、また溢れていても気にならない、横横ボーダー柄。いろんなデザイナーものから、ユニクロっぽいものまで様々。 (本人だけが知ってる秘密な値段?笑)
写真は、ニューヨークタイムスのスタイルページからと、雑誌。
Written by 慶伊 道彦 April 30,2013
The Great Gatsby
ニューヨークのブルックスブラザーズ店が、4月15日から、新作映画"GATSBY"に乗っかったタイアップ/セールスキャンペーンを開始しています。(東京は、5月中?)
今回のギャッツビーは、ブルックスブラザーズ担当みたいですよ~~
映画の日本公開は、6月後半らしいですが、NYでは、様々なイベントが催され賑わうみたいです。スコットフィッツジェラルドは、アメリカを代表する作家ですし時代背景も、ローリング20's という多くの影響を残していますから、賑わうのは当然ですよね。
THE PLAZA HOTEL's "GATSBY" tie-ins
NYのPLAZAホテルが、ギャッツビー/ タイアップのプロモーションを開始。
勿論、部屋は20年代のギャッツビー仕様、他にもBARやLOUNGはJAZZageの雰囲気を、またホテルマンのスタイルまでもが当時のとのこと!
やるね~~アメリカチャンチャンも。
僕も、キャロウェイ様を同伴してホテルに滞在。 なんてU~~unn マンダム
さて、僕達がこの映画を見れるのは6月になってからですが、レオ様が前作POLO+ロバートレッドフォードという強敵を越えられるかどうか、結果なんてわかってはいますが楽しみなところです。ニック同士の戦いも同様にネ!
(以上、引用写真)
スターバックスの新戦略店! ニコタマ住宅街に出現!
ワインやビールなどアルコールも飲めるスタイルの店です。 既存店とは全然違うタイプのようですね。これからの実験店舗なのでしょうか?
とにかく、コーヒーも2種類。 ハンドドリップ、クローバー(このマシーンは世界で9台しかないようですよ)。5~10分待ちの本格的コーヒー。パンだって店内焼き!ワァォ~~
看板ロゴや店員さんのユニフォームもさりげなく新鮮。日本でデビュー当時はサザビータイプの可愛い店員さんばかりでしたね。あんな感じの~。近くにあればうれしい店です。
Written by 慶伊 道彦 April 22,2013
今週は、頭と顎髭の話から:
昨年春頃から目立って増えてきたのが、ボウズ頭もしくは、超刈り上げリーゼント君。
これにプラスされるのが、Beardつまり顎髭それもまっこと濃い濃い!やつ。
僕もマネをしたのですが、あの濃さはちょっと普通の日本人ではむりですかね。
(ジョージクルーニーもやってまんがな~~)
ただあご髭顔には、雰囲気が出ていますよね。40~50年代のアメリカの古き良き時代を感じさせる。多分に今、またそういったスタイルを求める気分なのでしょうか。ブルーグラス的な音楽とワークウェアの掛け合わせってところでしょうか?勿論、都会流に!
時代の変化もあります。ウォール街一辺倒の時代をITが崩しました。それが引き金か
本来、ブルーカラー的な職業(例えば、修理工、コーヒー屋、都会へ出荷の農家、フリースタイル、、、)こういった仕事に充実を感じ、新しい価値観、ライフスタイルを目指す人が増えてきました。 これがウイリアムズバーグ的LIFEスタイル!?
当然、スーツにネクタイという服装ではなく、ラギットなワークウェアもしくは湘南的マリーンルックがはまりますよね。髪型や顎髭はそういった背景から出てきたのではと、僕ちゃん僕ちん僕やん僕んちはかんがえます。
ウイリアムズバーグのメンズショップの店員さんで多く見られたのが、リーゼント刈り上げ君に、ナントなんと赤い!ニットキャップ、冬物よりは薄手ですがウール。(赤だからいいのです)
それにシャーツにコットンタイやポロにバンダナで春の装いを。パンツは勿論ご用達チノパン巻き巻き君。
ちょうど、30年程前の一世を風靡したボートハウスの湘南ボー!ってとこかな。
ちょこっと海の香りを感じさせるのが、またいいのでしょうか。
(その写真はないのですが、下の写真でイメージしてください、難しいでしょうが)
以下の写真は、かなり違うイメージですが、写真がないよりはわかりやすいかと。笑
そう言えば、イチロー選手の今年の髪型も近いですね。うっすらと顎髭もあり。カッコイイです!MVPの暁には、是非赤いニットキャップを!
第二弾! (と言うくらい気張ることでもないですが、、、)
”シャイニング” から、もう一つお話を。
助演の坊やがいいんですよね~~勿論、演技もですが服装がGOOD。
この映画、設定がコロラドの雪山が設定で、主人公も無職の作家志望の中年。したがって出演者の服装は、田舎町のダサいカジュアルスタイルで通しています。
しかし、坊っちゃんだけは、各シーン毎服装が違い(もしかして何か意味あるのかも?
春樹先生なら分かるかな?) それが、なかなかキュートなのです。
ニコルソン映画では、”チャイナタウン”、Rポランスキー監督はニコルソンのスーツの背中のディティールにこだわり、毎シーン、背広を取り替え背中で演技させました。
だから服装にはとても意味あるんですよ!
キューブリックのこだわりぶりも、そんなこんなで随所で窺えます。楽しんでください。
Written by 慶伊 道彦 April 15,2013
NY滞在中に映画を1本!ちょうど封切日初日でラッキー!
これがまた、スゴイ映画で。インテリジェンス溢れるオタク的なドキュメンタリー映画。
スタンリーキュービック監督のあの名作ホラー” The Shining " シャイニング
怪優ジャックニコルソンが斧でぶち破ったドアから顔をのぞかせるシーン、例の映画。
僕も多分2~3回は見たとは思うのですが、この映画をここまで分析するオタッキーがアメリカにいたとは驚きです。映画は、ずーっとキュービックのアシスタントを務めていた、
Mr.Rodney Ascher が、同作をコマ送りや逆回しにして意図や謎を分析する映画
" ROOM237 "
日本公開の暁にはもう一度見るつもりですが(なにせ英語ですから???)
早速、TーレンタルでSHININGを見ました。ウムウム、、、デレデレ、、、
(皆さんも、早めにSHINING見直しておいたほうがいいですよ。公開になれば、レンタルはまず無理でしょうから。コレクター君は別ですがね、、、笑)
VIDEO
映画内には、当然この名作を好きであろう、ロドニー監督やプロデューサーのティムの見解が入ってない。その理由については「まず、最初にあるスタイルを確立したんだ。それは、映画内に隠された意図をひも解いていく過程で、すぐに『シャイニング』に詳しい5人のエキスパートたちの顔(クロースアップ)に戻ることはせずに、あえて映像を通して彼らの言葉を説明するスタイルに集中したんだ。その中には(隠された意図や謎に関して)説得力のある見解もあれば、(観客を納得させるためには)難しい個人的な意見に近いものもあった。その中で、僕らは彼ら5人の見解をナレーションとしてボイスレコーダーに録音して、それらを送ってもらっているうちに、いつの間にか彼らの見解を中心に描くことになっていて、僕らの見解は外れていったんだよ」とロドニー監督が答えた。
原作者スティーヴン・キングは、スタンリー・キューブリック監督が製作した『シャイニング』を嫌っていたのは有名な話で、原作「シャイニング」を1997年にテレビ映画として自ら製作したこともあったが、彼にはアプローチしたのだろうか。
「この映画を製作する中で、おそらく8か月近くアイデアを出し合ったが、最初からフィルムメイカーや関係者の手を離れて、何が観客の心の中でチェーン・リアクションのように起きていったかを描きたかったために、スティーヴン・キングや映画関係者とは、できれば話さない方が良いと思っていたんだ。
ちなみに、映画『シャイニング』の冒頭部分でジャック・ニコルソン演じる主人公ジャック・トランスの車は、黄色のフォルクスワーゲンだが、原作では赤のフォルクスワーゲンで、
さらに映画内の後半で、赤のフォルクスワーゲンが事故にあったシーンが映し出されているため、スティーヴン・キングのアイデアは使用しないという意図を感じたスティーヴン・キングは、この映像に大激怒したそうだ。
映画は、5人のエキスパートが詳細な分析を繰り広げ、その中にはコロラドで起きた原住民インディアンの大虐殺に関連した背景にある展示物、それぞれの場所で数字が示す意味合い、さらにスタンリー・キューブリックの詳細なリサーチの過程も描かれ、まさにキューブリックファンには、絶対に見逃すことのできない作品に仕上がっている。
ーー(取材・文・細木信宏)より抜粋ーー
今年のトレンドカラー: RED / 赤
映画内で赤をたっぷり味わえます。意外と色とかシルエットとか様々な事で、因果関係というものがあるのでしょうか? 後になってからしか分からないことですが。
Written by 慶伊 道彦 April 08,2013
NY ニューヨーク レポート
今週はアンカーマンのタイドアップスタイルから、ピックアップしてみました。
パープルカラー: 昨年までは、ブルー系が圧倒的でしたが(やはりオバマ大統領の影響でしょうか)、今春は淡いパープルが台頭してきました。ブルーよりは、ちょっと優しくエレガントに見えるのでしょうか。多くの方に見られました。
勿論、ブルーはストロングカラー!多くニューヨーカーが好みます。紺スーツの流行共々、今年のメインカラーであることは間違いないです。
なかなかオシャレなコーディネイトの方もいらっしゃいます。スモールチェックやストライプのシャツにやや大きめの小紋柄、ギンガム柄などアンカーマンでは珍しいですが。
Written by 慶伊 道彦 April 02,2013
ROBERT FRANK
彼の製作したフィルム "PULL MY DAISY"
(なぜかこのビデオの題名は"BEAT GENERATION"で、イタリア語となっていますが?)
脚本はジャックケルアックでギンズバーグなど名うてのビート派が出演。
冒頭のANITA ELLISが歌うJAZZのバックミュージックもいかしています。
60年代、当時まだ若かった頃のBEAT派の仕草やおしゃべり、
そして今では失われたニューヨーク、イーストヴィレッジ界隈の部屋などが味わえます。
皆さんには申し訳ないのですが、きれいな画像でみたく(Uチューブでなく)、
DVDを買ってしまいました。
皆さんには画像はあまり良いとはいえませんが、ちょっとだけ感じてもらえれば、、、。
Watch Pull My Daisy in エンターテイメント | View More Free Videos Online at Veoh.com
(引用です)
ロバート・フランクは1924年スイスのチューリヒ生まれです。
40年代前半から多くのスイス人写真家のスタジオで働く。1946年に手作りの初写真集"40 Fotos"を制作。
1947年、23歳のときにアメリカに移民。"ハーパース・バザー"誌で主に商品の写真を
撮影しています。
1951年には"ライフ"誌の若手写真家コンテストで入賞し、
1953年以降はファッション写真をやめフリーのフォトジャーナリストとして"ライフ"、"フォーチュン"、"ニューヨークタイムズ""U.S. カメラ"などに写真を提供しています。
1955年から1956年にかけて、アメリカ各地を約30州を旅行し、フィルム767本を使用し市民の現実の生活を撮影しています。
1958年の5月15日に "Les Americains" としてフランスから刊行されます。
"THE AMERICANS"アメリカ版はテキスト部分は全て取り除かれジャック・ケルアックの序文のみとなり、写真の左側対面ページは撮影場所を表示したキャプションのみが表示されます。当時のアメリカは黄金の50年代と呼ばれ、
中流階級が形成されアメリカン・ドリームの夢に国民は酔っていました。スイスからの移民者の目で、ありのままの現実のアメリカを撮影した一連のイメージはアメリカ人が抱いていた国のイメージとかけ離れていました。
発表時は"反アメリカ的"と酷評されました。
当時は雑誌"ライフ"や"ルック" など社会や人間の現実の描写を重要視するフォト・ジャーナリスト的写真が主流でした。
その中で個人の主観的な視点で表現したフランクの写真は画期的で、その後の写真家に大きな影響を与えることになります。
"アメリカ人"発表後は主に16ミリ映画の製作に専念しています。
映画製作の合間にポラロイドカメラでモノクロ写真の撮影を行なっており、
1980年代後半からファッション写真の撮影をポラロイドで行ない、コムデ・ギャルソンの雑誌"SIX"、ロメオ・ジリなどを手掛けています。
== ART PHOTO SITE より抜粋 ==
(引用です)